死(第二の)
参照:死(霊の)

死(肉体の)
参照:死すべき状態,救い,堕落(アダムとエバの),復活

肉体と霊の分離。アダムの堕落以前、地上にいた命あるものは死ぬことがなかった(2ニフ2:22;モセ6:48)が、堕落によって、地上に腐朽と死がもたらされた。しかし、イエス・キリストの贖罪が死を征服したので、すべての人が復活するようになった(1コリ15:21-23)。復活は、現世において善をなしたか悪をなしたかにかかわらず、すべての人に無料で与えられる賜物である(アル11:42-44)。人は皆肉体の死を一度だけ経験するが、一度復活した後は、二度と死なない体になる(アル11:45)。

  • すべての肉は共に滅び、人はちりに帰るであろう(ヨブ34:15)。
  • 主の聖徒の死はそのみ前において尊い(詩篇116:15)。
  • ちりは土に帰り、霊は神に帰る(伝道12:7)。
  • 死がひとりの人によってきた(1コリ15:21)。
  • 死と黄泉とのかぎを持っている(黙示1:18)。
  • もはや、死もなく、悲しみもない(黙示21:4)。
  • 死がすべての人に及ぶようになった(2ニフ9:6,11[アル12:24])。
  • 死を少しも恐ろしいと思わなかった(アル27:28)。
  • アルマは死と復活の間の人の状態について説明した(アル40:11)。
  • わたしにあって死ぬ者は死を味わわないであろう(教義42:46)。
  • 死に定められていない者は、癒されるであろう(教義42:48)。
  • 死に至るまでも、あらゆる点であなたがたを試す(教義98:14)。
  • あなたはちりに帰る(モセ4:25)。
  • アダムの堕落によって死が生じ(モセ6:48)。


    死(霊の)
    参照:悪魔,地獄,救い,堕落(アダムとエバの),罰の定め,滅びの子

    神とその影響からの分離。義に関する事柄について死んだ状態になること。ルシフェルと天の衆群の3分の1は、天から投げ落とされたときに霊の死を受けた(教義29:36-37)。

    霊の死はアダムの堕落によって世にもたらされた(モセ6:48)。思いや言葉や行いが邪悪な人は、たとえこの世に生きていたとしても、霊的には死んでいる(1テモ5:6)。イエス・キリストの贖罪を通して、また福音の原則と儀式に従うことより、人は男女を問わず罪から清められ、霊の死に打ち勝つことができる。

    霊の死は肉体の死の後にも起こる。復活した人に対しても、悪魔やその使いに対しても、裁きは行われるのである。福音の光と真理に故意に背く者は霊の死を受ける。この死はしばしば第二の死と呼ばれる(アル12:16;ヒラ14:16-19;教義76:36-38)。

  • 悪を行う者は断ち滅ぼされ(詩篇37:9)。
  • 肉の思いは死である(ロマ8:6[2ニフ9:39])。
  • 情欲は人を滅びと破壊とに沈ませる(1テモ6:9)。
  • 罪は死を生み出す(新ヤコ1:15)。
  • 勝利を得る者は、第二の死によって滅ぼされることはない(黙示2:11)。
  • この人たちに対しては、第二の死はなんの力もない(黙示20:6,12-14)。
  • 火と硫黄の燃えている池が、邪悪な人々の受くべき報いである。これが第二の死である(黙示21:8[教義63:17-18])。
  • 人は、自由と永遠の命を選ぶことも、束縛と死を選ぶことも自由である(2ニフ2:27[2ニフ10:23;アル29:5;ヒラ14:30-31])。
  • 神は死と地獄から逃れる道を備えてくださっている(2ニフ9:10)。
  • 第二の死であるあの火と硫黄の池に投げ込まれることのないように、地獄の苦しみから自分自身を解き放しなさい(ヤコ3:11)。
  • 生まれながらの人は神の敵であり(モサ3:19)。
  • 主があなたがたに悔い改めることを許してくださって、あなたがたが第二の死を受けることのないように願っている(アル13:30)。
  • アルマは永遠の死の鎖に縛られていた(アル36:18)。
  • 悪人は義にかかわることに関して死んだ状態になる(アル40:26[アル12:16])。
  • 堕落は全人類に霊の死ももたらした(アル42:9[ヒラ14:16-18])。
  • アダムは堕落したとき、霊的に死ぬことになった(教義29:40-41,44)。


    慈愛
    参照:,哀れみ,福祉,奉仕

    キリストの純粋な愛(モロ7:47)。キリストが人の子らに対して抱いておられる愛、また人の子らが互いに抱くべき愛(2ニフ26:30;33:7-9;エテ12:33-34)。単なる愛慕の情ではなく、最も気高く、尊く、しかも強い愛。

  • 知識は人を誇らせ、愛は人の徳を高める(1コリ8:1)。
  • 慈愛すなわち純粋な愛は、他のいかなるものよりも大いなるものである(1コリ13章)。
  • この命令は、清い心から出てくる愛を目標としている(1テモ1:5)。
  • 兄弟愛に愛を加えなさい(2ペテ1:7)。
  • 人は皆、慈愛すなわち愛を持つようにとの戒めを与えられた(2ニフ26:30[モロ7:44-47])。
  • あなたがたは信仰、希望、慈愛を必ず持つようにしてほしい(アル7:24)。
  • あなたが人の子らに対して抱いておられたこの愛が慈愛である(エテ12:33-34)。
  • 人は慈愛を持たなければ、あなたが御父の住まいに用意してくださった場所を受け継ぐことができません(エテ12:34[モロ10:20-21])。
  • モロナイは、信仰と希望と慈愛について述べたモルモンの言葉を記録した(モロ7章)。
  • 慈愛を持つ者には、主の業に携わる資格がある(教義4:5-6[教義12:8])。
  • 慈愛のきずなを、身にまといなさい(教義88:125)。
  • あなたの心が慈愛で満たされるようにしなさい(教義121:45)。


    シーレム(人名)
    参照:反キリスト

    『モルモン書』の中の人物。キリストを否定し、しるしを求めた(ヤコ7:1-20)。


    ジェロム(人名)
    参照:(なし)

    『モルモン書』の中の人物。エノスの息子で、リーハイの曾孫に当たる。ジェロムは紀元前420-361年までの60年間、ニーファイ人の記録を保管した(エノ1:25;ジェロ1:13)。彼は歴史的な記録をあまり書かなかったが、忠実な人物であった(ジェロ1:2)。

    【ジェロム書】

    『モルモン書』の中で、この書はわずか15節しかない。ジェロムは、ニーファイ人がモーセの律法を守り続け、キリストの来臨を待ち望んでいたことを記録している。ニーファイ人は信仰の篤い王たちによって導かれた。彼らは、預言者や祭司、教師の言葉を心に留めたときには栄えた。



    参照:(なし)

    古代世界においては、食物の保存料として重要であった。また、生命の維持に不可欠のものと考えられていた。

  • ロトの妻は塩の柱になった(創世19:26)。
  • あなたがたは、地の塩である(マタ5:13[ルカ14:34;3ニフ12:13])。
  • 永遠の聖約を交わすとき、彼らは地の塩と見なされる(教義101:39-40)。
  • 聖徒が人々の救い手でなければ、彼らは塩気を失った塩のようである(教義103:9-10)。


    シオン
    参照:エノク,新エルサレム

    心の清い者(教義97:21)。シオンという言葉には、心の清い人々が住む所という意味もある。エノクとその民が築き、ついに義のゆえに天に取り上げられた町はシオンと名付けられた(教義38:4;モセ7:18-21,69)。末日にシオンという名の町がミズーリ州ジャクソン郡の近くに建設される。そしてイスラエルの諸部族がここに集合する(教義103:11-22;133:18)。聖徒たちは、世界のどこに住んでいるかにかかわらず、その地でシオンを築くように勧告されている。

  • ダビデの町はシオンと呼ばれた(列上8:1)。
  • 律法はシオンから出る(イザ2:2-3[ミカ4:2;2ニフ12:2-3])。
  • 贖い主はシオンに来られる(イザ59:20)。
  • 町からひとり、氏族からふたりを取って、あなたがたをシオンへ連れて行こう(エレ3:14)。
  • シオンの山とエルサレムとに、のがれる者があるからである(ヨエ2:32[オバ1:17])。
  • わたしのシオンを起こそうと努める者は幸いである(1ニフ13:37)。
  • シオンの娘たちは高ぶり(2ニフ13:16[イザ3:16])。
  • シオンでのんきに暮らす者は、災いである(2ニフ28:19-25)。
  • シオンの大義を起こして確立するように努めなさい(教義6:6[教義11:6])。
  • わたしは、善のために大いなる力をもってシオンの大義を推し進めるようにと彼に霊感を与えた(教義21:7)。
  • 新エルサレムはシオンと呼ばれる(教義45:66-67)。
  • ミズーリ州インディペンデンスは、シオンの町のための場所である(教義57:1-3)。
  • 悔い改めるまで、シオンの子らのうえに懲らしめが残る(教義84:58)。
  • 主はその民をシオンと呼ばれた。彼らが心を一つにし、思いを一つにし、義のうちに住んだからである(モセ7:18-19)。
  • シオンがアメリカ大陸に築かれる(箇条1:10)。


