JABITTの WONDERLAND YG-AKIRAの映画評論 旧掲示板「アパートの鍵貸します」 |
Canada バンクーバー 2002 年 4 月 29 日 〜 5 月 6 日 初日 関西国際空港からバンクーバー国際空港までエアーカナダ航空/ANA共同 AC36 便で出発。19時出発で、バンクーバーには同日10時着。飛行機の中で観た映画は『ゴーストバスターズ』。ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド出演のあの映画を「なんでまた今頃」と思ったのだが、眠気と闘いながら観た。しかし覚えているのはこれだけ。他の映画は眠ってしまったために観ることが出来なかった。 バンクーバーにはついたが、ホストファミリーはお仕事で3時にならないと帰ってこないということで迎えに来てくれた旅行会社の人にとりあえず、営業所に連れて行ってもらう。営業所はウエスト・ジョージア通りにある。バンクーバー市内の交通事情やマナーなど簡単な説明を聴いた後、ぷらっと2時間位歩いて回った。隣のアルバーニー通りには、巨泉のOKギフトショップやアイスホッケーのお店ノース・ポールがある。結局お土産にバンクーバー・カナックスのホッケー・スティックやパック(お土産用で40cm程度のもの)を買ったのだが、今にして思えば、ここで買っておいても良かった。サーロー通りにはサーモン・ビレッジがある。ここではお土産を買って帰る約束だったので、日本への宅配を念頭に早くも買っておくことにした。しかし、発送に50ドル位かかるということで宅配は止めてホストファミリーに帰るまで冷蔵庫で保存してもらうことにした。旅行中のレート 1 カナダドル=約 91 円。4,5千円ケチったことになる。日本に帰って食べたインディアン・キャンディはメイプルシロップとコショウで味付けされたサーモンで、上手いです。お勧めです。 今回お世話になるお家はノース・バンクーバーにある。車で送ってもらった。スタンレー・パークとノース・ショアを結ぶライオンズ・ゲート・ブリッジを通りお家へ。北にサイプレス・ボウル等の山々を背景としてとてもいいところです。いよいよ家に到着。バリーとアイリーン、子供のベン、ミッチが出迎えてくれた。 毎日の出発、到着地となるバス停。 夕食は簡単な祈りで始まった。お米である。日本で言うところのチャーハンでしょうか。チキンやビーフ等ボリュームが凄い。茄子が入った料理は変わっていた。食べたことのない味付けであった。 バンクーバーは夕方9時位まで明るい。夕食後、ベンの少年野球があるということで一緒に見に行った。お父さんも参加して子供に野球を教えていた。街を観光している時に、3、4歳の子の子守で、ジュニアハイスクール位のお兄ちゃんお姉ちゃんがバスで街に連れて行っている光景を良く目にした。カナダの人の家族が凄く温かく感じた。 バリー自ら子供のためにピッチャーをつとめる。 2 日目 北に広がる山々に行くことにした。バンクーバーは交通網が発達していて非常に便利だった。どこでもバスで行けるし、スカイトレインやシーバスも乗り継ぎがスムーズに出来る。1日乗り放題(スカイトレインやシーバスもこれで乗れる)のDAYPASSを8ドルで買った。DAYPASSはセブンイレブンなどコンビニで買うことが出来る。ビクトリアに行った日を除きずっとこのパスで出歩いた。月日を自分でスクラッチするようになっている。この日は「APR」と「30」のところのシルバーを剥がす。バスでキャピラノ峡谷公園を目指す。この辺りで有名なのがキャピラノ吊橋で、1889年にスコットランド人の開拓者ジョージ・グラント・マッケイっていう人が作ったそうだ。今は鋼鉄のケーブルにより架け替えられている。高さは70mもあるが、足元は板が隙間なく張られているので、下が見えないためそれほど怖くない。吊橋を写真に撮るため、峡谷の下の方に降りる事にした。この辺り一帯は公園として整備され、ゆっくり散歩するのもよい。途中見かける“コヨーテに注意”という看板が気になる。しかし、翌日行ったスタンレー・パークでも見かけるこれらの看板が注意するようにと言っているこういう場所で現れるコヨーテは観光人馴れしてると信じている。 キャピラノ吊橋。 再び236番のバスに乗りグラウス・マウンテンへ(別名ザ・ピーク・オブ・バンクーバー)。