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(05年7月、06年2月、07年10・11月の雑記はありません)

2月 … 如月・衣更着(きさらぎ)・仲春(ちゅうしゅん)・初花月



2月10日   最近の同人イベント
 10日は今年初めて同人イベントに顔を出しました。
 朝、池袋に行ってサンシャインクリエイションの入場待機列に並び、午後、昼食後に有明に移動してコミティア。コミティアは久々でしたが、会場に到着したのは閉会40分前でした。さすがに池袋と有明のハシゴはきつい。ほぼ一日中歩き通しで、しかもサンクリは半分くらいのサークルしか見て廻れませんでした。

 さて、学部学生時代に初めて同人イベントに参加するようになってから、そろそろ10年くらいになるのですが、いわゆるオールジャンルのイベントの傾向が、少しずつ変わってきているように感じられます。もともとオールジャンルと言っても実際にはジャンルに一定の傾向、偏りがあることは多く、例えば大規模なイベントである「スーパーコミックシティ」はBL、創作少年・少女、JUNEなどのサークルが多く、かつて開催されていた「コミックレボリューション」はギャルゲー、男性向創作などのサークルが多い、という傾向がありました。

 しかし、少なくとも私がイベントに通い始めた頃は、いわゆる「男性向ジャンル」の強いイベントにもいくらかの「女性向ジャンル」のサークルが参加していましたし、「女性向ジャンル」の強いイベントにも「男性向ジャンル」がいくらか参加していました。それは現在も同じなのですが、殊に近年、多くのオールジャンルイベントにおいて、参加サークルの「男性向」或いは「女性向」への偏りが大きくなってきているような気がします。
 オールジャンルの同人イベントというのは、自分の好きなジャンルの作品だけでなく、自分がよく知らないジャンルの作品とも接することができます。ですから夏冬のコミケなどの際、私はなるべく全館全ジャンルを見て廻るようにしているのですが(それでも時間的制約があり、全館くまなく廻るのはほとんど無理です)、それができる大規模イベントは、コミケくらいではないでしょうか。

 「サンシャインクリエイション」は、かつてはワールドインポートマートのA館のみで開催していました。が、やがて文化会館のB館も使うようになり、今では4館使用がほぼ慣例にになってきているようです。「同人イベントが大規模になりすぎるのは、必ずしも良いことばかりではない」とはよく聞きますが、それでも徐々に発展していくのはいいことです。
 最近、いわゆる「萌え系」ジャンルというのは、単純ないわゆる「男性向」だけでなく、女性の受容層も含めて裾野が拡大してきているようにも見えます。ですので、「萌え系」に強いサンクリは、今くらいの規模がちょうどいいように思えます。
 で、これ以上の規模のオールジャンル同人イベント、例えばシティ系や、(終了してしまいましたが)レヴォのようなイベントで、主催者側に更に裾野を広げる余地があるならば、いわゆる「男性向」「女性向」や「文章系」「同人ソフト」などといったジャンル区分も垣根をもっと低くして、どのようなジャンルで活動している作家さんも気軽に参加でき、また一般参加者にとっても他ジャンルに接する機会が増えるようなイベントを企図してもらいたいな、と思うわけです。
 それはいわゆる同人ショップにも当てはまります。現状、「男性向」或いは「女性向」に特化した店舗が多いので、こちらもやはり裾野を広げてほしいな、と。私は以前、ギャルゲの同人誌を女性向メインの店舗で購入したことがあります。自分の欲しい作品が、他ジャンルの店にあるかもしれません。

 そんな感じでなんかgdgdになってきたので、そろそろ寝ます。

2月1日   毒餃子と食の安全意識
 思うに、日本人は食べ物に対する危機感が薄すぎます。
 勿論、食品の安全性をしっかり考えている人もたくさんいます。しかし、日本は食料自給率が約40%と異常に低いにもかかわらず、スーパー等の食料品店には常時たくさんの食品が並び、いつでも必要なだけ自由に買い物できるという環境が、食べ物に対する危機感を薄れさせてしまっているのかもしれません。
 毒薬入り餃子の事件は、発覚後3日を経て、ますます拡大し、食品業界や消費者を混乱させています。私もこれほど大事になるとは思っていませんでした。外食産業も動きを見せており、特に中国産の加工品を使用するファミレスなどで影響が出ているようです。
 これを機に、輸入食品の安全性に対する認識を、行政も、業者も、消費者も改めるのがよいでしょう。野菜などの生鮮食品は、輸入時に残留農薬などの検査を行っていますが、加工食品は実質的にほとんどスルーです。しかし私としては、原料の元の形を直接見ることができない加工食品こそ慎重に対応すべきかと考えています。それは、食品に残留農薬や微生物が混入していないか、という川下の意識だけでなく、国民の胃袋を満たす食べ物の半分以上を外国に依存しているという現状を根本的に見直す必要があるのです。別に輸入すること自体に異を唱えているわけではありませんし、輸入を断ち切ることは現状不可能です。しかし、輸入に頼る理由が「○○国産の食品の方が国産より品質が良い」という理由ではなく、価格が安いという理由だけで輸入に頼っている現状は改善すべきです。中国産はその代表例です。同じ輸入品でも、例えばオーストラリア産の牛肉で、このような事件が今までに起こったことがありますか?消費者の輸入食品に対するイメージは、オーストラリア産と中国産では大きく異なっているのが現実です。
 これは単に、中国産だからダメ、というわけでもありません。ただ、以前テレビで、中国の養鰻業者が「中国産の食品に日本産と同レベルの品質を求めると、価格が日本産とほぼ同じになってしまう」と言っていましたが、要するに価格を取るか品質を取るかの二者択一であり、価格は安くて且つ品質も高い、というのは実現困難なのです。それを望むなら、まず国産品の需要を拡大し、価格を抑えるのが先でしょう。
 中国産品にも日本産に劣らない高品質なものは多数あります。しかし、現状、消費者も商社も中国産に望む要素が品質より価格に傾いています。自分の体に摂り入れるものですので、消費者はもう少し慎重に対応するようになってほしいです。



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