    死海
    参照:(なし)

    ヨルダン渓谷南端の塩湖。「塩の海」と呼ばれた。湖面は地中海の海面より約400m低い。湖岸近くには、ソドム、ゴモラ、またベラとも呼ばれたゾアルなどの町があった(創世14:2-3)。

    預言の成就として、また救い主の再臨のしるしの一つとして、死海の水は清くなり、多くの生き物が住むようになる(エゼ47:8-9)。


    識別の賜物
    参照:御霊の賜物

    御霊の力によって理解すること、知ること。識別の賜物は御霊の賜物の一つである。この賜物には、人の本来の姿や、霊的な現れの源や意味を理解することも含まれる。

  • 人は外の顔かたちを見、主は心を見る(サ上16:7)。
  • 彼らは悪を呼んで善といい(イザ5:20[2ニフ15:20])。
  • 神につけることは御霊によって判断される(1コリ2:14)。
  • ほかの人には霊を見わける力が与えられている(1コリ12:10)。
  • 思いを見抜くことができた(アル18:18,32)。
  • 小さな声でありながら、聞いた人々の心の中まで貫いた(3ニフ11:3)。
  • 欺かれないために熱心に最善の賜物を求め(教義46:8,23)。
  • 教会の指導者は御霊の賜物を見分ける力を与えられる(教義46:27)。
  • 光に満たされるその体はすべてのことを悟る(教義88:67)。
  • モーセは地を見た。彼は神の御霊によってそれを見極めた(モセ1:27)。


    死刑
    参照:殺人

    犯罪者に対してその命を絶つ刑罰。特に殺人罪に対する罰として行われる。

  • 人の血を流すものは、人に血を流される(創世9:6[JS創世9:12-13])。
  • 故殺人は必ず殺されなければならない(民数35:16)。
  • 故意に人を殺す者は災いである。彼は死ぬからである(2ニフ9:35)。
  • 法律により、あなたに死刑を宣告する(アル1:13-14)。
  • 人を殺す者は死刑に処せられた(アル1:18)。
  • 法律は人を殺した当人の命を要求する(アル34:12)。
  • 殺す者は、死ななければならない(教義42:19)。


    示現
    参照:啓示,最初の示現,

    聖霊の力を通して与えられる、出来事や人物、物事についての目に見える啓示。

    重要な啓示として、次のような例を挙げることができる。終わりの時についてのエゼキエルの示現(エゼ37-39章)、神の右にイエスが立っておられるのを見たステパノの示現(使徒7:55-56)、終わりの時についてのヨハネの黙示(黙示4-21章)、リーハイとニーファイの命の木の示現(1ニフ8;10-14章)、主の天使を見た息子アルマの示現(モサ27章)、地に住むすべての民を見たヤレドの兄弟の示現(エテ3:25)、栄光の示現(教義76章)、カートランド神殿でジョセフ・スミスとオリバー・カウドリに与えられた示現(教義110章)、死者の贖いに関するジョセフ・F・スミスの示現(教義138章)、神と創造についてのモーセの示現(モセ1章)、神にまみえたエノクの示現(モセ6-7章)、ジョセフ・スミスの最初の示現(ジ-歴史1)。

  • 示現がなければ民は滅びる(KJ箴言29:18)。
  • 若者たちは幻を見る(ヨエ2:28[使徒2:17])。
  • 神は、示現によってわたしに知識を授けられた(2ニフ4:23)。
  • 神の前から遣わされた使者である(ジ-歴史1:33)。
  • わたしたちは、預言、啓示、示現があることを信じる(箇条1:7)。


    地獄
    参照:悪魔,死(霊の),罰の定め,滅びの子

    末日の啓示では、地獄という言葉は少なくとも二つの意味で用いられている。一つは、現世において不従順であった人々が霊界で一時的にとどまる場所を指す。この意味では、地獄にも終わりがある。霊たちはそこで福音を教えられ、悔い改めた後に、自分にふさわしい栄えの階級に復活する。悔い改めないながらも、滅びの子とはならない者は、福千年の間地獄にとどまる。この苦しみの千年の後に、彼らは星の栄えの栄光に復活する(教義76:81-86;88:100-101)。

    もう一つは、イエス・キリストの贖罪によって贖われない者が永久にとどまる所を指す。この意味では、地獄は永久的である。この地獄は「汚れたまま」の者のためにある(教義88:35,102)。サタンとその使い、ならびに滅びの子、すなわち御父から御子を示された後に御子を否定した者たちが永遠に住む場所である(教義76:43-46)。聖典には、地獄を外の暗闇と表現している箇所が幾つかある。

  • あなたはわたしを陰府に捨ておかれず(詩篇16:10[詩篇86:13])。
  • 地獄の消えない火の中に落ち込む(マコ9:43[モサ2:38])。
  • 金持が黄泉にいて苦しみながら、目をあげると(ルカ16:22-23[教義104:18])。
  • 死も黄泉もその中にいる死人を出し(黙示20:13)。
  • 用意された場所が一つあります。まことに、それはあの恐ろしい地獄です(1ニフ15:35)。
  • 肉の思いは、悪魔の霊に力を与え、あなたがたを捕らえて地獄に落とし(2ニフ2:29)。
  • キリストは死と地獄から逃れる道を備えてくださった(2ニフ9:10-12)。
  • 汚れている者は永遠の苦痛の中に入る(2ニフ9:16)。
  • 悪魔は人々をだまし、巧みに地獄に誘い落とすのである(2ニフ28:21)。
  • イエスがわたしを地獄から贖ってくださった(2ニフ33:6)。
  • 地獄の苦しみから自分自身を解き放しなさい(ヤコ3:11)。
  • 悪魔に捕らえられて、悪魔の意のままに滅びに引き込まれる。地獄の鎖とはこのことを意味する(アル12:11)。
  • 悪人の霊は外の暗闇に追い出され、復活の時までその状態にとどまる(アル40:13-14)。
  • 汚れた者が神とともに住むときの悲惨は、地獄で罰の定めを受けている者たちとともに住むときの悲惨よりもひどいであろう(モル9:4)。
  • わたしの手から与えられる罰は無窮の罰である(教義19:10-12)。
  • 地獄は悪魔とその使いのために用意された場所である(教義29:37-38)。
  • 神を認める者は死と地獄の鎖から解放される(教義138:23)。


    支持(教会指導者の)
    参照:同意の律法

    中央また地元の教会指導者として働く人々を支えると誓うこと。

  • 全会衆の前に立たせて、彼らの前で職に任じなさい(民数27:18-19)。
  • 民はみな「王万歳」と叫んだ(サ上10:24)。
  • 主の預言者を信じなさい。そうすればあなたがたは成功するでしょう(歴下20:20)。
  • あなたがたの指導者たちに従いなさい(ヘブ13:17)。
  • あなたはつぶやくことがなかったので、主から恵みを受けるであろう(1ニフ3:6)。
  • 預言者たちを受け入れた人々は命を助けられた(3ニフ10:12-13)。
  • この12人の言葉に注意を払うならば、あなたがたは幸いである(3ニフ12:1)。
  • わたし自身の声によろうと、わたしの僕たちの声によろうと、それは同じである(教義1:38)。
  • あたかもわたし自身の口から出ているかのように、彼の言葉を受け入れなければならない(教義21:5)。
  • この神権を受けるすべての者は、わたしを受け入れるのである(教義84:35-38)。
  • だれでもわたしを受け入れる者は、わたしが遣わした者を受け入れる(教義112:20)。
  • わたしが任命したこれらの者の声にも聞き従おうとしなければ、祝福されないであろう(教義124:45-46)。


    士師記
    参照:(なし)

