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12月 … 師走・弟月(おとづき)・限月(かぎりのつき)・春待月



12月23日  お誕生日
 お誕生日です。誰の誕生日かって?そりゃもうここで申し上げるまでもありません。

その1・イエスキリスト…本当に12月24日が誕生日なのかわかりませんが、一応そういうことになっていますな。
その2・天皇陛下…最近の皇室は何かと話題になることが多いですが、5月の皇太子発言のの影響は思っていたより大きかったようで。
その3・岡崎律子様…その優しい歌声と、世の中に遺したあまりに素晴らしい名曲の数々で、多くの人々に感動を与えてきた、永遠不滅のシンガーソングライターです。

 冬コミケ初日に当たる今月29日、岡崎様の最後のアルバムが発売されることになりました。もともと6月発売予定だったアルバムです。何故12月29日に?という疑問は最近になって解消されました。この日は岡崎様のお誕生日だったんですね。

 10〜12月のクールが終了し、そろそろ1クールのTVアニメも最終回になる頃です。「ローゼンメイデン」の後番組は「ああ女神様」になるそうで。「どうして今更?」などとも思ったのですが、実は私は今までOVAなどを見たことがなかったので、久々の井上喜久子さん主演作ということもあって楽しみにしています。 

12月13日   読解力
 前回の雑記で取り上げた「国語力の低下」ですが、その後こんなニュースも流れました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041208-00000006-san-pol

 OECD加盟国でのテスト結果によると、やはり日本の高校生は、数学と科学は「統計の誤差の範囲内でトップグループ」だそうですが、読解力については「加盟国平均と同程度」でトップグループとは言えないそうです。読解力というのは、論説や小説などの文章読解だけでなく、表やグラフなどの統計データ等の解釈も含まれるようですが、正しく読み取り自分なりに解釈して、それを自分の言葉で説明する能力というのは、学校を出て就職してから非常に重要になる能力であり、その基本は初等・中等教育でしっかり焼きつけておく必要があります。
 中高生は本を読まなくなったとか、活字離れが広まったとか、携帯電話でのメールの遣り取りが普及して長い文章を読み書きしなくなったとか、いろいろと言われているようですが、読解力低下の根底にあるのは、対象物への興味と関心、加えて科学的な目ではないか、と私は思うのです。まず、文章なり資料なりを「興味を持って」読みとります。必ずしも長い文章である必要はなく、地図や図表、写真でもいいのです。例えば地図を見てみることにします。
国土地理院2万5千分の1地形図「開聞岳」
 この地形図中で、薩摩富士とも呼ばれる開聞岳は、中央部やや下にあります。
 これを見て、開聞岳という山は、どのような山だとわかるでしょう?まず標高は924メートルであるとわかりますね。あと、登山道があるようです。が、それ以外に読みとれることはないでしょうか?開聞岳が、どのような形の山なのか、容易に想像がつくと思うのですが。
 山頂部を中心に、同心円状にほぼ等間隔の等高線がならんでいます。これを立体的に見ると、きれいな円錐形になるはずです。従って開聞岳は富士山のような、或いは富士山以上に形のきれいな円錐形の山ということになり、そういう特徴をもつ山の多くは成層火山であることから、開聞岳も成層火山の一種であるということが読みとれます。ここまで読みとることが、地図の読解力だと思うのです。  この地図からは、更にいろいろなことがわかります。どうやら山全体が広葉樹林であることから、季節によって山の色が変わるのかもしれません。春から夏にかけては緑色に見えるのでしょう。晩秋から冬にかけては茶色になるのかもしれません。一枚の地図に対してどれほどの興味や関心を持つか、そして科学的に分析できるか、ということが、直接的に読解力に結びついてくるわけです。このことは、文章読解よりも図表や資料の読解について言えることです。
 いずれにせよ、科学的な目(観察力)を養うことは、読解力向上に大いに役に立つはずです。国語も科学、社会科も科学ですから。そのためにも、小中学校での国語教育の充実は緊急課題だと思われます。(最後少し飛躍しすぎたかも)