バスストップはここが終点折り返し点である。21.35ドル払ってスカイライドに乗り標高1200mまで昇ると残雪の世界。しかし雪世界とは思えぬ暑さ。バンクーバーに着いた29日位から急に暖かくなったそうだ。出発の前の日などインターネットで調べていると気温9℃とかで、寒いの嫌だなあと思っていたのだが、バリーが言うには冬から春を通り越して夏が急に来た感じ。この日の気温も25℃位になり、雪の照り返しでむちゃ暑かった。ここからの景色は、ダウンタウンや太平洋、北に向きを変えれば上の方だけ雪化粧した山々がとてもビューティフル。ここでビールを飲み、アイリーンが作ってくれたサンドイッチのランチを食べる。暑い時のビールは格別。 バンクーバーの街が見下ろせる。 山の次は海じゃ〜。ウエスト・バンクーバーの西の先にはホーシュ・ベイがある。アレキサンドラ・パークのあるイングリッシュ・ベイほどの景観はなかったが、まあ、一応来ましたって感じですかね。ここに着いたのが午後4時頃で学校の終わった地元の地元の子供たちが水遊びをしたりしている。生活感や、点在する島に向け発着するフェリーが旅愁を漂わす。 3 日目 スタンレー・パークに行く。バスでライオンズ・ゲート・ブリッジを通るルートで行っても良かったが、シーバスでノース・バンクーバーのロンズデール・キーからダウンタウンのウォーター・フロントまで渡る。片道15分。通勤の人たちと一緒になる。中には自転車の人もいて、自転車を押して乗船していた。映画に出てくるニューヨーカーみたいだった。 乗船間に合わなかったシーバスを見送る。 スカイトレインでバラード駅でまで行き、そこからバス。 前日長袖のシャツで汗びっちゃャこになったため、半袖のTシャツで出かけたのだが、11時位からめちゃ冷え込んできた。寒いのなんの。公園は芝生が続き、広大である。中にはトーテムポール・パークやスタンレー卿の像、枯れてなお残っているホロー・ツリー等、観るところはいっぱいある。公園にはホームレスも見かけるし、お金あるかと声をかけられる。しかし、お金はないというと「ソーリー」と言って諦めてくれる。デジタルカメラを肩にかけており、まずお金が無いようには見えないだろうと思うが、しつこく聞いてきたりはしない。 トーテムポール・パーク 最初はバンクーバー水族館(外から見れるシャチだけ見た)等を歩いて観て回っていたが、しんどい。 馬車である。こんな大きいのを引っぱる馬は大変。 そこで馬車で回ることにした。ホース・ドロウン・ツアーは14ドル。1時間位でスタンレー・パークをほぼ回る。ほぼと言うのはショートカットもあったからである。御者はウエスタン・ハットを被った女の人で、カントリーソングをバックに英語でガイドをしてくれる。15人以上乗れる馬車を引く馬はやはりでかい。競馬のサラブレッドを見ている私から見るとびっくりするほど足が太く、まるで『北斗の拳』に出てくるラオウの黒王号のようである。馬はウェット・スーツの少女の像等を観ながらパカパカと馬の蹄の音が心地よい。が、寒い。馬車に積んである毛布で体を包む。せめて長袖を着ていたら・・と思うのであった。どうみてもこの天気で半袖でいるのは馬鹿っぽい。 昔教えてもらっていた先生・ダグが現在ジオス・バンクーバー校にいると聞いていたので、ロブソン・スクエアのカフェでお昼飯(バーガー)を食べた後、電話をかけてダグがいることを確認後、州裁判所を挟んで2ブロック先にあるジオス校に行った。ロブソン・スクエアのはお洒落な作りになっており、回りのオフィスの人々が集う憩いの場ということだ。懐かしいダグには持ってきていた丸亀うちわ「招福梟ふくちゃん」を渡す。 次はウォーター通りのギャス・タウンに行く。ここはバンクーバー発祥の地だそうだ。通りは石畳で古風な建物、街灯が並ぶ。通りの中心あたりに蒸気時計にがある。1977年に造られた世界初の蒸気時計だそうだ。ガラスになっているため中が見える。蒸気を噴出す姿は情緒たっぷり。ちょっと残念だったのが、通りの半分が道路工事中でせっかくのアンティークさが半減だったこと。通りの端っこの方にギャシー・ジャックの像がある。単なる像だが、この人が1867年に開いた居酒屋を中心に街が出来ていったのが、この名の謂れだそうなので見ておくべきでしょう。 蒸気時計を北側から激写。 この後はデンマン通りからイングリッシュ・ベイに行く。