    『旧約聖書』の中の1書。士師記は、ヨシュアの死からサムエルの誕生に至るまでのイスラエル人を扱ったものである。

    第1-3章は、士師記全体の序に当たり、イスラエル人が敵をことごとく追い出すことをしなかったために(士師1:16-35)、信仰の喪失、不信者との結婚、偶像礼拝という結果を招いてしまったことが説明されている。第3-5章には、イスラエルをカナン人から救ったデボラとバラクの話が記されている。第6-8章は、主の祝福を受けてイスラエルをミデアン人から救った、信仰を鼓舞するギデオンの話である。第9-12章には、主として背教と抑圧の下でイスラエルの士師として働いた幾人かの話が載せられている。第13-16章には、最後の士師サムソンの隆盛と衰亡が描かれている。最後の第17-21章は付録に相当するもので、イスラエルの罪の深さを明らかにしている。


    死者の救い
    参照:贖いの計画,覚えの書,系図,救い

    福音の救いの儀式を受けることなく死んだ人々のために、生きているふさわしい教会員が神殿でこれらの儀式を執行すること。死者は霊界で福音を教えられ、地上で彼らのために執行された儀式を受け入れることができる。

    忠実な教会員は、先祖の名前や出生年月日を明らかにすることにより、彼らのための救いの儀式が執行されるように、家族の歴史を調べ、記録を作成する。

  • 捕えられた人に「出よ」と言い(イザ49:9[イザ24:22;1ニフ21:9])。
  • 捕われ人に放免を告げ(イザ61:1[ルカ4:18])。
  • 父の心をその子供たちに向けさせ(マラ4:5-6[3ニフ25:5-6;教義110:13-16])。
  • 死んだ人たちが、神の子の声を聞く時が来る(ヨハ5:25)。
  • なぜ人々が死者のためにバプテスマを受けるのか(1コリ15:29)。
  • 獄に捕われている霊どものところに下って行き、宣べ伝えることをされた(1ペテ3:18-20)。
  • 死人にさえ福音が宣べ伝えられたのは(1ペテ4:6)。
  • 獄にとどめられた人々の霊に、御子が訪れて、福音を宣べ伝えられた(教義76:73)。
  • 獄において彼らの分を受けた者たちの贖いが来る(教義88:99)。
  • わたしの聖徒たちが死者の代わりにバプテスマを受けるバプテスマフォントが地上にない(教義124:29)。
  • 福音を知らずに死んだ者で、受け入れたであろう者は皆、日の栄えの王国を受け継ぐ者となる(教義137:7-10)。
  • 神の御子が現れて、忠実であった囚われ人に自由を宣言された(教義138:18)。
  • 獄にいた霊たちの多くが出て来て(モセ7:57)。


    シズ(人名)
    参照:ヤレド人

    『モルモン書』の中の人物。ヤレド人の軍隊の指導者。シズはヤレド人の国家全体を滅ぼした大戦争の最後に死んだ(エテ14:17-15:31)。


    死すべき状態
    参照:,死(肉体の),堕落(アダムとエバの),

    誕生から肉体の死に至るまでの期間。第二の位と呼ばれることもある。

  • それを取って食べると、きっと死ぬであろう(創世2:16-17[モセ3:16-17])。
  • ちりは土に帰り、霊は神に帰る(伝道12:7[創世3:19;モセ4:25])。
  • 死ぬべきからだを罪の支配にゆだねることをせず(ロマ6:12)。
  • 死ぬものは必ず死なないものを着ることになる(1コリ15:53[エノ1:27;モサ16:10;モル6:21])。
  • 人の状態は試しの状態となった(2ニフ2:21[アル12:24;アル42:10])。
  • アダムが堕落したのは人が存在するためであり(2ニフ2:25)。
  • この死すべき体がよみがえって不死のものとなり(アル5:15)。
  • 現世は人が神にお会いする用意をする時期である(アル34:32)。
  • 死に至るまでも恐れてはならない。この世ではあなたがたの喜びは満たされない(教義101:36)。
  • 第二の位を守る者は、とこしえに栄光をその頭に付け加えられる(アブ3:26)。


    至聖所
    参照:神殿;主の宮,幕屋

    モーセの幕屋の中で、また後には神殿の中で最も神聖な部屋(出エ26:33-34)。



    参照:異言の賜物

    口から出る言葉の象徴。聖徒は舌を制しなければならない。つまり、口から出る言葉を制しなければならないということである。舌はまた言語と民の象徴でもあり、その場合は「国語の民」と訳出される。最後には、すべてのひざがかがみ、すべての舌が神を認めて告白する(イザ45:23;ロマ14:11)。

  • あなたの舌をおさえて悪を言わせず(詩篇34:13[1ペテ3:10])。
  • 口と舌とを守る者はその魂を守って、悩みにあわせない(箴言21:23)。
  • もし人が舌を制することをしないならば、その人の信心はむなしい(新ヤコ1:26)。
  • 言葉の上であやまちのない人があれば、そういう人は、完全な人である(新ヤコ3:1-13)。
  • わたしの言葉を得るように努めなさい。そうすればその後、あなたの舌は緩められる(教義11:21)。


    七十人
    参照:使徒,メルキゼデク神権

    男性が任じられるメルキゼデク神権の職の一つ。今日、七十人定員会は使徒的な権能を授けられた中央幹部であるが、使徒に聖任されてはいない。すべての時間をその務めにささげている。

  • 主は別に七十人を選ばれた(KJルカ10:1)。
  • 七十人も召されて、福音を宣べ伝え、イエス・キリストの特別な証人となる(教義107:25-26)。
  • 七十人は、十二使徒会、すなわち巡回高等評議会の指示の下に主の名において行動し、教会を築き上げ、すべての国々において教会の諸事をすべて整える(教義107:34)。
  • 必要とされれば、70の7倍まで、別の七十人を選び(教義107:93-97)。
  • この定員会は、全世界でわたしの名について証する巡回長老のために設けられている(教義124:138-139)。


    十戒
    参照:戒め(神の),モーセ

    道徳的規範として預言者モーセを通して神から与えられた10の律法。

    十戒を表すヘブライ語は「10の言葉」という意味である。十戒は「契約」(申命9:9)あるいは「あかし」(出エ25:21;32:15)とも呼ばれている。神がモーセに十戒を与え、さらにモーセを通してイスラエルに与えられたことは、出エジプト19:9-20:23;32:15-19;34:1に記録されている。十戒は2枚の石の板に刻まれ、その板は箱の中に収められた。そのために、この箱は「契約の箱」(民数10:33)と呼ばれた。主は申命6:4-5とレビ19:18を引用して、十戒を「ふたつの大切な戒め」に要約された(マタ22:37-39)。

    十戒は末日の啓示の中でも繰り返し述べられている(JS出エ34:1-2;モサ12:32-37;13:12-24;教義42:18-28;59:5-13)。


    執事
    参照:アロン神権

    使徒パウロの時代における教会の奉仕の召し(ピリ1:1;1テモ3:8-13)。アロン神権の職の一つ(教義20:38,57-59;84:30,111;107:85)。


    使徒
    参照:啓示,弟子

    使徒に相当するギリシャ語には、「遣わされた者」の意味がある。これは、イエスが地上で務めを果たしておられたときに、最も身近な弟子となり助け手となるように選び聖任された12人の人々に、御自身でお与えになった呼び名である(ルカ6:13;ヨハ15:16)。イエスは昇天の後、御自身の代理人として、御自身に代わって務めを果たさせるために彼らを遣わされた。昔も、また今日の回復された教会の十二使徒定員会においても、使徒はイエス・キリストの神性と死者の中からの復活とを証する、全世界への特別な証人である(使徒1:22;教義107:23)。

  • キリストの教会は使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられる(エペ2:20;4:11)。
  • リーハイとニーファイは、イエスに従う12人の使徒を見た(1ニフ1:10;11:34)。
  • 使徒たちがイスラエルの家を裁く(モル3:18)。
  • 預言者たちや使徒たちの言葉を心に留めようとしない者たちが、民の中から絶たれる(教義1:14[3ニフ12:1])。
  • 十二使徒の召しと使命が明らかにされた(教義18:26-36)。
  • ジョセフ・スミスが使徒に聖任された(教義20:2;21:1)。
  • 使徒はキリストの名の特別な証人であり、その務めの鍵を持つ(教義27:12[教義112:30-32])。
  • 十二使徒は、大管長会と同等の権能と力を持つ定員会を構成する(教義107:23-24)。
  • 十二使徒会は巡回管理高等評議会である(教義107:33)。
  • 十二使徒は伝道活動の鍵を持つ(教義107:35)。
  • 使徒の務めの幾つかが述べられる(教義107:58)。
  • わたしは十二使徒のすべてに言う。わたしに従い、わたしの羊を養いなさい(教義112:14-15)。
  • わたしたちは、使徒があることを信じる(箇条1:6)。