12月6日   国語力
 もともと私はたびたび余計な心配をしてしまうのですが、そうした杞憂が時が経つにつれ杞憂ではすまされない現実問題として広く社会で取り上げられることがあります。
 高校時代、よく「理科離れ」という言葉を耳にしました。それは今でもよく言われているのですが、もともと文系人である私も理科が嫌いなわけではなく、寧ろそれなりに楽しみながら理科の授業を受けていました。それは大学に入ってからも同じで、普遍科目(いわゆる一般教養科目)では必要単位の数倍ほど理科の科目を選択していました。生物学、化学、現代物理学、薬学、地球科学、…地球科学は2つ受けたか。あと数学も受けましたが、これはレポートを出しそびれて単位を逃しました。他にもいくつか理科の科目を選択していたはずです。また、自然科学と人文科学・社会科学を複合させた科目もありました。中でも興味深かったのが、「伊豆諸島の自然と文化」。この講義では、伊豆諸島の青ヶ島村の村長氏も講師として青ヶ島の文化や産業について説明してくれました。
 さて本題に戻りまして、理科については私はそれほど抵抗がなく、また高校・大学を通して自分の身近にいる人もまた、文系・理系を問わず理科を忌避していた人はほとんどいなかったと思います。ただ、一方で、「文科離れ」のような現象があるように、私には思えていました。それは自分の身近な場所に留まらず、全国的に、更に地方や国の教育政策の中で、理科離れ以上に文科離れを助長するような風潮があったように感じられました。
 そして、やはり高校生や大学生の文科離れは数字になって現れてきているようでした。例えば、産経新聞より。
http://www.sankei.co.jp/news/041124/morning/24iti001.htm
「露骨に」「憂える」「懐柔する」…意味わかりますか?普通わかりますよね。それが、大学生にもなって正しい意味を知らないというのは大問題です。このような国語力の低下は、今までの初等・中等教育において国語教育があまりに軽視されてきたことの現れにほかならない、と私は思うのです。もしかしたら、国語教育より英語教育を重視してきたのではないか、国語の授業時間が足りないのではないか、いたずらに教科書を読み進めたり文学史の知識を詰め込ませるだけで、日常生活で必要な辞書の使い方や手紙の書き方、時候の挨拶などの日本語の基礎知識を十分に教えてこなかったのではないか…このような状況に、まさに憂えているわけです。
 だいたい、日本語が正しく理解できていない人が、外国語を理解できるわけないのです。そして国語力の低下の一因が、受験国語ではないかと思うのです。限られた時間で難解な論説文を読んで、論述形式の問題に答えられるだけの学力(受験テクニック)をつけていながら、何故手紙文を書くことすらできないのか。「拝啓  薫風の候、貴下におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます」の一文が出てこないのか、将来の日本を担っていけるだけの国語力を全ての学生につけることが、現在の教育行政の至上命題ではないか、と考えております。

12月4日   学園祭で喫茶店
 既にトップページでは告知を出しておりますが、来年の大学祭で、メイド喫茶を出そうという少々無謀とも言える提案があります。
 発案者は私ではないのですが、最初にこの話を持ちかけられた私は、全面的に賛同することにしたのです。近年、全国的に大学での課外活動が低迷気味と申しますか、学生のうちに何かプロジェクトを立ち上げて挑戦してみようという人が少なくなっているような気がします。学園祭を除いてみますと、中には学校公認のサークルや学科・クラス単位での出展以外に、少人数の有志で発表している事例も見かけるのですが、私が高校や大学に通っていた頃は、そういう学生が今よりかなり多かったように思えます。
 提案者本人(大学院生)は、「おバカなことができるのも学生の間だけ」と申しておりますが、それは決して単に「おバカなこと」と言い放ってしまうことはできないのです。大事なのは、実現の可能性の大小にかかわらず、義務的・慣習的にこなすべき決められた量の仕事以外に、自ら立ち上がって行動を起こそうとする意欲であり、そういう意欲を持つ人こそ、「プロジェクトX」に取り上げられるような大きなことをやらかすわけです。まあプロジェクトXはかなり脚色が入っているので、少し大袈裟な表現になっていると思うのですが、自分の意志で行動を起こすという積極的な姿勢は、目指す目的の如何にかかわらず(危険なことや違法なことでない限り)後押ししてやるべきだと思っているわけです。

 ですから、このメイド喫茶プロジェクトは、現時点で実現が決まったわけではなく、これから実現に向けて取り組んで行く段階です。そのためにはまず、店員さん=メイドさんを確保すること。4人以上は欲しいところです。次に、資金を確保すること。資金は知人網の中から出資者を募って集める予定です。もっとも資金集めの段階になると、実現性がかなり濃くなっているはずなのですが。
 現時点では、まず広報用・店員募集用のチラシやポスターをどうやって作ろうか、などと話し合っている段階です。



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