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10月31日   「産廃発言」をめぐる報道
 既にご存じの方も多いと思いますが、先日、暴行殺人犯の暴走族メンバーに対し、家庭裁判所の裁判官が「お前らは産廃以下」というような発言をしたのです。このことに対し、弁護側は反発したのですが、当の本人はそのような発言があったことを「覚えていない」とのこと。また、このニュースが報じられると、裁判所にはこの裁判官に対して賛否両論の意見が電話等で寄せられたとのことですが、その大半は賛とするものであり、裁判官を糾弾するような内容の意見は少なかったそうです。
 「これから更正させようとしているのに、裁判官がそのような発言をするのは許せない」とは被告側の主張なのですが、私も正直なところ、この暴走族メンバーは「産廃以下」と言われて当然のことをしており、法廷でそのような発言を「思わず口走ってしまった」裁判官の気持ちは察することができます。このような悪質な犯罪に対して、誰でも怒りを覚えるのは当然と言いますか、寧ろその方が自然です。
 実はこの「産廃発言」自体を報道しているマスメディアは多いのですが、それに対して賛とする意見が多数寄せられていることを大々的に報じているのは、私がしる限りでは、現在のところサンケイスポーツだけです。報道は事実を客観的に、正確に伝える必要があります。「産廃発言」自体のみの報道で、被告加害者側への必要以上の同情が寄せられるようなら、それは報道に問題があると思います。

10月25日   環境保全のためのReduceという考え方
 環境保全・資源保護のために心掛けるべき「3R」と呼ばれるものがあります。3Rとは、「Recycle(再利用)」・「Reuse(再使用)」・「Reduce(削減)」の3つです。
 リサイクルは、環境保全や資源保護が重要視されるようになってから盛んに唱えられていることで、日本ではかなり昔から行われてきました。その代表的なものが、例えば新聞や雑誌の再利用です。リサイクルとはここでは製品を一度素材に戻し、それを再び別の製品にすることで、紙や金属やガラスなどは再利用に向いていますが、中には再利用ができない素材もあります。
 リユースは、一度使用した製品を再び使用することで、製品を素材に戻さずそのまま使う点がリサイクルとは異なります。ビールやジュースのびん(リターナブルびん)はその代表格で、近年はパソコンのリユースも増えています。中古自動車もリユースの一つの形です。
 リデュースは、製造量を減らすことで、必要以上にモノを作らないことで、資源を無駄遣いや環境への負荷を減らすことができます。
 これらの3点のうち、今、巷ではリサイクルがブームになり、多くの工業製品でリサイクル品を使用していることを示すマークやリサイクル可能な製品であることを示すマークが表示されていますが、環境保全・資源保護の最も根本的な解決方策はリデュースであることが、まだ周知徹底されていません。例えば、自動車の排気ガスによる大気汚染を少しでも減らすための最も手っ取り早い方法は、自動車の数そのものを減らしてしまうことですよね。
 まあこれはそう簡単には行きません。でも、例えば関東でディーゼル車の排ガス規制が実施された時、対応策として「規制不適合車は買い替える」・「規制不適合車には汚染物質の除去装置を取り付ける」という2つの方法があれば、当然後者の方がリデュースの考え方に近いことになります。「必要以上にモノを買わない」、「一度買ったものはなるべく長い間使い続ける」という心がけが、リデュースを実現する原動力になります。

10月21日   品川駅
 もう3週間前のことになりますが、東海道新幹線の品川駅が開業した10月1日、私も早速、駅を見に行ってきました。
 品川駅は、もう数年間にわたって工事を続けてきたので、工事が終わってきれいになった品川駅は、とてもすっきりして見えました。新幹線ホームへは、在来線から乗り換え改札口を通って入りますが、直接外から入ることもできます。
 みどりの窓口は、従来の窓口のイメージとはだいぶ違っていて、開放的な、どちらかと言えば旅行会社の店頭のようなカウンターになっていました。こういう窓口、最近は増えているんですけどね。コンコースの天井も高くて、全体的に開放的な感じです。
 ただ、ホームに売店が全くありません。これはホームが狭いのが最大の理由だそうですが、新幹線は長距離客が多く、乗車時間が長くなるので、ホームに売店がないとなると少々不便であることは否めませんね。