    【使徒の選任】

  • 使徒は主によって選ばれた(ヨハネ6:70;15:16)。
  • イエスは弟子たちの中から12人の使徒を選ばれた(ルカ6:13-16)。
  • マッテヤが使徒として選ばれた(使徒1:21-26)。
  • オリバー・カウドリとデビッド・ホイットマーは十二使徒を探し出すように命じられた(教義18:37-39)。


    使徒行伝
    参照:ルカ

    ルカが書いてテオピロに献呈した2部作の2番目の書である。1番目の書は「ルカによる福音書」として知られている。第1-12章には、救い主の死と復活から間もなく、ペテロの指導の下に行われた十二使徒のおもな伝道活動が記されている。第13-28章は、使徒パウロの旅と伝道のあらましを伝えている。


    シナイ山
    参照:モーセ,モーセの律法

    シナイ半島にある山。モーセとイスラエル人は、エジプトから脱出した後3か月間この近くに宿営した。この山はホレブ山とも呼ばれる(出エ3:1)。ここで神はイスラエルの家のために、モーセに律法を授けられた。またここで幕屋が建設された(出エ19:2;20:18;24:12;32:15)。


    シブロン(人名)
    参照:アルマ(アルマの息子)

    『モルモン書』の中の人物。息子アルマの息子。シブロンはゾーラム人に福音を教え、その義のために迫害された。主はその忠実さと忍耐とを御覧になって、彼を迫害から救い出された(アル38章)。シブロンは一時期、ニーファイ人の記録を保管した(アル63:1-2,11-13)。


    詩篇
    参照:音楽,ダビデ

    霊感によって作られた詩、または賛美歌。

    【詩篇】

    『旧約聖書』の中の1書。詩を集めたもので、その多くはキリストのことを述べている。詩篇は『新約聖書』にしばしば引用されている。

    詩篇の多くはダビデによって書かれた。詩篇は神への賛美として書かれ、その多くに旋律が付けられた。


    姉妹
    参照:兄弟,

    天の御父の子供として、すべての人は男女を問わず、霊的な意味で兄弟姉妹である。末日聖徒イエス・キリスト教会では、女性の会員や教会に好意的な女性を姉妹と呼ぶことがよくある。

  • わたしの父のみこころを行う者はだれでも、わたしの兄弟、また姉妹なのである(マタ12:50[マコ3:35])。
  • 教会の兄弟姉妹間の罪に関する告白について律法が定められる(教義42:88-93)。


    自慢;誇り
    参照:高慢

    シメオン(人名)
    参照:イスラエル,ヤコブ(イサクの息子)

    『旧約聖書』の中の人物。ヤコブとその妻レアの間に生まれた2番目の息子(創世29:33;35:23;出エ1:2)。シメオンはレビとともにシケム人を虐殺した(創世34:25-31)。シメオンについてのヤコブの預言は、創世49:5-7に記されている。

    【シメオンの部族】

  • シメオンの子孫はしばしばユダの部族とともに生活し、ユダ王国の領土内に住んだ(ヨシ19:1-9;歴上4:24-33)。
  • シメオンの部族はユダと連合して、カナン人と戦った(士師1:3,17)。
  • 彼らは後にダビデの軍隊に加わった(歴上12:25)。


    シモン(カナン人)
    参照:(なし)

    『新約聖書』の中の人物。イエス・キリストが最初に召された十二使徒の一人(マタ10:2-4)。


    シモン・ペテロ
    参照:ペテロ

    邪悪
    参照:暗闇(霊的な),汚れ,不義,不信心

    よこしまで悪いこと。神の戒めに従わないこと。

  • どうしてわたしはこの大きな悪をおこなって、神に罪を犯すことができましょう(創世39:7-9)。
  • 主は悪しき者に遠ざかり、正しい者の祈を聞かれる(箴言15:29)。
  • 悪しき者が治めるとき、民はうめき苦しむ(箴言29:2[教義98:9])。
  • その悪人を、あなたがたの中から除いてしまいなさい(1コリ5:13)。
  • わたしたちの戦いは、天上にいる悪の霊に対する戦いである(エペ6:12)。
  • 悪人から去り、離れ、彼らの清くないものに触れてはならない(アル5:56-57[教義38:42])。
  • これが悪人の最後の状態である(アル34:35[アル40:13-14])。
  • 悪事は決して幸福を生じたことがない(アル41:10)。
  • 悪人によって悪人が罰せられる(モル4:5[教義63:33])。
  • そのときに、義人と悪人の完全な分離がある(教義63:54)。
  • 悪人の終わりが来る(ジ-マタ1:55)。


    ジャクソン郡(ミズーリ州)
    参照:新エルサレム

    終わりの時における聖徒の集合地。ここは聖徒たちが新エルサレムを建設する中心の場所である(教義57-58;82章;101:69-71;105:28)。


    シャデラク(人名)
    参照:ダニエル

    『旧約聖書』の中の人物。シャデラク、メシャク、アベデネゴの3人のイスラエルの若者は、ダニエルとともにバビロンの王ネブカデネザルの宮廷に召された。シャデラクのヘブライ語名は、ハナニヤである。この4人の若者は、王の食物と酒を口にして自らを汚すのを拒んだ(ダニ1章)。シャデラク、メシャク、アベデネゴは王によって火の燃える炉の中に投げ込まれたが、神の御子によって守られた(ダニ3章)。



    参照:イエス・キリスト,神;神会

    父なる神と救い主イエス・キリストに対する深い尊敬の念を示す呼び名。この呼び名は、被造物に対する愛に満ちた至高の主としての御二方の位を示している。

  • 主にとって不可能なことがありましょうか(創世18:14)。
  • 主はモーセと顔を合わせて語られた(出エ33:11)。
  • あなたの神、主を愛さなければならない(申命6:5[マタ22:37;マコ12:30])。
  • わたしとわたしの家とは共に主に仕えます(ヨシ24:15)。
  • 主はわたしの牧者であって(詩篇23:1)。
  • 強く勇ましい主、戦いに勇ましい主である(詩篇24:8)。
  • 主なる神はわが力(イザ12:2[2ニフ22:2])。
  • 主なるわたしが、あなたの救主、また、あなたのあがない主(イザ60:16)。
  • 主なるあなたの神を拝し(マタ4:10[ルカ4:8])。
  • 主がどんなに大きなことをしてくださったか(マコ5:19)。
  • 唯一の主イエス・キリストのみがいますのである(1コリ8:6)。
  • 主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つ(エペ4:5)。
  • 主ご自身が天から下ってこられる(1テサ4:16)。
  • わたしは行って、主が命じられたことを行います(1ニフ3:7)。
  • 主なる神は、義をもって貧しい者を裁き(2ニフ30:9)。
  • アブラハムの神である主なる神は、イスラエル人を奴隷の状態から救い出された(アル29:11)。
  • 主イエス・キリストを信じる以外に、何事もこの民を救うことはできない(ヒラ13:6[モサ3:12])。
  • あなたの主であるイエス・キリストの言葉に耳を傾けなさい(教義15:1)。
  • 常に主の顔を求めなさい(教義101:38)。
  • 主は赤い装いで再臨される(教義133:48[イザ63:1-4])。
  • アブラハムは顔と顔を合わせて主と語った(アブ3:11)。
  • わたしたちは、福音の第一の原則は主イエス・キリストを信じる信仰であることを信じる(箇条1:4)。


    自由
    参照:選択の自由,とりこ

    何の束縛もなく行動し、考えることのできる状態。福音の原則に従順な人は、罪という霊的な束縛から解放される(ヨハ8:31-36)。

  • わたしはあなたのさとしを求めたので、自由に歩むことができます(詩篇119:45)。
  • 真理は、あなたがたに自由を得させるであろう(ヨハ8:32)。
  • 罪から解放される者は永遠の命を受ける(ロマ6:19-23)。
  • 主の霊のあるところには、自由がある(2コリ3:17)。
  • 自由を得させるために、キリストはわたしたちを解放して下さった(ガラ5:1[教義88:86])。
  • 人は、自由と永遠の命を選ぶことも自由である(2ニフ2:27)。
  • イスラエルの家の1本の義にかなった枝が、束縛から自由へ連れ出される(2ニフ3:5)。
  • この地は自由の地となり(2ニフ10:11)。
  • 彼らは主なる神に、自由を保つことができるように叫び求めた(アル43:48-50)。
  • モロナイはニーファイ人の中に自由の旗を掲げさせた(アル46:36)。
  • モロナイは自分の国が自由であることを喜びとした(アル48:11)。
  • 神の御霊は自由の精神である(アル61:15)。
  • わたしに従いなさい。そうすれば、あなたがたは自由な民となり(教義38:22)。
  • 主とその僕たちは囚われ人に自由を宣言された(教義138:18,31,42)。


