7月 … 文月・七夕月・女郎花月(おみなえしづき)・初秋 |
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7月30日
シンドラーとパロマと
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雑記更新が月2回。PC不調期間中を除いてワースト記録更新ですな。
ネタはいろいろとあったのですが、なかなか文章にまとまらず、没にした雑記が何本かあったのです。
さて、企業の社会的責任が問われる時代です。ここ最近、パロマの瞬間湯沸かし器の一酸化炭素中毒事故や、トヨタ自動車の大量リコールなどがマスメディアを騒がせていますが、何せ一般消費者の生命に関わる一大事ですから、各企業とも迅速かつ適切な措置を講じる必要があります。
企業にとって顧客から広く信頼を得ることは自身の存続にかかわることですから、もし自社製品が事故を起こし、消費者の生命に関わる可能性が出てきたら、すぐに対応しなくてはなりません。しかし、一部企業はそのようなことをすると自社製品の不具合が世間に知れ渡ってしまい、自社製品の信用を落とす、と考えています。どうやら企業と消費者の間で認識のねじれ現象が起こっているようですね。
何せ企業のイメージ、特に消費者の大企業に対するイメージというのは、一度悪化したらなかなか巻き返せません。製品の不具合隠蔽で社会的に信頼を失った三菱自動車は、現在のように信頼を回復するのに数年要しましたし、今ではシンドラー社製のエレベーターに対する世間の風当たりが厳しくなってきています。思うに、不具合を出したメーカーは、不具合が発覚した直後に製造された製品が最も信頼できそうなものです。品質に神経質になっていますから。しかし、多くの消費者はそのように考えない。ここの製品は一度不具合を出したから、またすぐに不具合を起こすに違いない、と。
今まで不具合が発覚していないメーカーの製品が、必ずしも100%信頼できるとは限りません。そういう製品に限って、まだ発覚していない不具合が潜在しているかもしれません。製品不具合の多くは、消費者が実際に直面してみて、初めて発覚するものですから、それを100%未然に防ぐ方法は、たぶんほとんどありません。人間が作っているものですし。
しかし、なるべく不具合を減らす方法ならあります。製品の管理をしっかりしておくこと。一見簡単のようだけど、それを継続させることは意外と難しく、また時間も経費もかかるものです。恐らくISO9001の国際基準がなければ、製品管理に多大な時間と労力を費やそうとする企業はほとんどないことでしょう。企業が最もコストを落としたい部分でもありますし。
そして不具合が見つかったら、迅速に対応することですね。遅くなればなるほどイメージダウンは大きいですし、対応が迅速なら逆にイメージアップにもつながるかもしれませんね。
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7月9日
わけわからん国
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北朝鮮ほどわけわからん国はありません。しかも、わりと高い技術力を持っているようです。
以前から、北朝鮮はいずれミサイルを発射すると言われてきました。が、いざ現実に射ち込まれてみると、その行為はあまりに奇異に見えました。本当に北朝鮮はミサイル撃つことが他国にプラスイメージを与えると考えているのか?単なる自己満足なんじゃないのか?当然ながら、北国がそのようなことをすることによるメリットは見出せません。
ということは、もしかしたらこれは北朝鮮国内に向けてのメッセージなのかもしれません。偉大なる将軍様に不可能の文字はない、こうすることによって周辺諸国に自国の技術力・軍事力の高さを誇示しているのだ、と。現実には全く逆効果だったわけですが、所詮、北朝鮮の国民は上からの情報統制により操作された情報しか得られないので、「ミサイル撃った」という既成事実さえあれば、あとは将軍様の思う通りに適当に情報を流すだけです。
北朝鮮は多くの一般市民が飢餓・貧困に直面しています。ただ、私の思うに、北朝鮮の国土は有効利用すると農業や工業をもっと発展させる余地はあるし、労働力が必要になるので国民の所得を増やすこともできそうです。韓国や中国のように、安い労働力を売り物にして、先進国に軽工業製品を売り込むなど、外貨獲得も不可能ではないでしょう。
何しろ、北朝鮮は核を保有していますし、ミサイルを作る技術力もある。それだけの技術力をもってすれば、国民生活を更に豊かにすることは可能なはずです。しかし、現状、北朝鮮の高い技術力は将軍様のためのもの、というのが実態です。今回のミサイル一件も、つまるところ将軍様の顔を立てるための出来事であって、それは北朝鮮の多くの市民にとっては、毎日行っている将軍様の写真に向かっての一礼を発展させたようなもの、程度にしか思われていないのではないでしょうか。
しかし実際には、ミサイルを撃ち込んだことは全世界を巻き込む大騒動になってしまったのです。そのことを実感していないのは、(少なくとも東アジアでは)北朝鮮国民だけという皮肉な結果です。
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