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2001年
フランス
おすすめ度(10点満点) ★★★★★
Director アリエル・ゼトゥン
Cast YAMAKASI マエル・カモウン ブリュノ・フランデル アフィダ・ターリ
短評
YAMAKASIの身体能力は素晴らしい。ビルをスパイダーマンのように登れるのには驚いた。7人という数字にこだわり、キャラクター、得意技を最初に見せてくれたが、以後、得意技が生かされることはなく、トランポリンはなんの為に見せられたんだと考えてしまう。日本でも東京タワーによじ登れば捕まるのだ。違法にビル登りを行い、警察に追っかけられながら、迷惑をかけているのではないと自負している集団であったが、なんと子供の命を助けるためとはいえ、泥棒を働きおった。悪政府官僚の指摘など、正当化のためにいくつかの事項を挙げてはいたが、説得材料としては非常に弱い。一方、芸術品を盗みに入った女性の家の中でフランス警察の探索、YAMAKASIの逃げ隠れのシーンでかかるカルメンのハパネラ、これがまたコミカルな泥棒シーンに良くあうことを認識した。
1974年
アメリカ
おすすめ度(10点満点) ★★★
Director メル・ブルックス
Cast ジーン・ワイルダー ピーター・ボイル マーティ・フェルドマン マデリーン・カーン クロリス・リーチマン テリー・ガー ケネス・マース ジーン・ハックマン
短評
あの有名なフランケンシュタイン博士を曽祖父に持つジーン・ワイルダー演じるフランケンシュタインの話。医大講師からフランケンシュタインの遺言により家督を継がなければならなくなり祖父の家に戻ることになる。世間の悪評から祖父の業を嫌っていた彼がモンスター創造実験記録を読み、自分も実験してみたいと思う。処刑された大男の遺体を墓地から盗み、家僕に命じ研究所から盗み出した頭脳でモンスターを作りあげた。しかーし、家僕の盗んだ頭脳は精神異常者のもの。ここからどたばたコメディとなる。モンスターが逃げ出した先のハックマン演じる盲目の男の家でのやりとりはコテコテのおとぼけコメディーだが、モンスターがキュートでなかなか良かった。研究成果発表でモンスターと共に踊る博士のタップも突飛。最後フランケンシュタインのフィアンセが簡単にモンスターの強さに惹かれ簡単に関係してしまうのもコメディにつきものの下ネタ。そしてモンスターに、フランケンシュタインは自分の頭脳の一部を移植する代わりに彼に求めたものは精力だったという締めくくり。白黒画像であることが、リアルさを出さずコメディに好影響。