    収穫
    参照:刈り入れ

    十字架
    参照:イエス・キリスト,ゴルゴタ,十字架の刑,贖罪,聖餐

    イエス・キリストの十字架の刑に使われた木製の刑具(マコ15:20-26)。世の多くの人々は今日、十字架をキリストの十字架の刑と贖いの犠牲の象徴と考えている。しかし主は、十字架の刑と犠牲の御自身の象徴として、聖餐のパンと水を定められた(マタ26:26-28;教義20:40,75-79)。聖典には、自分の十字架を負う者は、イエス・キリストを深く愛して、不信心とあらゆる世の欲を捨て、主の戒めを守ると説かれている(JSマタ16:25-26)。

  • 十字架を負うて、わたしに従ってきなさい(マコ8:34[3ニフ12:30;教義23:6])。
  • イエスは、十字架を忍び、神の御座の右に座するに至った(ヘブ12:2)。
  • 神の小羊は世の罪のために十字架につけられて殺された(1ニフ11:33)。
  • 世の十字架を堪え忍んできた人々は、神の王国を受け継ぐ(2ニフ9:18)。
  • 父は、わたしが十字架に上げられるようにと、わたしを遣わされた(3ニフ27:14-15)。
  • 自分の十字架を負ってわたしに従おうとせず、またわたしの戒めを守ろうとしない者は、救われないであろう(教義56:2)。
  • 人の子が十字架に上げられるのが見えた(モセ7:55)。


    十字架の刑
    参照:イエス・キリスト,ゴルゴタ,十字架,贖罪

    新約の時代に広く行われたローマの死刑執行法。この刑を受ける者は、手足を十字架に縛り付けられるか、釘を打ち付けられるかして殺された。普通この刑は、奴隷や重罪人に対してのみ行われた。多くの場合、十字架につけられる前に鞭打ちの刑が執行された(マコ15:15)。この刑を受ける者は通常、自分で十字架を刑場まで運ばされた(ヨハ19:16-17)。またその衣服は、刑を執行する兵士のものとなった(マタ27:35)。十字架は、受刑者の足が地上からわずか30ないし60cmの高さになるように、地中に打ち立てられた。また、受刑者が息を引き取るまで、兵士は十字架を見張った。絶命まで3日かかることもあった(ヨハ19:31-37)。

    イエス・キリストが十字架につけられたのは、カイザルへの反逆の罪と、自らを神の子と唱える冒涜の罪を犯したという、不信者たちの偽証のためであった。イエスは紫の上着を着せられ(ヨハ19:2)、またいばらの冠をかぶせられて、ほかにも様々な辱めを受けられた(マタ26:67;マコ14:65)。

  • 邪悪な者たちはメシヤの手と足を刺し貫く(詩篇22:11-18)。
  • キリストはほふり場にひかれる小羊のように行く(イザ53:7)。
  • イエスは御自身が十字架につけられることを予告された(マタ20:18-19)。
  • キリストの十字架の刑について述べられる(マタ27:22-50[マコ15:22-37;ルカ23:26-46;ヨハ19:17-30])。
  • ニーファイは、神の小羊が十字架につけられるのを示現で見た(1ニフ11:33)。
  • ニーファイはキリストの苦しみと十字架の刑について述べた(1ニフ19:9-14)。
  • ヤコブはイスラエルの聖者の働きと十字架の刑について述べた(2ニフ6:9)。
  • アメリカ大陸に起こった暴風雨、地震、火事、旋風で、エルサレムでのキリストの十字架の刑が証明された(3ニフ8章)。
  • わたしは十字架につけられたイエスである(教義45:51-52)。
  • 死者の中での救い主の働きは、十字架上の死と復活の間の短い時間に限られていた(教義138:27)。


    従順;従う
    参照:歩む(神とともに),戒め(神の),聞き従う;聴く,祝福,喜び,律法

    霊的な意味で、従順とは神の御心を行うことである。

  • ノアはすべて神の命じられたようにした(創世6:22)。
  • アブラハムは主に従った(創世22:15-18)。
  • わたしたちは主が仰せられたことを皆、従順に行います(出エ24:7)。
  • イスラエルよ、聞いて、それを守り行え(申命6:1-3)。
  • 主を愛して、その声を聞き、主につき従わなければならない(申命30:20)。
  • 従うことは犠牲にまさり(サ上15:22)。
  • 神を恐れ、その命令を守れ(伝道12:13-14)。
  • みな天国にはいるのではなく、ただ、天にいますわが父の御旨を行う者だけが、はいるのである(マタ7:21[3ニフ14:21])。
  • 神のみこころを行おうと思う者であれば、だれでも、わたしの語っているこの教が神からのものか、わかるであろう(ヨハ7:17)。
  • 人間に従うよりは、神に従うべきである(使徒5:29)。
  • 主にあって両親に従いなさい(エペ6:1[コロ3:20])。
  • わたしは行って、主が命じられたことを行います(1ニフ3:7)。
  • わたしは御霊の声に従い(1ニフ4:6-18)。
  • もし人の子らが神の戒めを守るならば、神は彼らを養い(1ニフ17:3)。
  • 悪霊に従おうとすることのないように気をつけなさい(モサ2:32-33,37[教義29:45])。
  • 人は自分が従った霊に応じて報いを刈り取る(アル3:26-27)。
  • 人は多くのことをその自由意志によって行わなければならない(教義58:26-29)。
  • 神の手を認めない者と、神の戒めに従わない者のほかに、人はどのようなことについても神を怒らせることはない(教義59:21)。
  • あなたがたがわたしの言うことを行うとき、主なるわたしはそれに対して義務を負う(教義82:10)。
  • わたしの声に従う者は皆、わたしの顔を見て、わたしがいることを知るであろう(教義93:1)。
  • 民は従順を学ぶまで、必ず懲らしめを受けなければならない(教義105:6)。
  • 神から祝福を受けるときは、それが基づく律法に従うことによる(教義130:21)。
  • アダムは従順であった(モセ5:5)。
  • わたしたちは彼らを試し、何であろうと、主が命じられるすべてのことを彼らがなすかどうかを見よう(アブ3:25)。


    十二使徒定員会
    参照:使徒

    十二使徒評議会
    参照:使徒

    自由の旗
    参照:モロナイ(司令官)

    『モルモン書』の中でニーファイ人の軍隊の総司令官モロナイが掲げた旗。モロナイは、自分たちの宗教と自由と平和と家族を守るようニーファイ人を奮い立たせるためにこの旗を作った。

  • モロナイは自分の衣を裂いて、自由の旗を作った(アル46:12-13)。
  • この旗を立てて守ろうとする者たちは聖約を交わした(アル46:20-22)。
  • モロナイはすべての塔の上に自由の旗を掲げさせた(アル46:36[アル51:20])。


    十部族
    参照:イスラエル

    什分の一
    参照:金銭,ささげ物

    教会を通して主にささげる自分の年収の10分の1。什分の一基金は教会や神殿の建築、伝道活動の支援など、地上に神の王国を築くために用いられる。

  • アブラムはメルキゼデクにすべての物の十分の一を贈った(創世14:18-20[ヘブ7:1-2,9;アル13:15])。
  • 十分の一はすべて主のものであって、主に聖なる物である(レビ27:30-34)。
  • あなたはすべての産物の十分の一を必ず取り分けなければならない(申命14:22,28)。
  • イスラエルの人々はすべての物の十分の一をおびただしく携えて来た(歴下31:5)。
  • 人は神の物を盗むことをするだろうか。十分の一と、ささげ物をもってである(マラ3:8-11[3ニフ24:8-11])。
  • 什分の一を納める者は、主の来臨の時に焼かれない(教義64:23[教義85:3])。
  • 主の家は主の民の什分の一によって建てられる(教義97:11-12)。
  • 主は什分の一の律法を啓示された(教義119章)。
  • 什分の一は評議会によって配分される(教義120章)。


    祝福
    参照:感謝,祝福師の祝福,病人への癒しの祝福,恵み,律法

    神の恵みを人に授けること。真の幸福、喜び、成功に寄与するものはすべて祝福である。

    祝福はすべて永遠の律法に基づいて与えられる(教義130:20-21)。神は御自身の子供たちに人生の中で喜びを見いだすように望んでおられる(2ニフ2:25)。そのために神は、戒めに従うことへの結果として(教義82:10)、また祈りや神権の儀式への答えとして(教義19:38;107:65-67)、あるいは恵みによって(2ニフ25:23)人に祝福をお授けになる。

