11月 … 霜月・神楽月・神帰月(かみきづき)・広寒(こうかん) |
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11月27日
和歌山ラーメン
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いやぁ朝青龍すごいですね。7場所連続優勝ですか。
さて、それはそれとして、昨日、和歌山ラーメンというものを初めて食しました。近年ブームになっている「ご当地ラーメン」の中では、知名度があまり高くないのかもしれませんが、ブームに乗って最近作り出されたご当地ラーメンとは違い、和歌山のラーメンはその起源を戦直後まで遡ることができます。しかも和歌山ラーメンの場合、単に麺の形状やスープの味付といったラーメン自体の特徴のみならず、店の名前(「○(まる)」がつく屋号が多い)やメニュー(寿司を置いている店が多い)、営業形態(麺類を扱う中華料理店などではなく、ラーメンの専門店となっている店が多く、故にメニューの種類も少ない)にも特徴があり、また、「ラーメン」と呼ばずに「中華そば」と呼ぶのが一般的だそうです。
和歌山ラーメンは主に細麺を使い、濁らせた豚骨醤油のスープで濃い目の味付けとなっているようです。今回、和歌山に出かけるに当たり、一応簡単に和歌山ラーメンについて下調べしておいたところ、どうやら和歌山ラーメンは「井出系」と「車庫前系」に分けられるとか。その詳細については興味のある方はGoogle等で検索して頂くことにして、和歌山駅に近くて行きやすい「井出系ラーメン」の元祖、井出商店という店を、今回訪問してみることにしました。
井出商店は昭和20年代からの古い店です。お昼過ぎ、店に着くと既に人が並んでいるので、暫く待たされるかと思っていたのですが、どうやら店内に数人のグループがいたためだったようで、ほどなくそのグループと入れ替わりで店に入れました。
早速「特製中華そば」を注文。普通の中華そばよりチャーシューの量が多いとのこと。確かにチャーシューがたっぷり入っていました。麺は秋葉原の「九州じゃんがら」と同じような細麺です。私は「二郎」のような硬めの太麺が好きなのですが、細麺もまた一興です。スープは期待通りのどろり濃厚な豚骨醤油で、これがまたチャーシューによく合う。「なるほどこれが和歌山のラーメンか!」と納得しましたね。まあ1つの店の味だけで全体を決めつけてしまうことはできませんが。
ラーメンは私の好物の一つでもありますので、また人気のお店にでも行くことがあったら、しっかりと味わってこようかと思います。
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11月20日
学園祭メイド喫茶2店
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11月6日、早稲田大学の学園祭で、メイド喫茶を出店した団体がありました。
この団体は文学部の国文E1というクラスの有志で、服は手作り、準備の状況をブログで公開という、そこそこ注目されていたイベントでした。
当日、訪問してみたところ、使用する教室は千葉大のあいまいCafeの半分程度の広さだったでしょうか、ちょっと狭いように感じられました。しかも教室内に水回りがなさそうでした。ただ、食器が紙コップと紙皿だったので、都度洗う必要がなく、その点千葉大よりも楽だったのかもしれません。
メニューはドリンク類とスイーツ類のセットのみの設定で、基本は500円、オプション(ゲーム等)が+300円でした。やや高かったのですが、それでも十分に満足のいく価格設定でしょう。入ってすぐの場所に受付があり、先に500円を支払う方式です。その辺はメイド喫茶の形にこだわる人にとっては若干の違和感があったかもしれません。
次に、翌週12日に開催された、お茶の水女子大学の学園祭メイド喫茶です。お茶の水女子大の学園祭は初訪問だったのですが、都心の大学の割にそれほど派手な演出はなく、かなりおとなしいイベントであるように感じられました。女子大というのはそういうものなのでしょうか。メイド喫茶は大学生協のカフェテリアのような場所を使っており、聞くとこの団体は生協委員だとか。おかげでお店の環境はかなりよかったです。ここもメニューの設定はセットのみでしたが、生協の器具等が使えることもあってか、ケーキがありました。
服は手作りだそうですが、肩フリル(ピナフォア)と黒のロングスカートだけを作ったような感じで、上半身は黒いシャツのようなものを着て、下のスカートと合わせてワンピースのように見せかけているようでした。それに肩フリルがつくと違和感ありません。やはりメイド服をオーダーメイドするのは金銭的に厳しかったのでしょうか。
どちらの大学も、手作り感のあるメイド喫茶になっていました。やはり、如何にも学園祭という雰囲気はありましたが。
