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10月 … 神無月・神去り月・初霜月・開冬(かいとう)



10月31日   新潟県中越地震から一週間
 もともと新潟県というのは地震が起こりやすい場所です。ユーラシアプレートと北アメリカプレートの境界上に位置します。この境界線は新潟県中部と静岡県中部を結ぶもので、フォッサマグナと呼ばれています。火山や温泉が多く、地震活動も活発で、また石油も産出します。
 先日の地震、平成16年新潟県中越地震と命名されましたが、活断層が多く地震が起こりやすいという、ある意味必然性の中で発生したわけです。かなりの被害が出ていますが、防災対策が不十分だったとは、私は思いません。寧ろこれほど大規模な地震が連続して発生して、これだけの被害で済んだのは不幸中の幸いだったのでは、とも思います。たとえどれほど徹底的に防災対策を進めていたとしても、必ずどこかでそれなりの被害が出ます。それらの被害を経験し、糧として次の防災対策に繋げていくのです。もし今後、また大規模な地震が起こったら、今回脆弱性が浮き彫りになった部分についてはそれなりの対策が施されることでしょう。しかし、それとは別の被害が出てしまうことは必然です。一つ一つ、災害時の弱点を経験しながら潰していくほかないのです。
 地震直後は、電気や水道、ガスなどの生活インフラや、新幹線、高速道路などの交通インフラがほとんど麻痺しました。これらのインフラが、日常世活の中でいかに重要かということが、思い知らされたような気がします。特に通信インフラについては、被害状況や安否の連絡、救助の要請など、被災地とその他の地域とで連絡を取り合う為に非常に重要なので、複数の通信ルートを確立させ、たとえそれらのうちの一つが使えなくなっても他の手段が使えるような仕組みを整えておくことが重要です。携帯電話は手軽ですが、基地局が被災すると通話できなくなるため意外に脆弱です。インターネットも同様のことが言えます。衛星通信や防災無線を整備し、電話線が使えなくなっても外部との連絡の遣り取りができるようにしておく必要があります。

 日本の上空に寒気があり、だんだん本格的に寒くなってきました。被災地周辺の最低気温は5度程度とのことで、避難生活を送る被災者の皆さんの健康状態が心配されます。一刻も早い復旧を願う…と申したいところですが、完全に復旧するには相当の時間がかかるであろうことはわかっています。寧ろ突貫的な復旧工事で、欠陥を残したまま復旧するよりは、ある程度の時間をかけて、より自然災害に強い公共インフラを作ってほしいと願っています。

10月23日  スパムメールがたくさん届きます
 私のメールアドレスには、よくスパムメールが届きます。スパムというのは、未承諾広告等の迷惑メールで、きちんと責任者名等が明記されていればまだマシなのですが、責任者名を明記せず、又は件名に入れることが義務づけられている「※未承諾広告」が入っていなかったり、単に有料サイトのURLだけが本文に記されていたりします。このようなメールは、メールアドレスを収集するソフトにより収集された宛先に、大量に送りつけてきます。そのため私と同じように日々スパムメールに悩まされている人がたくさんいるわけですが、それでもメールアドレスを外部に広く公表していない人は被害が少なくて済みます。Webサイトを持っていたり、掲示板に頻繁にメールアドレスを晒しているような人のもとには、大量のスパムメールが届き、実際には大した実害はないものの、非常に目障りで不快な目に遭わされる羽目になります。
 スパムメールの多くは、出会い系サイトの広告だったり、アダルト系サイトの広告だったり、違法コピーの(と言い切れないまでもグレーゾーンの)PCソフトの広告だったり、アルバイト募集広告だったりします。中でも出会い系サイトの広告は毎日しつこく送られてきており、その多くは送信元メールアドレスがYahoo!等のフリーアドレスになっていますが、送信元メールアドレスはいくらでも偽装できるので、送信者の実態をすぐに見極めるのは非常に難しいのが実状です。
 ここで私はちょっとした発見をしました。どうやら広告メールの中には、件名に半角の「,」(カンマ)が入っていることが多い、ということです。例えばつい先日届いた広告メールの件名「みてみてσ(^^)///ゆうこ,」の最後の文字は半角「,」です。何故かカンマは件名の最後に付されており、そのカンマ自体に何も意味がないことから、どうやら一括送信ソフトの仕様上、どうしてもそのような件名になってしまう可能性が考えられます。そこで、件名に半角カンマを含むメールを受信しない設定にしておけば、取り敢えず半分程度のスパムメールを読まずに済むことになります(この場合、通常のメールで件名に半角カンマを含む物も受信できません)。しかしこの方法は、メールサーバに一時保存されているメールをダウンロードしないというだけのことですので、結局のところメールサーバは全てのメールを受信しており、根本的なスパム撲滅対策にはなっていません。
 …続きはまた次回ということで。