    祝福された幸いな状態について述べたものとしてよく知られているのが、八福の教えである(マタ5:1-12;3ニフ12:1-12)。

    【一般】

  • わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し(創世12:2-3[1ニフ15:18;アブ2:9-11])。
  • 正しい者のこうべには祝福があり(箴言10:6)。
  • 忠実な人は多くの祝福を得る(箴言28:20)。
  • 主は天の窓を開いて、あふれる恵みを注がれる(マラ3:10[3ニフ24:10])。
  • 八福の教えによって祝福が約束される(マタ5:1-12[3ニフ12:1-12])。
  • 小羊の婚宴に招かれた者は、さいわいである(黙示19:9)。
  • 義にかなった者は神から恵みを受けます(1ニフ17:35[モサ10:13])。
  • 聞き従うならば、わたしはあなたがたに祝福を残そう(2ニフ1:28)。
  • わたしは同じ祝福をあなたがたに残す(2ニフ4:9)。
  • 神はすぐに祝福を授けてくださる(モサ2:24)。
  • 主を信頼する者たちを、主は祝福し、栄えさせられる(ヒラ12:1)。
  • わたしの業を起こす助けをしなさい。そうすれば、あなたは祝福されるであろう(教義6:9)。
  • 常に祈りなさい。そうすれば、あなたの祝福は大いなるものとなる(教義19:38)。
  • バプテスマを受けなさい。そうすれば、あなたはわたしの御霊と、かつて知らなかったほどの大いなる祝福を受けるであろう(教義39:10)。
  • 多くの艱難の後に祝福は来る(教義58:4)。
  • 人々が従わないと、わたしは命じたことを取り消し、彼らは祝福を受けない(教義58:32)。
  • あなたがたは、父がどれほどの大いなる祝福をあなたがたのために備えておられるかを理解していない(教義78:17)。
  • 大神権者から、儀式の執行と教会員への祝福が来る(教義107:65-67)。
  • 不変の律法があり、すべての祝福はこれに基づいている(教義130:20)。
  • 祝福を受けたいと思う者は皆、律法に従わなければならない(教義132:5)。
  • 主を愛する者たちのために取っておかれたすべての祝福にあずかる者となる(教義138:52)。
  • アブラハムは先祖の祝福と、それらの祝福をつかさどる権利とを得ようと努めた(アブ1:2)。

    【子供の祝福】

  • 彼らを抱き、手をその上において祝福された(マコ10:16)。
  • イエスは幼い子供たちを一人一人抱いて祝福し(3ニフ17:21)。
  • 長老たちは、イエス・キリストの名によって子供を祝福しなければならない(教義20:70)。


    祝福師
    参照:祝福師の祝福,父(現世の),伝道者,メルキゼデク神権

    メルキゼデク神権の職の一つ。伝道者と言われることもある。祝福師は、ふさわしい教会員に特別な祝福を授ける。

  • 彼は、ある人を預言者とし、ある人を伝道者とし(エペ4:11[箇条1:6])。
  • 十二使徒は、福音の教導者を聖任しなければならない(教義107:39)。
  • ハイラムが神権の祝福師の職に就くためである(教義124:91-92,124;135:1)。


    祝福師の祝福
    参照:祝福師,父(現世の),伝道者

    祝福師がふさわしい教会員に授ける祝福。祝福師の祝福には、それを受ける人に対する主の勧告と、イスラエルの家における血統の宣言が含まれる。

  • イスラエルは右の手を伸べてエフライムの頭に置いた(創世48:14)。
  • ヤコブは息子たちとその子孫に祝福を授けた(創世49章)。
  • リーハイは子孫に祝福を授けた(2ニフ4:3-11)。


    取税人
    参照:ローマ帝国

    古代ローマにおいて政府のために税の徴収を行った人。一般に、ユダヤ人は取税人を嫌っていた。取税人の中には、すぐに福音を受け入れた人々がいた(マタ9:9-10;ルカ19:2-8)。


    出エジプト記
    参照:五書

    モーセによって書かれた『旧約聖書』の中の1書。この書にはエジプトからのイスラエル人の脱出の様子が描かれている。出エジプト記に書かれている古代イスラエルの歴史は、次の3つの部分に分けることができる。(1)エジプトにおけるイスラエルの民の奴隷の境遇。(2)モーセの指導の下に行われたエジプトからの脱出。(3)宗教上ならびに政治上の生活における神の業への献身。

    最初の部分である第1-15章には、イスラエルがエジプトで受けた圧迫、モーセの生涯の初期の物語と彼に与えられた召し、エジプトからの脱出と過越、紅海への行進、パロの軍勢の滅亡、モーセの勝利の歌が記されている。

    第2の部分の第15-18章には、イスラエルの贖い、紅海からシナイへの旅の途中での出来事、メラの苦い水の奇跡、うずらとマナが与えられたこと、安息日の遵守、レピデムでの水の奇跡とアマレク人との戦い、イスラエルの陣営へのエテロの到着と民の統治に関するエテロの助言が記されている。

    第3の部分の第19-40章には、シナイでの神聖な出来事の間に、イスラエルの民が神の務めに献身したことが記されている。主はイスラエルの民を祭司の国とし、聖なる民とされた。また彼らに十戒を与え、幕屋とその調度品について、また幕屋内での礼拝について指示を与えられた。続いて金の子牛を礼拝した民の罪についての記録があり、最後に幕屋の建設とそこでの務めに関する規定が書かれている。


    主の祈り
    参照:祈り

    すべての祈りのひながたとして、救い主が弟子たちのためにささげられた祈り(マタ6:9-13;3ニフ13:9-13)。


    主の晩餐
    参照:聖餐

    主の日
    参照:安息日,イエス・キリストの再臨,最後の裁き

    主の宮
    参照:神殿;主の宮

    殉教者;殉教
    参照:(なし)

    キリストや福音、義にかなった信条や原則を捨てるよりは、自分の命を捨てる方を選ぶ人。

  • アベルの血からザカリヤの血に至るまで、義人の血の報いが、ことごとくあなたがたに及ぶであろう(マタ23:35[ルカ11:50])。
  • キリストのため、また福音のために自分の命を失う者は、それを救うであろう(マコ8:35[教義98:13])。
  • ステパノに石を投げつけ(使徒7:59[使徒22:20])。
  • 遺言には、遺言者の死の証明が必要である(ヘブ9:16-17)。
  • アビナダイは倒れて焼け死んだ(モサ17:20)。
  • 改心したアモナイハの民は火の中に投げ込まれた(アル14:8-11)。
  • 多くの預言者が、これらのことについて証したために殺された(3ニフ10:15)。
  • わたしの大義において自分の命を捨てる者は、永遠の命を見いだすであろう(教義98:13-14)。
  • ジョセフ・スミスとハイラム・スミスは福音の回復のための殉教者であった(教義135章)。
  • ジョセフ・スミスは血をもって自分の証を確実なものとした(教義136:39)。


    純潔
    参照:姦淫,,肉欲,不貞

    男性と女性の性的な清さ。

  • ヨセフはポテパルの妻の誘惑を退けた(創世39:7-21[教義42:24;59:6])。
  • あなたは姦淫してはならない(出エ20:14)。
  • 賢い妻はその夫の冠である(箴言12:4[箴言31:10])。
  • あなたがたは知らないのか。自分のからだは、聖霊の宮であって(1コリ6:18-19)。
  • あなたは純潔にも、信者の模範になりなさい(1テモ4:12)。
  • 清くない者は神とともに住むことができない(1ニフ10:21)。
  • 主なる神であるわたしは、婦人たちの貞節を喜ばしく思う(ヤコ2:28)。
  • 性的な罪は忌まわしい行いである(アル39:1-13)。
  • 純潔と徳はあらゆるものに勝って最も大切で貴いものである(モロ9:9)。
  • わたしたちは、純潔であるべきことを信じる(箇条1:13)。