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11月11日
続・あいまいCafe
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実のところ、学園祭でメイド喫茶を出すというのは、それほど突拍子もないことではなく、他の大学でもたまに見かけます。喫茶店自体は学園祭の一つの定番の催し物でもあるから、店員がメイド服を着ればメイド喫茶のできあがりです。近年はメイド服は比較的安価で売られていますし(と言っても1万円未満で買えるものはパーティー用のコスチューム程度の出来であることが多いのですが)、メイド服を仕立ててくれる業者や個人の方も多くいらっしゃるので、服を用意するだけの予算があれば、比較的簡単にメイド喫茶ができるわけです。
我々としては、形だけのメイド喫茶はやりたくなかったですし、そもそも飲食店の本質は付加サービスではなく食べ物や飲み物であり、それはメイド喫茶も変わらないと考えておりますので、いくらメイド服がかわいらしく出来上がっても、メニューに妥協したくはなかったわけです。できる限り「まともなもの」(学園祭の飲食店というのは素人が制約された環境下で作るので、概してあまり本格的な食べ物や飲み物はできない、というのが正直なところ)を出すため、不自由な環境下でもできる限りの努力をする、ということをモットーに、メニューの設定には何度も協議を重ねてきました。例えば、同じ千葉大祭の飲食店で、コーヒーや紅茶、ホットドッグ等を出している団体は複数あることでしょう。でも、コーヒーと紅茶とロイヤルミルクティーとホットドッグとフルーツパフェとチョコレートパフェとトーストを同時に出すことはできるのか、技術的には可能としても材料の大量仕入れは可能か、電気容量は大丈夫か、食器は足りるのか、…単に「作れるようになる(何度かリハーサルしてスタッフが作れるよう技術を身につける)」ということのみならず、さまざまな克服すべき課題があり、そしてそれらに常に予算の問題がつきまとうわけです。
おかげで私もコーヒーのドリップのコツやロイヤルミルクティーのおいしい淹れ方を知ることができました。
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11月9日
あいまいCafe
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11月2日から5日まで、母校の千葉大学で大学祭が開かれました。私は卒業後も毎年通って大学祭を手伝っているのですが、今年は主体的にイベントを主導する立場になりました。
既にトップページでお知らせしている通り、大学祭でメイド喫茶を出店しよというプロジェクトなのですが、M(博士前期課程=修士課程)2年の相方から最初にこの話を持ちかけられたのは昨年11月のことでして、1年間かけて準備してきたわけです。もっとも前半の半年間くらいは必ずしも実現するとは限らない状況だったので、積極的な宣伝は差し控えてきました。
今年はいろいろな大学でメイド喫茶をやるようですが、1年前の時点では奇抜なアイディアであり、相方はどうやら東京工業大学の学園祭に出店したメイド喫茶に影響されたようです。ただ、これを真似るのではなく、一から作り上げていくことを目指し、他の大学では真似できないものを作ろうとしました。故に、服は既製品ではなくオーダーメイド(又はセミオーダーメイド)とし、メニューも食べ応えのあるデザート等を揃えようとしました(当初はコーヒーはエスプレッソにする予定でしたが、事情により断念しました)。
このプロジェクト、立ち上げ時点での課題は、第一に「資金」、第二に「人員」でした。まず、活動を始めるには何はともあれお金が必要、次にお金が集まったとして肝心なメイドさんになってくれる女の子はいるのか、ということです。必要な資金は、ひとまず約30万円、メイドさんの数は最低4人、と見積もられました。そこで、メンバーの募集は新入生が入ってから開始するとして、30万円の都合をつけることになりました。
お金は、まず自分が10万、相方が3〜5万を出し、残りは収入のある仲間うちで募ることにし、一人当たり2万円程度の出資をお願いしたところ、わりと早い段階で見通しを立てることができました。次に人材ですが、6月頃から大学にポスターを貼りまくって学生有志を集めることにしました。すると、こちらも女の子数人が名乗りを上げてくれました。これで最大の難関はクリアできたわけですが、その後も服のデザインやらメニューの選定やら、いろいろと決め事があります。それらの経緯については、また日を改めてお話しようかと思います。
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