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月のひつじ

2000年

オーストラリア

おすすめ度(10点満点) ★★★★★★★

Director ロブ・シッチ

Cast   サム・ニール  ケヴィン・ハリントン  トム・ロング  パトリック・ウォーバートン  ジュヌヴィエーヴ・ムーイ  テイラー・ケイン  ビル・ブラウン  ロイ・ビリング  エリザ・ソニート  アンドリュー・S・ギルバート

短評

宇宙から届く電波を観測する電波望遠鏡。電波に乗ってやってくる情報を解析できる技術が、人類の新しい1歩、アポロ11号による人類初の月面着陸映像生中継という興奮をもたらす。TV等の電波とは違い、電離層を突き抜けてくる電波は微弱。そのために巨大パラボラアンテナが必要で、建設地もおのずと空気の薄い高地か空気の澄んだバークスのような田舎町ということになる。アポロの打ち上げが遅れたため、月面映像の電波はオーストラリア、バークスのディッシュ(パラボラアンテナ)により受信することになる。責任ある事業を任されたによって、羊しかいないような町がたちまち注目を浴び大騒ぎとなる騒動を描く。アメリカや豪首相(B.ブラウン)からのプレッシャーに対し、バークス町長ボブ(R.ビリング)、天文台所長クリフ(S.ニール)、所員ロス(K.ハビントン)等が停電によりアポロ軌道を見失ったり、強風によるディッシュ倒壊の危機を乗り越えていく姿を羊の街ならではのほのぼのした面を交えながら描く。だからといって緊迫感が無いわけではなく、NASAからの出張者アル(P.ウォーバートン)への反発など、のんびりしたオーストラリア気質との確執など上手い描写が見られる。しかし、一つの大きな目的(事業)を成しえていくチームワークというか、困難に立ち向かうことに感動できる映画である。バークス天文台所員とアルの間に生まれる協力関係。人類の記念すべき一歩にはバークスの町だけではなく、電波の先にはアメリカ、さらには月面のアポロ11号乗組員とも繋がっている。特に言いたいのは、プロジェクトを支えた人々を称えたロマンだけでなく、人物を一人一人どこか牧歌的に描きこんでいる。晩熟なグレン(T.ロング)が、差し入れを持ってくるジャニーン(E.ソニート)を金曜日のデートに誘うシーンなんて60m以上のディッシュをバックにロマンチックである。電波望遠鏡というハイテクと田舎の自然が上手くかみ合った背景なのだ。