この日は曇っていたんだが、それでも綺麗なビーチだった。 4 日目 ダウンタウンから22番のバスに乗ってバラード・ブリッジを渡ったところで降りるとバンクーバー博物館から数分の所。メカ・カニが立ちはだかる建物が博物館である。バンクーバーの歴史を見ることができ、移民などの工芸品がメイン。プラネタリウムをもつ、H.R.マクミラン・スペース・センターが併設される。バーチャル・VOYAGESやプラネタリウムショー込みで10.43ドル。バーチャル・VOYAGESでは火星旅行を体感させてくれる。打ち上げや旋回時のGは凄い。カナダの人たちとキャーキャーもの。地球に帰り着いて装置が止まった時には、皆から笑いが漏れた。緊張から解き放たれて漏れたものと思われる。プラネタリウムショーでは映画と一緒になって地球の歴史と共に星空が語られる。映像はカラーで綺麗である。綺麗さではこれまで見たプラネタリウムで一番である。ただし、説明は英語だったので半分以上解っていないと思う。映し出される絵で推測するしかない。 スペースセンター内。 15番のバスに乗ってキャンビー通りを南下。キャンビー橋を渡ってクイーン・エリザベス公園に行く。広い芝生が広がるこの公園は日本庭園なども中にあり、自然との調和が綺麗である。植物温室のある高台にまで上るとバンクーバーの街が見渡せる。この公園はエリザベス女王の来訪を記念し造られたということだ。ここで、しばらく聞いていなかった懐かしい日本語を耳にする。それも「兄ちゃんや、兄ちゃんや」。兄ちゃんと言うのは僕のことで、なんと行きの飛行機で両横など僕の周りに座っていた読売ツアーの人たちだった。皆さん覚えてくれていたようだ。皆さんはバンクーバーに着いてすぐ、ナイアガラへの飛行機に乗り継ぎ、バンクーバーはツアー最後の日に泊。翌日日本に帰ると言っていた。それにしても奇遇。写真を撮ってくれるというので撮っていただいた。 花が咲き誇っていてとても綺麗。 スカイトレインのスタジアム駅で降りるとGMプレイスが目の前にある。NHLバンクーバー・カナックスのホームスタジアムである。バンクーバー・カナックスの名前はきこりであったジョニー・カナックという人の伝説から。彼のスケーティングは素晴らしく、ホッケーを楽しんでいたという。カナックはカナダ人を意味する俗語でもある。NHLはイースタン・カンファレンスのノースイースト・ディビジョン6チーム(内モントリオール・カナディアンズ、オタワ・セネターズのカナダ2チーム)、同ウェスタン・カンファレンスのアトランティック・ディビジョン7チーム、ウェスタン・カンファレンスのセントラル・ディビジョン6チーム、同カンファレンスのパシフィック・ディビジョン7チーム(内カルガリー・フレームス、バンクーバー・カナックスのカナダ2チーム)である。バンクーバー・カナックスは4月の快進撃でウェスタン・カンファレンスのプレイオフに進み、デトロイト・レッドウィングスと闘ったが、デトロイト・レッドウィングスに4月27日の試合を最後に2勝4敗となりスタンレー・カップに駒を進めることが出来なかった。家でみんなとテレビを見るといつもホッケーの試合。バンクーバー・カナックスの快進撃ダイジェストも見たのでこのチームに少し愛着が湧く。GMプレイスの周辺で見つけることが出来なかったが、バンクーバー・カナックスのグッズは買って帰った。バンクーバー・カナックスへGO! GMプレイズ。前をスカイトレインが走っている。 今日は遅くなりますと言って出てきたのでダウンタウンをウロウロ。ジョージア通りからグランビル通り、ロブソン通り等賑やかで治安も悪くない辺りである、イタリア料理をアルフレドーズっていう店で食べる。40ドルでワインやパスタ、お魚を食べる。美味しかった。私には何でも美味しいんだが・・・。バラード駅からスカイトレインに乗って帰ったんだが、11時頃。駅に人影がいなくてちょっと不気味。 誰も乗っていなかったので記念にパシャ。 5 日目 今日はビクトリアへ。ビクトリアはバンクーバー島にあるため、船か飛行機で行くしかない。スカイトレインのメイン駅前にパシフィック・セントラル駅がある。ここからはシアトルへのバスも出ている。家の前からバス、シーバス、スカイトレインでここまで2ブロック。平日のピークアワーだったので3ドル。帰りはオフ・ピークアワ−だったので2ドルである。