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7月 … 文月・七夕月・女郎花月(おみなえしづき)・桐秋(とうしゅう)



7月24日   憲法9条
 日本国憲法は、3つの基本理念の上に成り立っています。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義です。この3大柱に順位はないのですが、現在、世界的に見て日本の憲法が他国より重きを置いているのが「平和主義」です。平和主義にはいろいろな形があると思うのですが、日本における平和主義は憲法第9条に示される「戦争を行わない」ということ、そして「戦争のための軍隊を持たない」ということです。
 世界中の多くの国が平和主義を謳いつつ一方で軍隊を持つ=戦争を発動するキャパシティを持つという矛盾を抱える中、日本のように完全に戦争を放棄し、そのため軍隊をも持たないというほぼ完全な平和主義を実践している国はほとんどありません。しかも日本はそれを今まで約60年間続けてきたという実績があります。そんなあ平和主義を規定してきた憲法9条を、改正しようという動きがあります。例えば自衛隊のイラク派遣が違憲が合憲か、というように、60年前に制定された現行の憲法9条では○か×かを判断しきれないケースが多くなってきたのです。
 さて、昨日、米国のアーミテージ国務副長官が日本の憲法9条について「日米同盟の妨げ」と発言したことが、波紋を広げているようです。「軍事力を持たないなら日本の常任理事国入りは難しい」とのことで、早い話、日本も国際的に軍事貢献をするために軍隊を持つべき、ということでしょう。この発言が本心からのものかどうかはわかりませんが、極言すれば、日本は憲法9条を捨てよ、ということにほかなりません。9条で軍隊の保持を容認せよ、ということかもしれませんが、それは即ち9条の基本理念を根底から覆すことになります。
 日本の憲法の中で、9条が如何に大きな意義を持ってきたか、今更見直すまでもありません。日本の政治家や外交の専門家の中には、日本の常連理事国入りを強く推す人が多いですし、従来戦勝国である5大国のみであった常任理事国に新たに加わる国として日本とドイツが最有力視されていることも事実です。ただ、また一方で、常任理事国はある意味で安保理事会の「足枷」になっていることも事実です。現在、国連は大国(戦勝国5ヶ国)が圧倒的に強く、世界各国が平等なのではなく明らかに大国主導主義です。勝者の理論で物事が進むような仕組みになっているのです。そのようなものに日本が加わることが、本当に良いことなのでしょうか。寧ろ大国主義の国連の在り方を改革していく方が理想的だと思いますが、如何なものでしょう。

7月20日  葛飾区郷土と天文の博物館
 一昨日、「葛飾区郷土と天文の博物館」に行ってきました。京成お花茶屋駅から徒歩10分くらいの場所で、自宅からはそれほど遠くないのですが、今回初めて行くことにしました(ついでに、この博物館のWebサイトには、博物館の所在地として「北緯35度45分10秒,東経139度50分37秒」と緯度経度まで掲載されています)。
 「郷土と天文」をうたっている以上、展示は郷土の歴史・考古や民族、そして宇宙関連なのですが、3階の天文展示スペースがあまり大きくないのに対して2階の郷土展示スペースはいくつかの展示室に分かれていて展示内容も充実しています。そのため展示に関しては郷土史中心なのですが、この博物館はプラネタリウムと天体観測施設が設置されていて、天文学の研究や教育普及活動にも力を入れています。
 郷土展示は郷土葛飾の住民のくらしと水との関わりを中心に展開していて、展示室内に水が流れています。展示ケースの中にぎっしりと資料が詰め込まれているという感じではなくて、広い展示室内に余裕をもって資料が置かれています。また、昭和30年代頃の木造住宅が実物大で再現され、古い白黒テレビの映像や三輪ミゼット等に当時の世相がよく現れています。2階と3階の間の吹き抜けにはフーコー振り子が吊り下げられています。また、天文展示室の入口付近で4種類の望遠鏡を覗いて比較できるようになっています。
 常設展示の図録にも一工夫見られ、一般的に博物館の図録は展示内容の紹介が中心ですが、この博物館の図録には博物館の事業内容や収蔵庫の様子なども簡単に紹介されています。
 今日の雑記は久々の博物館訪問記でした。 
(下の展示室の写真は許可を得て撮影)

葛飾区郷土と天文の博物館・外観と郷土展示室
左:博物館正面 / 右:郷土展示室(民俗展示)

