4月 … 卯月・卯花月(うのはなづき)・花残月(はなのこりづき)・麦秋(ばくしゅう) |
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4月28日
タレント議員
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今回の統一地方選挙は、世間の関心が高かったような気がします。その発端が、東国原氏の宮崎県知事就任にあったことは確かでしょう。
いわゆるタレント政治家は、場合によっては候補者がテレビタレントであるというだけで非難の対象にされてしまったり、政治家としての実力を疑われてしまったりすることがあります。しかし、それは偏見であり、はっきりした根拠もありません。一部マスコミの無責任な報道が引き起こした誤解と言っていいでしょう。しかし、実際に政治活動を行うにあたり、政治家としての実力に疑問を抱かざるを得ない実例はいくらでもあります(具体的には申しませんが)。
あの青島氏が都知事に就任した頃、知事と都議会は激しく対立しておりました。この頃、都議会は知事に対してこんな質問をしたのです。
「東京国際フォーラムとは何ですか?ハローワークとは何ですか?」
恐らく前任の鈴木都知事なら難なく答えたことでしょうが、青島知事は「わかりません」と答えました。この質問に対しては、「都議会の知事に対する陰湿な意地悪ではないか」などと都議会を非難する声も聞かれました。たしかに質問の内容はまるでクイズですし、知事を困らせることを目的としていることは一目瞭然です。
ですが、私としては、この程度のことは答えられなければ知事は務まらないと考えます。従って、これは都議会が責められるべきことではなく、単に知事の勉強不足であったと断言してよいと思います。
東国原知事が、これまでの多くのタレント政治家と少し違って見える点は、地方自治について非常にしっかり学んでいる(ように見える)ということです。やはりタレントといえども政治家になる以上、ある程度の政治知識は必要です。しかし、現状、タレント候補者はやはり政党の看板に使われたり、或いは本人の興味本位で立候補してみたり、とかく政治そのものにたいする深い情熱とか、具体的に政治家としてどのようなことをしていきたいのかということが、はっきりした輪郭をもって見えない、というか、本人がそのような姿を外部に見せていないような気がします。それに比べると、東国原知事は自ら「宮崎のセールスマン」を名乗り、実際にその役割を果たしてしまいましたし、降って沸いた鶏インフルエンザ騒動も何とか収めたし、今後に期待を持っていいでしょう。
「政治家になる」というのは本来、目的ではなくて、手段のはずです。政治家になることを通して、社会に関して自分の理想とすることを実現させるのが本来の目的のはずです。まあ確かに政治家という方法で生計を立てている人にとって、理想論ばかりも言っていられないんでしょうけれど、常に理想を持ちながら活動して頂きたいものです。
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4月13日
学生生活ふたたび
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7年間のブランクを経て、学生という立場に戻りました。
学生と申しましても、学部学生ではなくて院生なのですが。
ただ、学部生と院生とでは、少々勝手が違う部分があります。
まず、学部では高校までと同じように、時間割があります。しかし、大学院の時間割は変動的です。一応、時間割表を作るのですが、授業が隔週だったり、夏期休暇期間中に数日間泊り込みだったり。時間割表に組み込めないようなスケジュールもあります。
そして、授業の内容も学部とはやや異なります。学部では講義中心で、演習は3年生・4年生になってから増えますが、大学院では2年間通じて講義と演習が概ね半々です。ただ、これは専門分野や所属する研究室によっても変わってくるかと思います。
学部を卒業してからの7年間、出身大学はかなり変わっていました。建物が増えたり、学生証が変わったり、古い校舎が改装されたりしています。また、情報処理自習室の端末が、UNIXからWindowsXPになっていました。
先日、ゼミの研修旅行で滋賀大学に行ったのですが、学食の価格の安さに驚きました。どうやらこれくらいの価格が学食では一般的で、ウチの大学が高いらしい…かと言って、特においしいというわけでもないのですが。
新入生ガイダンスで、「アカハラ=アカデミックハラスメント」という言葉を初めて耳にしました。パワハラやセクハラはよく聞くのですが、アカハラは学校や研究機関での教官から学生に対する嫌がらせ、とのことです。そう言えば先日、群馬県の私立大学で学生が自殺した事件がありましたが、それに絡めて同大学でのアカハラの実態がテレビでスクープされておりました。
大学も少しずつ変化しているようです。ただ、私のことを覚えてくれている先生が意外に多かったのはよかったです。
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