 実は品川駅の利用者数、当初の予測より伸びていないらしいのです。もともと、東京駅の利用者の一部が品川に移ってくると考えられていたようですが、結局、そのような利用者の動きはあまりなかったようで、品川駅開業による新幹線の利用者の増加も現時点ではJRの狙い通りにはなっていないようです。若干の増加は見られたようですが。でも、それは当然だと思うのです。品川駅から東京駅までは僅か7キロ、山手線や京浜東北線で15分の距離です。その程度ならば、品川から乗らずに始発駅の東京から乗った方がいいと判断した人が多いのでしょう。特に10月から「のぞみ」に自由席が設定されたのですが、自由席は始発の東京駅から乗った方がより確実に座席を確保できるので、「のぞみの自由席設置」と「品川駅開業」がうまくリンクしていないように思われるのです。
 この秋からは、航空各社も国内航空運賃の割引を強化したりして、新幹線と国内航空の競合がますます激しくなることでしょう。安易な値下げ競争は疑問ですが、価格・スピード・その他のサービスの3つの要素をほどよく組み合わせて、より付加価値の大きな交通機関を目指して欲しいものですね。

10月14日   高速道路は無料にすべきか
 民主党のマニュフェストに、「高速道路の無料化」が盛り込まれています。現在、日本道路公団と本州四国連絡橋公団が管轄する高速道路の通行料を無料化し、財源は一般道と同様に税金から賄おうというもの。しかし私はこの案には賛成できません。
 ほとんど全ての人が日常生活で利用している一般道とは違い、一部の人が必要に応じて使用する高速道路は、その維持管理を利用者からの通行料によって賄うのは当然でしょう。それよりももっと公共交通を国や地方自治体が補助し、地方交通の経営の維持・安定化を図る方が先決です。寧ろ高速道路の利用者から税金を取り、それを公共交通整備や自動車の排気ガスによる大気汚染対策に充てる方が、よほど理に合っていると思います。

10月6日   ほっちゃん残暑見舞コンサート
 昨日、堀江由衣残暑見舞コンサートに行ってきました。これはアルバム「sky」をアニメイトで予約購入した人の中から抽籤で招待されるプレミアコンサートで、私は埼玉会場希望で応募したところ当選したので、レヴォを12時で切り上げて、池袋から東武東上線に乗って行ってきました。
 内容は、恐らく他の堀江さんファンサイトで詳細にレポートされているでしょうから、ここでは詳しく書きませんが、歌ったのは最後の15分間、3曲だけ。90分間のほとんどはトークショーみたいでした。文化放送の「天使のたまご」とあまり変わらないノリでしたが、一連のコンサートツアーでの様々なエピソード(特に新幹線のトラブルなど)が聞けて、とても楽しいコンサートでした。
 因みに私、堀江さんとは誕生日が10日違いです(堀江さんの方が10日だけ年上)。

10月1日   ぽぽたんe.p.のジャケ写
 UNDER17とFuntaが歌う「ぽぽたんe.p.」のジャケ写です。
ぽぽたんe.p.
 いかにもモモーイな感じが好きです。

9月27日   地震
 昨日の早朝、北海道の釧路沖で大規模な地震が発生し、負傷者約400人というそこそこ大きな被害を出しました。「そこそこ」という表現は地元の方には少々失礼かも知れませんが、阪神大震災を越えるM8.0規模の地震にしては、予想外に被害が小さかったと思います。
 この時、私は偶然早朝に目が覚めたので、テレビをつけてみると、どの局も地震速報でした。しかも津波警報まで出ていました。6時過ぎに震度6の余震が起こり、その速報がテレビに出されたちょうどその時、余震が首都圏に伝わり、自宅がゆらゆらと揺れて、「ああ、この(テレビで流れている)余震がここまで来たなぁ」などと思っていたものです。
 しかし、それにしても、これだけ大規模な地震が起こり、物的な被害はかなり出ているにもかかわらず、東京では当日の夕方になると巨人の原監督退任の方が大きなニュースになっていることには、ちょっと疑問を感じざるを得ませんでした。別に原退任が重要ではないと言うわけではなくて、「速報性が要求されるニュース」と「そうではないニュース」があるのではないか、と思うのです。まあ済んでしまったことと言ってしまえばそれまでですが…。



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