葛飾区郷土と天文の博物館・郷土展示室
左:郷土展示室内には水が流れている / 右:戦国時代・葛飾城跡からの出土品

葛飾区郷土と天文の博物館・天文展示室
左:3階からぶら下がるフーコー振り子 / 右:天文展示室


7月17日   久々のひよこ家さん
 メイド居酒屋「ひよこ家」に行ってきました。私は以前、月1回くらいこのお店に行っていたのですが、職場が秋葉原から田町に移ってしまってからは、行く頻度も減り、確か今年に入ってからは初めてだったような気がします。
 久々に入ったこのお店は、以前と変わらない雰囲気でした。実は、「LittleBSD」に行く予定だったのですが、店の前に着いてみると、流石に3連休初日の夜とあって、行列ができていてすぐに入れそうにもありません(しかも微妙に汗くさい)。すぐに退散して昭和通りに向かい、昭和通り沿いのひよこ家を覗いてみたら、ちょうど人数分の席が空いていましたので、入ることにしたのです。
 私がひよこ家(夜の部)に入る時、いつも決まって注文するメニューがあります。それは、「ひよこサワー」。黄色のサワーです。このお店ができたばかりの頃、ひよこサワーを注文してみると、黄色のサワーが出てきましたので、メイドWRさんに「これは何のサワーなんですか?」と聞いてみると、「ひよこが入っているんです。ギュギュって絞って」とのこと。まったく茶目っ気たっぷりなメイドさんです。本当は何味なのかということは、実際に入店してご自身の舌で確かめて頂きたく。そしてもう一品、「美少女」。これは有名な地酒「美少年」から出ているブランドで、味がやや甘くてあまり濃くなく、どちらかと言うと女性向であることからこのブランド名があるそうです。日本酒好きな方にはちょっと物足りないかもしれません。が、この近辺で美少女を出してくれる居酒屋はなく、このお店の隠れた名物とでも言いましょうか。
 そうそう、よく間違われるのですが、ここのお店の名前は「ひよこ家」です。今日の某同行者氏のように「ひよこ屋」と表記する人も多いのですが、誤りです。そして、ここの店長さんは、私がこの店に入るといつもお店にいて働いていらっしゃいます。休んでいるのをみたことがありません。働き者でしっかり者の店長さんです。メイドWRさん達も、いつも良い雰囲気で出迎えてくれます。秋葉原近辺でメイド居酒屋に初めて入ってみようという方には、お薦めのお店です。

7月16日   ギャラクシーエンジェルTV第四期オープニング
 ギャラクシーエンジェルのオープニングを自己流解析してみました。
 もっと詳しい解析は、他の神がそのうちやってくれるでしょう。

GAオープニング解析
(全部で約1MBあります。)

7月10日   包帯ぐるぐる
 一昨日辺りから、右手薬指の先がキリキリと痛みだし、赤くふくれてきました。最初のうちはそれほど気にならなかったのですが、翌9日には腫れが少しずつ大きくなり、腫れた部分に何かが触れると痛むようになりました。それも、朝のうちはよかったのですが、夕方になると腫れた部分の色が紫色がかってきて、痛みも少しずつ増し、指を動かすたびに何かを指したような痛みを感じました。どうやら膿ができてしまったようです。これはそのまま放置すると酷くなる、軽いうちに対処しないといけないと、今朝、近所の外科に行ってきました。
 指をお医者さんに見せましたら、「膿んできてるね、この時期は膿が拡がるのが早いから」と言われたので、「治るのにどれくらい時間がかかりますか?」と訊いてみると、全治10日とのこと。そしてその場で、「今すぐ切った方がいいね。爪の根元まで切らないとダメだね」と、その場で切開して中の膿を取り出すことになってしまったのです。
 簡単とは言え、手術は手術です。こりゃ思ったより大事になってしまうかもしれない、と覚悟はしたものの、手術自体は10分ほどで終わり、指一本包帯ぐるぐる巻きにされてしまいました。そのまま10分ほど横になり、痛み止めの薬をのんで、自転車で帰宅しました。
 帰宅して間もなく、麻酔が切れてきました。麻酔が切れてから痛み止めの薬が効いてくるまでの間、傷口がズキズキと痛みます。痛み自体は我慢できないほどではありませんが、この痛みが薬が効いてくるまでの間ずっと続くわけですから、落ち着いていられません。「う〜いたい〜いたい〜」とボソボソ呟きながら、仕方がないので布団の上に横になります。やがて痛み止めの薬が効いてきて、傷口の痛みはすぅーっと引いていきました。
 ただ、包帯がぐるぐる巻いてあるので、治療した指以外の指も動かしにくくなり、結局右手全体が使いづらくなりました。左手は問題ありませんし、右手の指3本使えば辛うじてパソコンのキーは打てます。が、何より困るのは箸を持てないこと。スプーンあとフォークならなんとかなるので、今日の夕食はパスタでした。
 今週いっぱい、この不便さが続きます。手の不自由な方の不便さがわかりますね。

