雑記帳
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(管理人長期出張のため、7月の雑記はありません)

10月 … 神無月・神去り月・開冬(かいとう)・時雨月(しぐれづき)・小春



10月25日   靖国参拝
 さて首相の靖国参拝ですが、当然ながら賛否両論あります。しかも国内の世論は真っ二つに割れているようですし、この問題には正解はありませんから、解決にはまだ暫く時間が掛かることでしょう。
 よく言われることは、靖国参拝が中国や韓国から非難されるのはA級戦犯を合祀しているからだ、ということです。確かにその通りですが、この問題の核心は「合祀されている」ということよりも、そのことに対する日本人と中国人・韓国人の考え方の違いなのです。中国や韓国は首相が「A級戦犯を合祀している靖国神社」を参拝することを非難している一方、国内での批判は主に「近隣諸国への配慮」のためであり、首相が「靖国を参拝している」という事実自体を非難する論調は少ないように見受けられます。
 今回、首相は「私人」であることを強調するためか、略式の方法により参拝したとのことです。大阪高裁は今までの首相の参拝に対して違憲との判決を下しています。もともと政教分離は憲法上の鉄則ですし、宗教施設に公費で総理大臣の名で参詣することにはやはり問題があります。しかし、首相はどのような形であれ絶対にお寺や神社に行ってはいけないということなら、それは困る。私人であれば信教の自由は保障されますし、政治家であろうが公務員であろうがどの宗教施設に行っても構わないはずです。ですから本来、小泉さんが首相であろうがなかろうが、靖国に行ったこと自体を他国が非難するのは筋違いですし、それは内政干渉にもなり得る。
 それでも中韓両国にとって、靖国参拝を非難し続けなければならないのは、A級戦犯合祀が過去の戦争や侵略行為の肯定につながると考えているからです。これは違法性云々よりも感情の問題であるが故に余計にややこいいです。日本は今まで中韓両国に対して繰り返し謝罪を述べてきましたが、それだけで収まることではなさそうです。
 実は中国の共産党というのは、日本を批判することにより自己を正当化し、自国民のナショナリズムを高めようとしているという一面もあります。ですからもし首相が靖国に行かなくても日中関係が一気に改善するとは考えられません。しかし靖国参拝をやめないと両国間の感情的な対立は深まるばかりでしょう。かと言って参拝をやめなければならない法的根拠はありません。
 つまるところ感情的な問題、これほどややこしいものはありません。この問題には正解はありませんから。じゃあ私はどのように考えているのかって?そうですね…小泉純ちゃんそっくりさん人形を作って本人の代わりに行かせる、というのはどうでしょう?

10月21日   ルータ買い替え
 お久し振り更新になってしまいました。先週、自宅のブロードバンドルータが不調になり、インターネットに接続できなくなってしまいました。AIR-Hフォンを使って32k接続はできるのですが、ADSLに慣れてしまった自分にとって32kモデムはもはやデスクトップPCの通信環境ではありません。あれやこれやと修復を試みたものの、結局諦めざるを得ず、新しいルータを買ってきました。自宅にADSLを入れた4年前はまだルータの機種もそれほど多くなく、価格も安くはなかったのですが、最近では機種も増えて選択の幅が広がり、価格帯も安いものは7000円台から高いものは3万円台までさまざまですね。あまりに機種が多すぎて迷いましたが、お手頃価格で機能的にも今まで使っていたものより劣らないもの、ということで、国際基準11a対応で9800円のBUFFALO製品を購入しました。
 そういったわけで、漸く更新できるようになったのですが、今晩はちょっと他にやることがあるので、更新は次の機会にしようと思います。首相の靖国参拝のことでしょうかね…。