今回申し込んだツアーはパシフィック・コーチ・ラインでのブッチャート・ガーデン&ビクトリア・ハイライト・ツアー。全てバスで移動し、島へはB.C.フェリーで行く。ビクトリアまでの往復とブッチャート・ガーデン入場券で110ドル。パシフィック・セントラル駅を9時半出発。帰りは一時間おきに出るビクトリア・バス・ターミナル発のバスに乗ればよい。今回、バスツアーにはイタリア人の一行がいた。改めて感じたが彼らは何であんなに陽気で楽しそうなんだろう。例えば、バスの車窓から見える光景で、走り出したバス(我々のバスでなく違うバス)に駆けてきたが、バスは気付いてくれず、置いていかれた人がいた。そこで、彼らは♪チャラララーラ、チャラララーラ、チャーラララララー、チャーラララララー♪と合唱するし、音楽が飛び出す飛び出す。横で聞いていても笑ってしまう。バスごとB.C.フェリーに乗り込むが、フェリー内にはビュッフェやショップ、ゲームセンター等があり、かなりでかい。一時間半のクルージングの間に行きは昼飯、帰りは晩飯を食べる。11ドルぐらいでバーガー(ホットドッグ、サンドイッチ)にドリンク、から揚げなどを食べられる。それぞれボリュームがあるので10ドルも使えば充分満足できる。 日本でいう瀬戸内の島々の様。スケールをおっきくした感じ。 フェリーのデッキに出ると美しい島々を見ることが出来る。海を臨んで建てられているビクトリア調の家と島の風景がとても綺麗。フェリーも大きいため酔うこともない。瀬戸内海のようなものなので穏やかな波であるのも、船が揺れない理由の一つであるが。 まずはブッチャート・ガーデン。石切り場後をジョニー・ブッチャートという人がガーデンに変えたそうな。イタリア風庭園や日本風庭園などがあり、バラ園の薔薇はまだこれから咲くって感じで残念だったが、チューリップは何本あるのか、咲き誇っていた。日本庭園はあくまで日本風で、庭園に求められる日本の心はない。でも綺麗なことは間違いない。 『キャンディ・キャンディ』に出てくるホワイト・キャンディが咲いていそうな雰囲気。 ここでゆったり1時間半を過ごした後はいざ、ビクトリアへ。バスはオーク・ベイは等の海岸をゆっくり走り、ビーコン・ヒル・パークにあるカナダの道路の起点マイル・ゼロを見て、ビクトリア・バス・ターミナルに到着。ビクトリアへの街並みは凄く暖かみを感じる美しさでいっぱい。まず目の前に。ビロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア博物館。6時20分のバスに乗って帰る事に決めていたので2時間位しか時間がなく、ビクトリアでの飲食は諦めた。ちょっとウロウロした後、行くことに決めていたミニチュア・ワールドしに入った。入場料2.14ドル。凄い数のミニチュアである。戦争風景や、港の街並み、開拓時代などの再現やクリスマスワールド等。一人一人、人形まで精巧に作られている。 こういうのを作り出したらきりがない。 インナー・ハーバーを囲む周りの景色がこれまた絶景。水中水族館やロマネスク様式とかいういかにも豪勢な建築の州議事堂。泊まると高いんだろうかエムプレス・ホテル。これらの建物を見ながらワックス・ミュージアムへ。ところがなんと閉まっているではないか。休館かと思ったが、開館時間はなんと5時まで。まだまだ明るいのに、もっと遅くまでやってくれよ。ショックである。マリリン・モンロー等有名人の蝋人形があるとかでめちゃ楽しみにしていたのに。 州議事堂。この建物は大理石とか。重厚感のある石の色と水色がきれいにマッチ。 周辺では王室が乗るような馬車を見ることが出来るし、ストリートパフォーマーのバグパイプ演奏等も聴ける。この後6時20分までお土産を探し、買う事にした。バスに乗って帰っているとビクトリアはバンクーバーより南のせいか、8時にはもう真っ暗である。ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアの旅も終わってしまった。 6 日目 ロンズデール・キーウォーター・フロントからすぐ横に見えるカナダ・プレイスにはIMAXシアターがある。ニュージーランドに行った時、見ようかどうしようかと悩みながら、観ずに帰って後悔したIMAXシアターに行くのだ。