7月6日   知事の支持率
 朝っぱらからイヤ〜なモノを見てしまった気が。普通、参議院選の政見放送で「小泉純一郎は 腹を切って 死ぬべきで ある」などと堂々と言いますかね?先日(と言っても数ヶ月前ですが)私の勤め先の会社の前を、この人の宣伝カーが通りかかり、大音響でわけのわからんことを言っていたのを思い出します。
 さて、一昨日の朝日新聞に、各都道府県の知事の支持率が掲載されていました。当然、知事の支持率ですから調査対象者は各都道府県在住者に限られますし、人口も調査対象者数も都道府県によって違うので単純比較は難しいのですが、どうやら最も支持されている知事は岩手県の増田氏だそうです。支持率は78%で、不支持率も僅か6%と極めて良い成績で、それを鳥取県の片山氏(支持率76%、不支持率6%)が僅差で追っています。一時期その鳥取県知事と税金を巡って対立した東京都の石原氏も支持率66%・不支持率18%と全国5位の好成績。支持率60%を超えた知事は全部で11人です。沖縄県民に広く親しまれていた大田知事を選挙で敗って知事になった稲嶺氏も、60%には届かなかったものの57%の比較的高い支持率を得ています。
 ほとんどの知事の支持率が不支持率を上回っている中、唯一、不支持率が支持率を上回ってしまったのが長野県の田中氏。知事就任当初の高い人気はどこに行ってしまったのでしょう。私は以前からこの雑記の中で、田中氏のやり方は少々強引すぎて私としてはあまり賛としたくない、と言ってきましたが、やはり長野県民の中にも同じように考える人が多くなってきたのでしょうか。例えば脱ダム政策も泰阜村への転居も、私としては反対しないし理解できます。が、脱ダムは個々のダム建設の事業の必要性や経緯を一つ一つ検証せず、一概に×と評価してしまったことや、長野市内に生活の実態がありながら一方的に泰阜村への転居を宣言し、納税や選挙に関していざこざが起こってしまったことなど、独断で一方的な行動が目立ってしまいました。
 東京都の石原氏は、同じく強引なところがありますが、その強引さは強いリーダーシップによるものであり、また都政についての理解度も前知事の青島氏よりもずっと高いように思えます。当然、議会を無視したり独断で一方的に行動してしまうようなことも見受けられません。時々、三国人発言などのように口を滑らせて一部の周辺国から反発を受けることもありましたが、内容はどうであれ氏の発言には氏の自信が感じられますし、決して事実に反したことを言っているわけではないと思います。
 大阪府の太田氏も支持率が低迷しています。太田氏と言えば、女性であるが故、大相撲の土俵に上がって自ら力士に授賞できないことに不満を持ち、土俵に女性が上がれないのは男女差別であるというような発言をしたことがありました。が、私は土俵に女性が上がれないのは差別とは思いませんし、悪い伝統が女性の進出を阻んでいるというようには全く考えていません。うまく説明できないのですが、例えば銭湯で女湯に男性客が入れず、男湯に女性客が入れないのと同じように、土俵は一種の聖域であり、男性しか上がれないのも仕方がなく、太田氏はそのことをちゃんと理解しなくてはいけないのではないか、と。
 それにしても、なかなか面白いですね、この記事。因みに自分の住む千葉県の堂本氏は支持率51%と辛うじて50%を超えています。

7月5日   焼肉値上げ
 7月に入り、今年度の第2クールに入りました。でも、マリみて初回放送を見逃してしまいました。後で録画している人に見せてもらおうかと。
 さて、私の住む千葉県北部には、赤門(トップページのFLASHをもう少し短くしてほしい)という焼肉レストランチェーン店があって、うちの家族はそのお店の会員になっているので、定期的に割引券が送られてきます。もともとこの店のメニューの多くは価格が安く、特にランチメニューや夜遅い時間帯のセットメニューは、割引券を併用すると税込1000円でお釣りがくるほどの価格です。このお店にはわりと頻繁に行くのですが、その時、うちに届いた割引券を持参します。1回で300円割引いてくれるので、かなりコストパフォーマンスの良い食事になります。
 ところが、さすがにこのお店の在庫も限界がきたらしく、先月辺りから、従来の米国産牛肉に代わって国産の牛肉を出すようになりました。当然、価格が上がります。そのことは私もだいたいわかっていたのですが、先月からの値上げされたメニューを見て、そのあまりの値上げ幅の大きさに驚いてしまいました。従来の1.5倍くらいの価格です。それでも牛肉の質が上がっているから仕方がないのですが、それに加えて割引券の数が大幅に減ってしまったのです。今まで会員に送られてくる割引券は、1ヶ月で1回だけ使える300円引き券が6ヶ月分送られてきました。6ヶ月間、毎月1回300円引いてくれるわけで、それが半年ごとに送られてきていたのです。それが、6ヶ月間で2回だけ300円引きになる券に変更されたのです。同じ月に2回使えるようになったのですが、割引額は今までの3分の1。割引券の魅力は大幅ダウンです。
 そんな中、米国ではまた2頭のBSE感染牛が発見されてしまいました。輸入再開はまた一歩遠くなり、このお店の焼肉メニューの暫定値上げ終了もまた遠ざかってしまったようです。できれば国産牛のままもう少し安くしてほしいのですが、やはり難しいのでしょう。まあ仕方ないですな。
 …全国の焼肉屋さん、そろそろ豚肉メニュー導入をご検討願います(衛生面等の問題もあるでしょうが)。



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