    昇栄
    参照:永遠の命,,贖罪,人-天の御父のようになる可能性を持った人間,日の栄え

    日の栄えの王国の中で最も幸福で栄光に満ちた状態。

  • あなたの前には満ちあふれる喜びがあり(詩篇16:11)。
  • 彼らは神々、すなわち神の子である。それゆえ、すべてのものは彼らのものである(教義76:58-59)。
  • 聖徒たちは受け継ぎを得、小羊と等しい者とされる(教義88:107)。
  • これらの天使たちはわたしの律法に従わなかった。それゆえ、彼らは昇栄することなく、それぞれ独りのままでいることになる(教義132:17)。
  • 昇栄を得るには神の律法に従って結婚しなければならない(教義132:19-20)。
  • 昇栄に至る門は狭く、その道は細い(教義132:22-23)。
  • アブラハム、イサク、ヤコブは、昇栄に入った(教義132:29,37)。
  • わたしはあなたに昇栄を結び固め(教義132:49)。


    正直
    参照:高潔

    偽りがなく、誠実なこと。

  • 真実を行う者は主に喜ばれる(箴言12:22)。
  • あなたの誓ったことを必ず果せ(伝道5:4-5)。
  • 異邦人の中にあって、りっぱな行いをしなさい(1ペテ2:12)。
  • 偽りを言う者は災いである。彼は地獄に突き落とされるからである(2ニフ9:34)。
  • 御霊は真実を語り、偽りを言われることがない(ヤコ4:13)。
  • 隣人から物を借りたなら、その物を約束どおりに返すようにしなければならない(モサ4:28[教義136:25])。
  • 公正に振る舞い、義にかなって裁き、絶えず善を行いなさい(アル41:14)。
  • すべての人が正直に振る舞うようにしなさい(教義51:9)。
  • その心が正直なすべての者は、わたしに受け入れられる(教義97:8)。
  • 公務に就く人として、正直、賢明、善良な人々を熱心に捜し求めなければならない(教義98:4-10)。
  • あなたの隣人の失ったものを熱心に捜して(教義136:26)。
  • わたしたちは、正直であるべきことを信じる(箇条1:13)。


    象徴
    参照:(なし)

    何かを用いて、他の事柄を想起、連想させること。聖典の中では、福音の原則や教えを表現するために、日常よく見受けられる物や出来事、あるいは状況が象徴として用いられる。例えば、『モルモン書』の預言者アルマは、神の言葉を表すのに種を用いている(アル32章)。

    聖典の様々な箇所で、預言者たちは象徴を用いながら、イエス・キリストについて教えている。その例としては、典礼や儀式(モセ6:63)、犠牲(ヘブ9:11-15;モセ5:7-8)、聖餐(ルカ22:13-20;JSマコ14:20-24)、バプテスマ(ロマ6:1-6;教義128:12-13)などがある。『聖書』に出てくる名称にも象徴的なものが数多くある。幕屋で行われた典礼やモーセの律法は、永遠の真理を象徴している(ヘブ8-10章;モサ13:29-32;アル25:15;ヒラ8:14-15)。他の例として、マタイ5:13-16;ヨハネ3:14-15;ヤコブ4:5;アルマ37:38-45を参照。


    昇天
    参照:イエス・キリスト,イエス・キリストの再臨

    救い主が復活から40日後に、改まった形で地上を去って行かれた出来事。この昇天は弟子たちが見守る中、オリブ山の一地点で起こった(マコ16:19;ルカ24:51)。そのとき、二人の天使が、主は将来「同じ有様」で戻って来られると証した(使徒1:9-12)。


    証人(モルモン書の)
    参照:証人;証,モルモン書

    主は預言者ジョセフ・スミス以外の幾人かの人々に『モルモン書』が神から与えられたものであることを証するように命じられた(教義17章;128:20)。『モルモン書』の中の「三人の証人の証」、「八人の証人の証」を参照。

  • わたしは3人の言葉をもって、わたしの言葉を確かなものとする(2ニフ11:3)。
  • 人の子らに神の言葉について証を述べる(2ニフ27:12-13)。
  • 3人の証人の口を通してこれらのことは確認される(エテ5:4)。
  • 信仰によって、三人の証人は版を見るであろう(教義17章)。


    証人;証
    参照:

    証人とは、自分が知っている事柄を基に、それらの証言をしたり、証拠を提出したりする人。証とは、ある事柄について、それが真実であると述べること、あるいはそれを裏付ける証拠。

  • あなたは偽証してはならない(出エ20:16)。
  • 福音は、すべての民に対してあかしをするために、全世界に宣べ伝えられる(マタ24:14[ジ-マタ1:31])。
  • あなたがたはわたしの証人となるであろう(使徒1:8)。
  • 御霊みずから、わたしたちの霊と共に、あかしして下さる(ロマ8:16[1ヨハ5:6])。
  • いつでも神の証人になる(モサ18:8-9)。
  • わたしたちは、戒めを守り、いつも御子を覚えていることを御父に証明するために聖餐を受ける(3ニフ18:10-11[モロ4;5章;教義20:77-79])。
  • 信仰が試されてからでなければ、証は得られないからである(エテ12:6)。
  • 証人の律法:二人または三人の証人の口によって、すべての言葉が確定される(教義6:28[申命17:6;マタ18:16;2コリ13:1;エテ5:4;教義128:3])。
  • あなたがたを使徒およびわたしの名の特別な証人として確認し(教義27:12[教義107:23])。
  • 七十人は異邦人と全世界に対する特別な証人となる(教義107:25)。
  • 記録者がいるようにしなさい。そして、彼があなたがたのバプテスマの見証者となり(教義127:6[教義128:2-4])。



    参照:神権,聖任

    組織の中の権能や責任を伴う地位。聖典の中では神権の権能を伴う地位を意味する言葉としてしばしば用いられている。

  • すべての会員が同じ職を受けるのではない(ロマ12:4)。
  • 主に対して自分たちの務めを尊んで大いなるものとした(ヤコ1:19)。
  • メルキゼデクは大神権の職を受けた(アル13:18)。
  • 天使の務めは、人を招いて悔い改めさせることである(モロ7:31)。
  • その教会の賛意の表明がなければ、だれもこの教会におけるいかなる職にも聖任されることはない(教義20:65)。
  • 各人をそれぞれの職に就かせ(教義84:109)。
  • これら二つの神権におけるそれぞれの職に聖任された者たちの中から、会長、すなわち管理役員が出るように(教義107:21)。
  • 神権定員会を管理する者の義務が述べられる(教義107:85-98)。
  • 人は皆、自分の義務を学び、任命されている職務をまったく勤勉に遂行するようにしなさい(教義107:99-100)。
  • わたしは、わたしの神権に属する役員をあなたがたに与え(教義124:123)。


    贖罪
    参照:贖い;贖う,贖いの計画,憐れみ,イエス・キリスト,神の息子、娘,犠牲,義認;義とされる,聖め,キリストの子,悔い改め,ゲツセマネ,十字架,十字架の刑,救い,聖餐,堕落(アダムとエバの),,罪の赦し,不死不滅,復活,恵み,赦し

    神に対して人を執り成すこと。

    聖典に書かれているように、贖罪とは、罪の行いに対する罰を引き受け、それによって悔い改める人から罪がもたらす影響を除き、神との和解を可能にすることである。イエス・キリストは全人類のために完全な贖罪をなし得る唯一の御方である。イエス・キリストが完全な贖罪をなし得たのは、この世が造られる前に天上の大会議において選ばれ、予任されていたからであり(エテ3:14;モセ4:1-2;アブ3:27)、また御自身が神の御子であり、罪のない御方であったからである。イエス・キリストの贖罪には、ゲツセマネの園において全人類の罪のために苦しまれたこと、そして御自身の血を流されたこと、また死とそれに続く墓からの復活が含まれる(イザ53:3-12;モサ3:5-11;アル7:10-13)。贖罪によって、すべての人が不死不滅の体をもって死者の中からよみがえるようになった(1コリ15:22)。また贖罪は、罪の赦しを受けて、永遠に神とともに住む道をわたしたちのために備えるものである。しかし、責任を負う年齢に達して律法を受け入れた人は、イエス・キリストを信じる信仰を持ち、罪を悔い改め、救いの儀式を受け、神の戒めに従うことによってのみ、これらの祝福にあずかることができる。責任を負う年齢に達していない人と律法を持たない人は、贖罪によって贖われる(モサ15:24-25;モロ8:22)。聖典は、キリストによる贖罪がなかったならば、いかなる律法も儀式も犠牲も正義の要求を満たすことができず、人は神のもとに戻ることはできないと明確に教えている(2ニフ2;9章)。

