3月 … 弥生・花咲月・春惜月・建辰月(けんしんげつ) |
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3月29日
環境に優しい発電
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電気は化石燃料に比べてエコロジカルなエネルギー源ではありますが、発電するにも環境負荷ばかかってしまいます。特に日本の発電量のうち半分以上を占める火力発電は、水力や原子力に比べて圧倒的に二酸化炭素排出量が多い(1kWh当り石炭約1kg、石油700g、LNG600g、原子力20g、水力10g)こともあり、電気をより環境に優しいエネルギーにするためには、火力の代替となる発電手段を進めていく必要があります。
原子力は現在、日本の全発電量の約3割を担っており、発電コスト・環境負荷とも低いのですが、様々な問題を抱えています。特に深刻な問題として、(1)放射能や放射線に対して過度の嫌悪感(放射能アレルギー)を抱く人が多く、近年の相次ぐ原発不祥事もあって原発の新規建設に反対する住民が多いこと、(2)いわゆる核のゴミの処理が必要になること、などがあります。では、原発以外に環境負荷が低くて効率の良い発電方法があるかといいますと、確かに考えられる方法はいくつかあります。
特に近年普及しつつあるのが風力発電で、日本でも現在1000基以上が設置されています(NEDOの資料による)。風力発電は発電量が気象条件により左右されるという欠点がありますが、概して環境には優しいと言われてきました。しかし、最近になって羽(ブレード)に野鳥が衝突して犠牲になる事例が注目されるようになり、また景勝地の景観を損ないかねないこともあり、そういった環境問題が指摘されるようになってしまいました。もともと環境負荷が小さいとされていただけに、意外な落とし穴だと思いました。
となると、太陽光発電でしょうかね。これは雨天時や夜間は発電できず、発電コストも高いという問題点がありますが、エネルギー源が実質的に無限であること、環境負荷が非常に低いことなどメリットは大きいです。特に電力需要が大きくなる夏季の昼間など、今後の活用が期待されるでしょう。
私としては、核融合発電の実用化に向けての研究を進めてほしいと思っております。現段階ではとても実用化できる段階ではありません。核融合発電が実用化されるのは一体何百年後になるのかわかりませんが、できれば自分が生きている間に発電所第一号が完成してほしいものです。
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3月24日
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丸一ヶ月空いてしまいました。
さて、5日間ほど九州方面に行って参りました。駆け足だったので、じっくり見て回れたところは少ないのですが、太宰府天満宮や九州国立博物館を初訪問しました。
太宰府天満宮は21日に訪れました。祝日とあって、観光客も多く、参道の商店街も賑わっていました。学業守と絵馬を買いました。
九州国立博物館は23日に訪れました。九博は太宰府天満宮のすぐ近くにあるので、同時に行った方が楽なのですが、もともと九博に行く予定はなく、21日は別の用事が入っていたため天満宮だけ見てすぐに博多方面に引き返し、そのまま長崎方面に行きました。
しかし、諸事情により23日は当初予定していた大分の高崎山を訪れるのをやめたので、その代わりに九博を訪れることに下のです。やはり春休みのためか、九博も大勢人が見学に来ていました。博物館は高い場所にあるので、天満宮のすぐ近くに設置されているエスカレーターに乗ってエントランスまで行きます。この日は企画展は行われておらず、常設展のみでした。九博では、常設展を「文化交流展示」と呼んでいます。東京の国博や佐倉の歴博は展示室が小さいブースに分かれていますが、九博は中央に広い展示スペースがあり、そこだけ見れば展示の概要だけはわかるようになっています。その広い展示スペースの周囲に小さい展示室が10室配置されていて、より詳しい内容の展示を見ることができますが、この小部屋を全て回ると2時間くらいかかってしまいます。私はそれほど時間を取れなかったので、やや駆け足で回りました。
また、「シアター4000」というシアターがあり、精細な映像を見られます。ここの映像は、大画面にもかかわらず、すごく綺麗です。
入館料もあまり高くないので、太宰府天満宮と併せて北九州のお薦めスポットです。
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