10月11日   食品の安全性
 米国産牛肉の輸入が間もなく再開されそうです。再開に向けての具体的なことは今後詰めていくのでしょうが、輸入再開となれば吉野家はじめ牛丼チェーンも一安心、といったところでしょうか。
 もともと米国でBSEが立て続けに見つかったことに端を発し、一時は吉野家の牛丼の冷凍パックがYahoo!オークションにまで出品されてしまった米国産牛肉の輸入中止は、生後20ヶ月未満の牛に限って取引するという条件のもと、再開に至りそうです。その理由は、20ヶ月未満の若い牛はBSEに感染している可能性が低く、安全性が約束できるから。結局、日本が再三にわたり求めてきた、全頭検査は受け入れられませんでした。全頭検査すれば確実に安全な牛肉が日本に入ってくるわけですが、コスト高になるのを忌避したアメリカ側が頑なに拒否し、一方で20ヶ月未満の牛の安全性を説いてきたわけで、日本側としては妥協するような形に落ち着いたと言っていいでしょう。米国産牛肉を使いたがっている国内の外食業界なども、20ヶ月未満の牛は安全であるとの主張を繰り返し、国に輸入再開を求めてきました。 ただ、この「20ヶ月未満は安全」というのは、非常に根拠に乏しい言い分でした。何せ科学的なデータに立証されているものではなく、「発症事例がない」という既成事実にのみ基づいているもので、しかもその「事例がない」中には、実は既に若いうちに感染していながら生長後に発症した牛がいないとも限らず、いわば米国によって「作られた」データだったと言ってよいと思います。

 吉野家メニューの愛好家である私としては、輸入再開は大いに結構です。ただ、やはり安全性を科学的に立証させるには、全頭検査以外に確実な方法はないはずです。それで値段が高くなってもいいのではないでしょうか。高いのが嫌なら買わなければいいんです。確かに20ヶ月未満の牛なら、99.9%安全と見ていいでしょう。しかし、全頭検査なら100%安全です。これをほぼ同じと見るか、違うと見るか、消費者が試される場面です。
 そもそも根本的な問題は、日本の食糧自給率の低さにあるのです。これは今更ここで申し上げても仕方がないことですが、まずは国内の食糧生産力を高めることが、食の安全性確保の第一歩だと思うのですが、どうでしょう。

10月2日   いわゆるのまネコ問題のこと
 なんかすごいことになっていますね…のまネコ問題。以前にも似たような問題がありました。2ちゃんねる等でよく使われている「ギコ猫」をタカラが商標登録しようとして、2ちゃんねらーに阻止されたのです。エイベックスはその一件を知ってか知らずか、モナーにそっくりなキャラクター「のまネコ」を商標登録出願してしまったわけです。このことに対し、強い反発を受けることは目に見えていましたが、すぐには出願を取り下げず、会社として「これはモナーではない、のまネコだ」というコメントを発表したがために、更に強くバッシングされるようになってしまいました。

 当初、エイベックス側は、のまネコについて「アスキーアートにインスパイヤされて映像化され、商品化に当たりオリジナリティーを加えてキャラクター化した」とし、「既存のアスキーアート・キャラクターの使用を制約するものではない」と弁明しました。この表現は、誰が見ても納得の行かないものだったでしょう。本当にのまネコはモナーに「インスパイヤされたものにオリジナリティーを加えた」のか、そもそも「インスパイヤされた」とはどのようなことなのか。その辺りについては不明瞭であった上、2ちゃんねらー達が「既存のアスキーアートの使用を制約されることを忌避している」と勘違いしているような文面でした。実際のところ、2ちゃんねらー達は、アスキーアートの使用が制約されることを恐れていたわけではなく(それ以前に、そもそもこのようなことでアスキーアートの使用が制約されるなどということは頭の片隅にすらない)、自然発生的に現れて永らく親しまれ、ネット上で広く使われてきたアスキーアートが、一企業により商売道具にされてしまうことに強い反感を抱いたわけです。ですから、エイベックスも弁明するならこの点について触れてほしかったわけです。結局、エイベックスからは明瞭な返事がありません。

 そしてエイベックスは、自社サイトに新たなコメントを掲載しました。そこでは同社が商標登録の出願を取り下げたことと、その理由が次のように記されています。
 『多くの方々が共有財産として楽しんでいる「モナー」等について、私たちが何らかの権利を持っているかのような誤解を完全に払拭できると考えたからです』
 繰り返しますが、誰一人として、商標登録出願によって同社が「何らかの権利を持っているかのような誤解」は持っていません。にもかかわらず、同社はその点を理解せず、『アスキーアートの自由な使用が制限されるのではないかといった様々なご不満・お叱りをいただきました』と、寧ろ同社が誤解したまま事態を収束させようとしてしまったようです。
 結局のところ、アスキーアートのキャラクターが企業によってビジネスの道具として使われることについて、頑なに拒もうとする人はさほど多くないのです。私としては、同社にそのことをまず理解して頂きたいと思っています。でも、「ビジネスの道具として使う」ということと、「商標登録する」ということは別物です。現に、最近になって雑誌や電車の中吊り広告などにアスキーアートキャラクターが使われているのをしばしば見かけるようになりましたが、それらについて2ちゃんねる上で文句をつけている人はほとんどいません。
 そして一連の事件の副産物として、「インスパイヤ」という新たな流行語が生まれたのです。

