NINJA-SYSTEMS


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4月 … 卯月・卯の花月・麦秋(ばくしゅう)・花残月(はなのこりづき)



4月26日   瓶詰妖精
 GWも近づき、世の中はもう連休準備期間モードに突入しているようです。連休中に東北方面に行こうと思って、夜行高速バスの予約をするためバス会社に電話をかけてみたところ、当日の便は既に満席。残念ながらバスでの旅行は断念せざるを得ませんでした。
 でもって、その連休に入る直前に、堀江由衣さんのアルバムが発売になるのです。しかもDVD「CLIPS 1」も同時発売。DVDの方はプロモーションビデオのようなものでしょうか。
 DVDと言えば、実はちょうど1ヶ月ほど前、「瓶詰妖精」のDVDボックスを買ったばかりでした。ストーリー本編は全話見ているので、ここで改めて見たわけではないのですが、購入特典として第13話「それから」が入っているのです。瓶詰は、せんせいさんがいい味出してますね。実質的に唯一の男性キャラ(といっても、4人の妖精さん以外の登場人物は、「せんせいさん」と「たまちゃん」と「オボロちゃん」しかいないのですが)なのですが、ああいうお兄ちゃんっていいですね。第13話によると、せんせいさんは理学部か理工学部か薬学部か、そういう実験をする学部に通っているようです。ちょっとネタバレになってしまうかもしれませんが、13話の中で白衣姿のせんせいさんが登場します。
 と、なんだか瓶詰の話題が中心になってしまいましたが、先日、熱田神宮で買った携帯ストラップが壊れてしまったので、新しいストラップを買ってきました。瓶詰です。オボロちゃんのマスコットがかわいいのです。ただ、ちょっとサイズが大きくて胸ポケットに入れづらいのが難点です。
 ついでに、現在放映中の作品でお薦めなのは、日曜深夜の「せんせいのお時間」です。あ、別に私はスターチャイルドのまわし者じゃありませんので…。

4月20日   イラク邦人拘束事件
 「自己責任」という言葉が流行語のようになってしまっていますが、助けられた3人の人質に非難を浴びせる人が多くいるようです。
 確かに政府はイラクへの渡航を自粛するよう呼びかけていました。それに従わず、危険を顧みずに現地に赴き、結果拘束されて命の危険に晒されたのは、当然本人の責任です。自業自得と言っていいでしょう。しかし、彼らはしっかりした目的意識を持って渡航しています。決して遊び半分で行ったわけではないのですし、彼らがもし現地でボランティアや取材活動を実際に行えたなら、それが成果物となっていたことでしょう。たまたま成り行きで運悪く拘束され(たまたま運悪く、で済まされることではないのでしょうが)、その時に限って3人に集中的に非難を浴びせるのは筋違いというものです。少なくとも国民に心配をかけたのですから、会見の場でしっかりと謝って経過を説明すべきでしょうが、それ以上のことは特段必要ないと思います。

 今回の騒動で、日本人人質は全て無事解放されたわけですが、日本人以外にも多くの外国人が拘束されており、イタリア人が殺害されたりしているわけで、今回の事件でも状況が悪ければ日本人が命を落とす羽目になっていたかもしれません。殺害されてしまった人と解放された人、一連の拘束事件でどこが明暗を分ける鍵となったのかについては、各国のイラク国内での活動内容が大きく関わっていると言われています。即ち、アメリカ系の企業の警備員として武器を持って勤務していたイタリア人と、イラク復興の一助となるべくイラクにやって来ている日本人とでは、イラク人の目に映る印象が違うというのです。
 人の命を奪うことは決して許されることではありませんが、これほど頻繁に外国人拘束事件が起こっており、撤兵を要求してくるというところに、イラクの一般市民の本音が見えているのではないでしょうか。一連の事件の意味するところを各国はよく理解し、今後のイラク復興支援活動の方向性を決めるべきでしょう。

4月10日   アメリカと日本はじめ各国との関係
 「対フセインのはずが対イラクとなり、今やイスラムとの戦争になりつつある」(朝日新聞「素粒子」4月8日付)。連日のイラク情勢を見ていると、その通りです。フセインを捕まえたのだから、もうイラクに留まる必要はないと思うのに、米軍はいつまでもイラクに留まろうとしています。結果、最初のうちは好意的だったイラク市民も、だんだん反米的になり、今では全世界のイスラムの人々から、更には一部ヨーロッパの国からも、アメリカの行動は非難を浴びています。
 アメリカという国は戦争が好きで(戦争が好きというのは、米国民が好きこのんで戦争しているという意味ではありません。米国政府は何かにつけて戦争を利用しようとしているということです)、そのため昔から世界中のあちこちでドンパチとやってきたわけです。第二次大戦直後の朝鮮もそうでしたし、そしてベトナム、ペルシャ湾岸、いずれにしても後世に大きな影響を与えてきました。
 アメリカが戦争を起こすと、アメリカと相手国の2国間だけでは事が収まらないのです。今回の戦争でも、親米・反米という2つの立場ができていて、日本は親米派にあたります。その背景には例えば日米安保があるとか、アメリカは日本にとって最大の貿易相手国であるとか、いろいろと理由はあるのでしょうが、いずれにしても「アメリカの戦争の理念やら大義名分に賛成しているわけではない」と思います。勿論、フセインは、日本に限らず世界各国から「悪」と見なされました。それはいいのですが、その悪を摘み取ってからもアメリカを追いかけるか見限るかで2つの立場が生じたわけで、恐らく、アメリカに積極的な賛成ができないながらも、自国の立場上アメリカを追いかけるのが有利であろうと判断した国も多いと思われます。

 そう考えると、今回のイラクの戦争が、イラク・アメリカ2国の軍事面のみならず、世界各国の政治やら経済やら保健衛生やら宗教やら、いかに多方面に影響を及ぼしているかがわかると思います。世界地図のどこかである日パチっと火花が飛んだら、いろんな国が自国への影響を考えつつ、「またアメリカか。…」となるわけです。

4月9日   ドリフターズ
 先日、いかりや長介さんの追悼番組の録画を見たのですが、いつ見てもドリフターズのコントは廃れないですね。私は幼い頃、毎週土曜日に欠かさず『全員集合!』を見ていた世代ですので、当時のドリフを見ると小学生時代が懐かしく思い出されます。
 現在では、もうあのような番組を放映することは困難でしょう。『全員集合!』は毎週生放送で、しかも全国のあちこちで公演していました。うちからわりと近かった船橋ヘルスセンター(現在のららぽーとの場所にあった健康ランドのようなところ)でも公開生中継が行われていたようです。生放送である以上、トラブルもつきものだったようで、大道具や小道具の破損や出演者のNGはもとより、放送中に突然停電になったり、ステージに火の手が上がってあわや火災という事態にまでなったこともあったのです。
 しかも、オープニングとエンディングやゲスト出演者の歌、オチの音楽に至るまで全て生のオーケストラによる演奏で、舞台上や舞台下に楽団が陣取っていました。放送に際しては、事前の準備や後始末を含めて大勢のスタッフ・関係者がこの番組に携わり、1回の放送で携わった関係者の人数は100では済まないほどです。出演者やスタッフの熱意や創意工夫がこの番組を長寿番組に仕立て上げたのです。
 『全員集合!』放送終了後、個人の活動が多くなり、最近ではなかなか一緒に出演する機会も減っていたドリフターズですが、今後ますます一体となっての活動が減ってしまいそうで残念です。残された4人の今後の末永い活躍に期待するばかりです。



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