スペース・ステーション3DというNASAの協力で創られた映画であるが、内容は200マイル上空に建設中の宇宙ステーションに連れて行ってくれるというもの。3D眼鏡を付けて見るため、宇宙空間に浮かぶ生活用品など手に掴めそう。シャトル打ち上げをすぐそばで見ている時の迫力は凄い。ガラス越しに見ているようになっているが、小石などが飛んできて思わず目を瞑ってしまう。そして最後はガラスにひびが。この映画、トム・クルーズがナレーターである。『アイズ・ワイド・シャット』、『トップガン』、『マグノリア』のあの声を聞くことが出来る。そんな映画の鑑賞料は5.50ドル。 豪華客船を模したカナダ・プレイス。1986年万博のカナダ・パビリオン用だった。 次に行ったはロブソン通りのバンクーバー・アート・ギャラリー賑に行く。ちょうど行った時にはサイボーグ展が行われていた。日本からは鉄腕アトムが出展の他、『ロボコップ』や『ターミネーター』のビデオも流れている。またダグラス・ゴードン展やエミリー・カー展を見ることが出来る。これだけのものを観るのに11ドル。ダグラス・ゴードンの作品はよくわからない。手ばかりにこだわった作品とか、芸術は理解できないと思ってしまう類の作品だ。また、ビクトリアでは、観たかったのに観れなかったエミリー・カー・ハウス。こちらアート・ギャラリーに展示のエミリー・カー作品は多く、充実していたので、ビクトリアに置いてきた心残りは半減。エミリー・カーの絵をあれだけ見せられてはなんらしか影響は受けるだろう。エミリー・カーの絵葉書〈ロジャーズ・カルス〉、〈スリー・トーテム〉、ラミネート板〈インディアンハウス・インテリア・ウィズ・トーテム〉を買ってしまった。 バスは電気で走るのもある。まるでちんちん電車。 7,8 日目 朝、食事の後、アイリーンとベン、ミッチは教会に行くと言うことで、もう帰らないといけない私はバリーと皆を見送った。これが最後かと思うと寂しい。旅行会社の人に車で迎えに来てもらい、バンクーバー国際空港まで送ってもらう。迎えが来たときバリーともお別れである。初日に預かってもらったサーモン・ビレッジの土産を受取り、「シー・ユー」である。バリーとアイリーンは殆ど私と同じ年で、気を使うことも少なく、ベンとミッチとの生活も、賑やかで楽しかった。バンクーバーはすごく治安が良く、町の人も親切で、道案内も丁寧に教えてくれる。100m位の間隔でバス停が設けられているため、バス停を見つけられるようになると移動が容易くなる。ホームレスが多く見られたが、悪い人ではなく、お金を奪われたりとうこともあまりないようだ。チャイナ街の方は落書きもあり、絶対大丈夫という雰囲気でもないが・・・。今回滞在していた5月始めは気温も 20℃ 位になることもあり、夜はちょっと冷えるが、長袖一枚で充分過ごすことが出来た。温かいバンクーバーで過ごす事が出来たのは本当に幸せだったと思う。ゴールデンウィークが終わって以後、仕事色の強い毎日を送っている今、バンクーバー、ビクトリアは夢のようであった。 帰りの飛行機はエアーカナダ航空AC36 便である。帰りの飛行機では映画は3本観る。C.コロンバス監督、D.ラドクリフ主演の『ハリー・ポッターと賢者の石』とR.ウィリアムズ、S.フィールド出演、同監督の『ミセスダウト』とW.アンダーソン監督、G.ハックマン、A.ヒューストン出演の『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』である。『ミセスダウト』は2回ぐらい見たことあったし、『ハリー・ポッターと賢者の石』既に劇場で見ていたのであるが、再び面白かった。『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』、はまだ観てなかったので、機内サービスの案内を聞いてから始まるまで楽しみで仕方なかった。飛行機の中でこれまで観たことない映画を観れるというのは非常に嬉しい。日本に着いての関空についても大した混雑もなくスイスイでこちらもラッキーだった。関空は良く出来とる。成田よりは関空にすべし。 最後に バリー、アイリーン、ビャインどうも有り難うございました。ランチも作って貰えたし、結構夜遅く帰ることも認めてもらえて良かったです。元気で賑やかだったベン、ミッチ、対照的におとなしかった犬のジェッシー、また会いたい。また、行きたい。行けるだろうか・・・。 おわり |