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3月 … 弥生・桜月・晩春(くれのはる)・雛月・春惜月(はるおしみづき)



3月30日   デジカメ買いました
 先週のことになりますが、デジカメを買いました。私は今までデジカメを持っていなかったので、近日中に購入しようと品定めすること数ヶ月、性能とサイズとメディアの種類と価格とランニングコストを勘案した結果、やっと購入に漕ぎ着けることができたのです。中古品なのですが、富士フィルムFinePix F700という機種で、310万画素と中古品としては主力商品の一つなのですが、実質的には約600万画素相当の画質を出せるので、店頭などでは600万画素と表示してあることもあります。
 昨年まではフィルムカメラを使っていたのです。が、故障してしまってシャッターが下りない。そこで修理に出そうと思ったのですが、修理に1万円くらいかかるとのことだったので、ならばこの機会にデジカメを買ってしまおう、と。デジカメなら写真の保管場所も取らず、管理が簡単であることも、今までのカメラを修理せず新品の購入に踏み切った理由の一つです。紙焼きの写真だと劣化しやすいですし。

 今週の金曜日の夜から、中国地方方面に旅行に出ますが、早速買ったカメラを持っていこうと思っています。デジカメはたくさん写真を撮っても、メディアの内容をパソコンに移したり他のメディアに記録したりしてメディアを空にすれば、同じメディアを何度も繰り返し使えるのがいいところです。その都度フィルムを買い直す必要もありません。
 何か良い風景写真でも撮れたら、後日ここで紹介しようかと思います。

3月28日   ニュースステーション最終回
 3月26日、18年半続いたテレビ朝日系列の「ニュースステーション」が終了しました。最終回が近づくにつれ、この番組が終了するというよりも、久米宏が降板するということが注目されていました。
 私もこの番組は、仕事から帰宅した後、食事しながらよく見ていました。小中学生の頃から見ていた記憶があります。この番組がスタートする前、平日夜のテレ朝系の報道番組と言えば「ニュースシャトル」だったのですが、「ニュースステーション」に衣替えしてから、多方面でそれまでの報道番組にはなかった新しい手法が次々に試行錯誤されていきました。まず、久米氏というキャスターが強い個性を発揮し、単なるアナウンサーというより司会者に近い立場で番組を進行させ、夜桜中継に見られるような人気コーナーを多数設定するなど、バラエティー番組の要素が多く含まれた報道番組でした。しかも視聴者にわかりやすいよう伝えることが重視され、中学生にもよくわかる解説が多くの視聴者に受け入れられたのだと思います。
 一方で久米氏はある意味毒舌でした。特に政治家に対するコメントでは、ここまで言っていいのだろうかと不安になるほどストレートに個人を非難し、政治家から「久米氏は嫌いだ」と言われるまでになりました。
 また、夜桜中継を長く務めた若林正人氏は、番組終了に際して久米氏に批判的なコメントを残しています(Infoseekニュース http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/tv_asahi.html?d=26fuji36017&cat=7&typ=t )私もまさか若林氏がここまで批判的なコメントを残すとは思っていませんでしたが、確かにニュースステーションが如何に国民に大きな影響を与えていたか、久米氏自身や視聴者自身も気がついていなかったのかもしれません。
 いずれにしても、ニュース番組1本がリニューアルするだけのことで、これだけ話題になることも珍しいでしょう。この番組が開始された直後、民放各局でバラエティー性のある報道番組がスタートしました。ニュース23とか、ニュースの森とか。23について言えば、キャスターの筑紫氏ももう16年目、久米氏と同じくそろそろ引退の噂も囁かれているところですが。ちょうど26日のニュース23の「多事争論」コーナーで、ニュースステーション終了が取り上げられ、筑紫氏が旧友でもある久米氏の労をねぎらっていました。

 実は今日、28日は、これまたテレ朝の人気番組である「サンデープロジェクト」で、島田紳助氏の司会が最後でした。15年前、氏がこの番組の司会を始めた時、不良少年上がりの彼にこの仕事が務まるのか、不安だった視聴者も多かったことでしょう。しかし氏の勉強ぶりは実に見事なものでした。政界・財界の大物とも直に論を交わし、報道番組のキャスターとして非常に見応えのある活躍をしてくれました。最終回では小泉首相と対談し、最後の花道を飾っていました。

 ニュースステーションの後番「報道ステーション」では、キャスターを古舘伊知郎氏が務めるとのこと。この人も喋ることに関しては達人ですから、面白い報道番組になることを期待しています。

3月26日   網野中世史
 先日のいかりや長介さんもそうですが、ここのところ著名人の訃報が相次いでいます。先月にも、日本中世史の大家であった網野善彦先生が亡くなりました。
 網野氏の名前は、恐らく大学で日本史をかじっていない、或いは日本史に興味のない方にはほとんどなじみがないかもしれません。逆に日本史に多少なりとも興味を持ったり専攻したりした人にとっては、非常に名の知れた歴史家であります。と申しておきながら、私自身は氏の著作をあまり読んだことがありません。日本史をかじっている以上、代表作である『無縁・公界・楽』くらいは学生時代のうちに読んでおいた方がよかったのかもしれません。
 氏の主張には、大学受験に向けて歴史教科書の内容を覚えたり、予備校で何度も模試を受けて受験対策を続けてきた多くの高校生や受験生にとって、あまりに意外に思えるかも知れません。その典型例が、「百姓は農民ではない」ということでしょう。「百姓≠農民」という考え方は、今や歴史学界の常識であり、疑う人はいないと思います。が、中高生の常識は全く逆で、「百姓=農民」ということになっているばかりか、いつの間にやら「百姓」という言葉自体が差別的な意味合いを含むとして忌避されるようになり、新聞などの出版物や学校の授業などではあまり使われなくなってしまいました。しかしそれは大きな誤解であり、本来「百姓」という言葉自体には差別的な意味はなく、ごく一般に武士ではない庶民を指す言葉として使われてきたのです。にもかかわらず高校教科書では、機械的に「百姓」という言葉を使うべきところを「農民」という言葉に置き換えているため、様々な矛盾点が露呈するのです。それは、たとえ教科書であってもいわゆる「大人の事情」に束縛されてしまっているという、中等教育の限界点です。