10月18日   漢字練習帳作成中
 しまった…また10日以上空けてしまいました。13日の雑記は、書いたもののWeb上にアップするのを忘れていたようです。この間、東京近辺では台風は来るし、地震は起こるしで、自然現象の穏やかな日はほんの数日しかありませんでした。漸く昨日から天気も晴れるようになったのですが、同時に寒さが本格的になってきたようです。その上次の台風も。全く落ち着かない10月です。
 7月、右手薬指に膿がたまり、それを近所の診療所で切開したのですが、爪を3分の1ほど剥がされたので、手術痕が長らく残っていました。3ヶ月ほど経った今、まだ完治していないものの、爪は新しいものが根元からにょきにょきと生えてきて、古い爪を押し出すようにして指先を覆っています。手術時に剥がされかけた古い爪は、今ではほとんど剥がれて皮一枚で指と繋がっているような状態です。あと1週間もすれば、自然にポロっと剥がれ落ちるでしょう。無理に剥がそうとすると痛いので、暫く現状のまま放置しておくつもりです。
 さてさて冬コミ本の作成(というかネタ作り)、なかなか難航しております。今度の「もえかん増補版」は、夏に出したコピ本の内容に加えて、文章題と読みの問題も加える予定ですが、思いの外難航しているのが読み問題。まだ書き取りの方が筆が進みます。そういったわけで、漢検準一級レベルのアレゲな読み問題募集中。是非管理人までメールを。

10月13日   Neko Mimi Mode
 10月になって、新番組がたくさん始まったわけですが、今回の番組改編では見たい作品が増えまして、録画すると溜まりそうなので、基本的にすべてオンタイムで見ることにしました。
 ただ、今回チェックした番組、全て深夜放送です。平日の夕方の放送なら、見られないので諦めてビデオに録画するところですが、深夜ですと見ることができるので、ちょっと夜更かししてオンタイムで見てしまいます。見るというより、眠い目をこすりながら「消化する」ような状態になってしまいそうです。
 さて、まだ第2週ですので内容云々については何も申し上げられないのですが、主題歌について2つほど。まずは月曜深夜の「月詠」のOP、「Neko Mimi Mode」です。いや、これは毒な歌ですね。ちゃんと歌詞があるのかと思いきや、歌詞はないんですね。「ねこみみ」「ねこみみモード」「わたしのしもべ〜」、アレは何ていうんでしょうね。ある意味衝撃的ですね、初めて聞いた時、思わず「こうきたか」と唸ってしまいます。
 それから、同じく月曜深夜の「りりかるなのは」。OPは水樹さんが歌っています。EDは主役の田村さんなので、明るくて軽い感じの歌なのですが、OPの水樹さんの歌は、まさに水樹節を発揮できるようなメロディーですね。しかも歌唱力がすごいです。歌手顔負けの歌い方です。私もCD買ってしまいました。
 りりかるなのはの歌は、水樹さんのOPと田村さんのEDで、レーベルが違うというのも面白いところですね。

10月5日   郵便の民営化
 道路、年金、北朝鮮、沖縄、地方自治…いろいろな問題を抱えている小泉新内閣ですが、どうも世間の評判はいまひとつのようです。何せ知名度のあまり高くない人が多い。先日の内閣改造では、小泉首相の考え方に沿った人を集め、極言してしまいますと「側近内閣」のようになっています。
 とりわけ今回の内閣人事で重視されたのが、山積する諸問題の中でも「郵政改革」です。郵政三事業の民営化を何とか成し遂げようとする小泉首相が、同じく民営化に賛成する人を閣僚に集めたわけです。
 郵政民営化については、賛成・反対双方にもっともな言い分があります。しかし、三事業のうち郵便事業に限って見ると、少なくとも民営化した方が国営や公社よりも良くなるとは思えません。完全民営化すると、郵便サービスに地域格差が出てしまうことは自明ですし、現行の割安な料金を維持していけるかどうかも怪しいからです。
 現在、郵便料金は原則的に全国均一ですが、郵便輸送にかかるコストは集配や区分の人件費が大きく、途中の輸送距離は長くても短くてもあまり料金に影響しないのです。それは国営でも民営でも公社でも事情はあまり変わらないはずですが、これが僻村や離島となると、やはり輸送コストがかさんできます。一方で輸送量が大きく交通インフラも整備されている大都市間はコストが割安になるので、もし郵便事業が完全民営化されると全国均一の料金体系が崩れることになりかねません。民営化の弊害として地方の郵便局の縮小が指摘されるところですが、それ以外にもさまざまな形で地域格差が出てしまいそうです。
 民営化によって、新しいサービスを展開させることもできるでしょうし、コンビニとの提携を現在より更に密にしたり、いろいろな副業を始めることもできるでしょう。しかし、現行の郵便システムは明治初期以来、改良に改良を重ねて日本の風土に合うように形づくられてきたものです。完全民営化が、それを根底から崩してしまうことにならないよう熟慮してほしいところです。



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