9月25日  続・木崎湖
 先週行ってきた木崎湖ですが、写真をいくつか紹介したいと思います。ただ、せっかくなので、『おねティー』・『おねツイ』ゆかりの場所の写真にします。
 ただ、私はおねツイを知らずに木崎湖を訪れたため、この作品の中のシーンと同じアングルで同じ場所を撮影することができず、取り敢えず予備知識のある人が「おねツイゆかりの場所スポットである」とその場で教えてくれた場所を撮影したきた次第です。
 ちょうどエンディングのテロップで、「協力」として3つの店舗の名前が出てきますので、上から順に行きます。

エンディングのテロップ

 まずはその1、星湖亭。

星湖亭

 ここは釣り人のためのお店で、釣道具屋兼食堂兼土産物屋兼貸しボート屋です。よくバス釣りの人が訪れるそうで、店内には魚拓が飾られているのですが…。今となっては魚拓よりも『おねティー』『おねツイ』のポスターの方が目立っています。そして店内にはポップまで。もはやおねティー一色といった感じです。そしておねティーゆかりのメニュー、「まりえカレー」もあります。まりえというのはおねティーのキャラクターです。我々が入店するなり、お店のおばさんが「まりえカレーですか」と笑っていました。ですがしかし、この時食べたのは裏メニューの「まりえカツカレー」と「まりえハンバーグカレー」でした。

 次にその2、Yショップ・ニシ。

Yショップ・ニシ

 Yショップというのはヤマザキショップのことで、ヤマザキのパンを売っている食品店ですね。ヤマザキ系列のコンビニは「デイリーヤマザキ」なのですが、「Yショップ」は直営のコンビニではなくて、ヤマザキと販売契約している個人商店で、比較的古くからあるヤマザキのお店には多いです。で、一見何の変哲もない食料品店「Yショップ・ニシ」、作品中では「縁川(へりかわ)商店」として登場するのですが、店内にはやはりおねティーのポップなどが飾られています。また日本地図が貼られており、訪問者がどこから来たのかを書き込めるようになっています。近所にJR大糸線の海ノ口駅があり、この駅に設置されているノートの過去ログがこのお店に保管されています。どうやらこのお店の車にも「縁川商店」と書かれており、今では正式名称より縁川の方が通りがよくなってしまっているかのようです。このお店、そばやうどんの食堂でもあり、おねティーのキャラ「縁川小石」(要するに縁川商店の子)に因んで「小石うどん」というメニューがあります(月見うどんの卵が加熱してあるような感じです)。写真を見ての通り、先週末は連休とあってか大勢の人が押し寄せ、駐車場が遠方ナンバーの車(しかも痛車)でいっぱいでした。

 最後、ゆーぷる木崎湖。地元三セクが運営する、温泉を中心とした保養施設です。温泉のほかプールや食堂、土産物コーナーがあります。駐車場にはやはり遠方からの痛車がいらっしゃいました。ノートが設置され、たくさんの人が書き込んでおります。ここの食堂には「ツインズコロッケ定食」があります。

ゆーぷる木崎湖

 建物全体を撮影するのを忘れてしまいました。ここは木崎湖の南端に当たり、星湖亭と大糸線の信濃木崎駅の間にあります。また、おねシリーズ愛好家に知られている宿、「アルペンハイム山正旅館」にもほど近いです。この宿もなかなか強烈で、カウンターにフィギュアや書籍が置いてあったりします。

 …と、3店舗ほど紹介しましたが、何せ自分の知識不足でロクな写真がありません。来年の早春に再訪したいので、それまでにティーチャー全話とツインズ全話見ておきたいです。



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