 本当は、今回の雑記は昨日アップさせようと思っていたのですが、打ち込んでいる途中で眠ってしまい、1日遅れてしまいました。ニュースステーション最終回については、また次回ということにしたいと思います。

3月20日   台湾総統選
非常に残念なことですが、ドリフターズのリーダー格であり俳優としても活躍していた、いかりや長介さんが癌で亡くなったそうです。折しも「全員集合!」のDVDもリリースされて大反響という中、惜しい人を亡くしてしまったという感じです。

 さて、今日はお隣の国、台湾の総統選投票日だったのです。あ、少なくとも日本国内では、台湾のことを「国」と呼んではいけないことになっていましたね、失礼。「地域」です。
 今回の台湾総統選は連日国内のニュースでも取り上げられ、中台関係を巡る考え方が正反対である2人が激戦を広げている様子が伝えられていました。現総統の陳水扁氏は台湾独立派で、台湾人としてのアイデンティティを強く主張して台湾内の強い支持を得ていました。対する連戦氏は中台間の交流を深めることを主張し、主に財界の支持を得ていたため組織票を固めることができました。
 結果は予想通りの接戦でしたが、現職の陳氏が再選しました。昨日、陳氏はいきなり銃撃され、幸い命に別状はなかったものの、ある程度の同情票を集めて少なからず影響を与えたようでした。
 陳氏の票は有効票全体の50.11%、連氏の票は49.89%ということでしたので、接戦ぶりが伺え、世論が真っ二つに分かれているようです。実際、本音では台湾を独立させたいが、産業発展のためには中国本土との交流は欠かせない、と考える台湾市民は多いようです。

 台湾は日本に近く、手軽な旅行先として日本人にも人気の高い観光地です。そんな身近な外国、台湾で、新しい国ができるかできないかというレベルの議論が行われているのは、日本人も対岸の火事として傍観しているわけにはいきません。が、それはそれとして、暇ができたらおいしい料理でも食べに(あと同人イベントを見物しに)台湾に一度行ってみたいです。

3月13日   新幹線
 また10日間空けてしまったのですが、最近夜遅くまで起きていることができなくなってしまい、この雑記も書いている途中でいつの間にか眠ってしまうことが多くなったのです。年々体力が落ちてきているのでしょうか…。

 今日、九州で新幹線が開業したのです。八代〜鹿児島間ですから、九州西海岸沿いの南側だけなのですが。将来的には福岡(博多)まで伸ばして東海道・山陽新幹線と接続させる予定だそうなのですが、果たしてそれは実現するのか、実現するにしても何年後になることか。南側のローカル部分だけ開業しても、福岡〜熊本〜鹿児島の都市間輸送ができなくてはあまり意味をなさないのですよね。
 それはそれとして、今朝のニュース番組では、早速新作の駅弁が紹介されていました。近年、駅弁は全国的に不振だそうで、特に安いコンビニ弁当に押され気味とか。でもやはり新幹線と言えばお弁当は付き物です。ただ、今度開業した九州新幹線、始発駅から終点駅まで乗り通しても僅か約40分なんですね。座席に着いて、お弁当広げて、ちょうど食べ終わる頃に終点駅です。場合によっては食べ終わる前に到着してしまうかもしれません。
 駅弁というのは自動車では味わえない旅の楽しみの一つです。それが楽しめる場所や時間がだんだん狭められてしまっているような気がしてならないのですが、今後も末永く楽しみ続けることができれば、と思っています。

3月3日   ひなまつり
 今日は3月3日。ひなまちゅりです。ひなまつりとひなまちゅりは違う、と仰る方もいらっしゃることでしょうが、とにかく桃のお節句です。
 よく、女の子のお祭りである桃の節句は祝日ではなくて、男の子のお祭りである端午の節句だけが祝日になっていないのは不公平だと言う人がいます。でも、私の思うにその認識は正しくなくて、5月5日のこどもの日は男女の別なく「こどもの日」なのであって、端午の節句だから祝日であるわけではありません。それとは別に、同日は端午の節句=男の子のお祭りになっているわけです。

 ところで、国内でも続々と鳥インフルエンザが見つかっていますが、こういう伝染病って怖いですね。養鶏場などでインフルエンザが発見された場合、その周辺の鶏や鶏肉・鶏卵などの移動を厳しく制限するはずですし、発見された養鶏場は消毒されて鶏は処分されるはずなのに、次から次へとインフルエンザが広まっていきます。鳥インフルエンザという病気そのものも怖いのですが、それが何を媒介に、どのような経路で感染したかほとんどわからないのが最も怖いところです。いつ自分の身近な場所にウィルスがやって来るかわからないわけですし、それは肉眼で確認できるものではないですから。
 それにしても、例の京都の養鶏業者の件には驚かされましたが、この調子ですと、他にも鳥インフルエンザ感染の疑いを持ちながら、公表していない養鶏業者があるかもしれませんね。食品安全全般にかかわることですから、早急な解明が望まれるところです。



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