JABITTの WONDERLAND YG-AKIRAの映画評論 旧掲示板「アパートの鍵貸します」 |
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1999年 フランス・スペイン おすすめ度(10点満点) ★★★★★ Director ロマン・ポランスキー Cast ジョニー・デップ フランク・ランジェラ レナ・オリン エマニュエル・セイナー バーバラ・ジェフォード ジャック・テイラー 短評 最後、闇の世界を開き自らが闇の力を得ようと企む秘密結社が一掃され、一件落着と思いきや、闇の神ルシファーが現れる。途中の登場人物から予想できることではあるがこの展開には満足。闇へのカギとなる「九つの扉」の一つに描かれる全裸の女と同じ顔である。セイナーは全裸でデップ扮する本の探偵と交わり、最後の儀式をやり遂げ、闇の扉が開かれ・・・。悪魔の古書が持つオカルトミステリー的なイメージを火を多用することによって見事に表している。ただ、あくまで探偵であるデップの演技が格好良くもシリアスに演じているから。それにしてもセイナーはポランスキーのヒロイン。彼女にデップとのあんな演技を自分の目の前でよくさせるよ。この辺も映画人の徹する姿として拍手を送るべきなのか。 1996年 アメリカ おすすめ度(10点満点) ★★★★★ Director トム・シャドヤック Cast エディ・マーフィ ジェイダ・ビンケット ジェームズ・コバーン ラリー・ミラー デイブ・チャッペル ジョン・エルス 短評 デブに悩むクランプ教授(E.マーフィ)の開発した痩せ薬。薬によって変身した時は見た目が変わるだけでなく、ホルモンバランスが崩れて、E.マーフィ元来のお下劣キャラクターになるという発想はおもろかった。確かにはちゃめちゃコメディではあるが、肥満に悩むクランプ教授の繊細な内面もそこそこ描けていたと思う。薬の効き目が切れ、突然たらこ唇に変化した姿や、声色がころころ変わり失調した姿を見た後も、バディ・ラブ(E.マーフィ)に起こっている異変に気付かない、無頓着で鈍いカーラ(J.ビンケット)の行動は納得できない。だが一方で、おデブのクランプ教授に見せる優しさだけは認めざるを得ない。また、意外と良かったのは教育、学術成果よりも金にこだわるリッチモンド学部長(L.ミラー)の存在。学部長の単純でお馬鹿な行動が欠かせない。 2000年 アメリカ おすすめ度(10点満点) ★★★ Director ピーター・シーガル Cast エディ・マーフィ ジャネット・ジャクソン ラリー・ミラー ジョン・エルス ジェイマル・ミクソン リチャード・ギャント 短評 痩せ薬に続いて、若返りの薬。薬は違ってもテーマは前回と一緒で目新しさも全くない。前回のはまだ良かったが、今回のはだめだ。単にエディが何役もこなしてるというだけ。前回のヒロインと違ってジャクソンもなんでクランプ家にくっついてんの。どこがいいのと言いたくなる。前回は何とかヒロインの気持ちも理解できたが・・・。終わり。 |