  • これは、罪のゆるしを得させるようにと、多くの人のために流すわたしの血である(マタ26:28)。
  • その汗が血のしたたりのように地に落ちた(ルカ22:39-44)。
  • わたしが与えるパンは、世の命のために与えるわたしの肉である(ヨハ6:51)。
  • わたしはよみがえりであり、命である(ヨハ11:25)。
  • キリストは、御自分に従順であるすべての人に対して、永遠の救いの源となられる(ヘブ5:9)。
  • わたしたちはキリストの血が流されたことによって聖められる(ヘブ9章;10:1-10)。
  • キリストも、ひとたび罪のゆえに死なれた(1ペテ3:18)。
  • イエス・キリストの血が、すべての罪からわたしたちをきよめる(1ヨハ1:7)。
  • 神の小羊が世の罪のために十字架につけられて殺された(1ニフ11:32-33)。
  • 贖いは打ち砕かれた心と悔いる霊を持つすべての人々に及ぶ(2ニフ2:3-10,25-27)。
  • メシヤは、罪に対する犠牲として御自身をささげられる(2ニフ2:7)。
  • 贖罪は人々を堕落から開放し、死と地獄から救う(2ニフ9:5-24)。
  • 贖罪は無限の贖罪でなければならない(2ニフ9:7)。
  • キリストの贖罪を通じて神と和解しなさい(ヤコ4:11)。
  • この御方の血は、気づかないで罪を犯した者たちの罪も贖う(モサ3:11-18)。
  • 人は贖罪によって救いを受けた(モサ4:6-8)。
  • 贖罪がなければ、彼らは滅びるほかはない(モサ13:27-32)。
  • キリストは世の罪を贖われる(アル34:8-16)。
  • 神は憐れみの計画を成し遂げるため、御自分で世の罪の贖いをされる(アル42:11-30)。
  • キリストは全地の神であり、世の罪のために殺された(3ニフ11:14)。
  • 神であるわたしは、すべての人に代わってこれらの苦しみを負い(教義19:16)。
  • 幼い子供たちは、わたしの独り子によって贖われている(教義29:46-47)。
  • 罪を犯したことがない者の、苦しみと死を御覧ください(教義45:3-5)。
  • これは独り子の犠牲のひながたである(モセ5:7)。
  • キリストの贖罪により、全人類は救われ得る(箇条1:3)。


    ジョセフ・スミス・ジュニア
    参照:スミス、ジョセフ、ジュニア

    ジョセフ・スミス訳(JS)
    参照:スミス、ジョセフ、ジュニア

    預言者ジョセフ・スミスが1830年6月に始めた『欽定訳聖書』の改訂あるいは翻訳をいう。ジョセフ・スミスは神からその翻訳をするよう命じられ、それを預言者としての自分の召しの一部と考えた。

    ジョセフは1833年7月までにこの翻訳をほとんど終えていたが、出版のための原稿を準備しながら、1844年の死に至るまで加筆訂正を続けた。彼は生前その一部を出版したが、もし生き長らえて全部を出版していたとすれば、さらに変更を加えていたであろうと思われる。復元イエス・キリスト教会は、ジョセフ・スミスが霊感によって翻訳した『聖書』の初版を1867年に発行し、以来何度か版を重ねてきた。

    預言者はこの翻訳の過程で多くのことを学んだ。『教義と聖約』の幾つかの章(教義76;77;91;132章など)は、この翻訳をきっかけに与えられたものである。また主はこの翻訳に関して、ジョセフに具体的な指示を与えられた。その指示は『教義と聖約』に記録されている(教義37:1;45:60-61;76:15-18;90:13;91章;94:10;104:58;124:89)。『高価な真珠』に収められているモーセ書とジョセフ・スミス-マタイはジョセフ・スミス訳から直接取ったものである。

    ジョセフ・スミス訳は、『聖書』から抜き取られた分かりやすく貴い部分を回復した(1ニフ13章)。ジョセフ・スミス訳は、末日聖徒イエス・キリスト教会公認の『聖書』ではないが、多くの興味深い洞察を与え、『聖書』を理解するうえで非常に有益である。また、預言者ジョセフ・スミスの神聖な召しと務めを証するものである。


    しるし
    参照:奇跡,時のしるし,まことの教会のしるし

    人々が何かの証拠あるいは証明として理解する出来事や経験。しるしという言葉は通常、神から与えられる奇跡的な現れを指す。サタンもまた、ある条件の下でしるしを示す力を持っている。聖徒は御霊の賜物を求めるべきであるが、好奇心を満足させたり、信仰の支えとしたりするためにしるしを求めてはならない。主は、信じる者にとってふさわしいと判断されたときに、しるしを与えられる(教義58:64)。

  • 主はみずから一つのしるしをあなたがたに与えられる(イザ7:14[2ニフ17:14])。
  • 天においても、地においても、しるしと奇跡とをおこない(ダニ6:27)。
  • 邪悪で不義な時代は、しるしを求める(マタ12:39[マタ16:4;ルカ11:29])。
  • 信じる者には、このようなしるしが伴う(マコ16:17[モル9:24;エテ4:18;教義84:65])。
  • シーレムはしるしを求めた(ヤコ7:13-20)。
  • コリホルはしるしを求めた(アル30:48-60)。
  • しるしを見せてくれれば、信じよう(アル32:17)。
  • 民の大半がしるしと不思議を信じた(3ニフ1:22)。
  • 民は数々のしるしと不思議を忘れ始め(3ニフ2:1)。
  • 信仰が試されてからでなければ、証は得られない(エテ12:6)。
  • わたしがあなたがたに命じないかぎり、奇跡を求めてはならない(教義24:13)。
  • 信仰はしるしによっては生じないが、信じる者にはしるしが伴う(教義63:7-11)。
  • それらの日には、偽キリストたちや偽預言者たちも起こって、大きなしるしと不思議を示すであろう(ジ-マタ1:22)。


    しるし(イエス・キリストの降誕と死の)
    参照:イエス・キリストの降誕と死のしるし

    しるし(時の)
    参照:時のしるし

    しるし(まことの教会の)
    参照:まことの教会のしるし

    新エルサレム
    参照:(なし)

    聖徒が集合し、キリストが福千年の間聖徒とともに自ら統治される場所。シオン(新エルサレム)はアメリカ大陸に築かれる。そして地球は更新されて、楽園の栄光を受ける(箇条1:10)。新エルサレムは、福千年の初めに天から降って来る聖なる都を指すこともある。

  • 律法はシオンから出(ミカ4:2)。
  • 神の都の名は新エルサレムである(黙示3:12)。
  • ヨハネは聖なる都、新しいエルサレムを見た(黙示21:1-5)。
  • わたしはこの民をこの地に立てて、この地は新エルサレムとなる(3ニフ20:22)。
  • 新エルサレムはアメリカに築かれる(エテ13:3-6,10)。
  • 新エルサレムの都が備えられる(教義42:9,35,62-69)。
  • 聖徒たちは集合し、新エルサレムを築かなければならない(教義45:63-75)。
  • 新エルサレムがミズーリに建てられる(教義84:1-5[教義57:1-3])。
  • 小羊がシオンの山と、聖なる都である新エルサレムに立つ(教義133:56)。
  • わたしの幕屋はシオン、すなわち新エルサレムと呼ばれるであろう(モセ7:62)。


    神権
    参照:アロン神権,権威;権限;権能,神権の鍵,神権の誓詞と聖約,聖任,,メルキゼデク神権

    神が人の救いのためにあらゆることを行うよう授けられた権能と力(教義50:26-27)。神権を持つ教会の男性会員は、定員会に組織され、儀式を執行し、教会内での特定の管理機能を果たす権限を受ける。

  • 彼らが油そそがれることは、代々ながく祭司職のためになすべきことである(出エ40:15[民数25:13])。
  • わたしがあなたがたを立てた(ヨハ15:16)。
  • あなたがたも、霊の家に築き上げられ、聖なる祭司となって(1ペテ2:5)。
  • あなたがたは、選ばれた種族、祭司の国(1ペテ2:9[出エ19:6])。
  • 大祭司は非常に深い信仰と善い行いのために召される(アル13:1-12)。
  • わたしはあなたに力を授ける(3ニフ11:21)。
  • 聖霊を授ける力を持つであろう(モロ2:2)。
  • わたしは預言者エリヤの手によってあなたがたに神権を現そう(教義2:1[ジ-歴史1:38])。
  • 主はアロンとその子孫にも、代々一つの神権を確認した(教義84:18)。
  • この大神権は福音をつかさどり(教義84:19)。
  • 主は彼らの中からモーセを取り去り、また聖なる神権も取り去った(教義84:25)。
  • 神権に伴う誓詞と聖約が述べられる(教義84:33-42)。
  • 先祖の血統を通して神権が続いてきた(教義86:8)。
  • 教会には二つの神権がある(教義107:1)。
  • メルキゼデク神権は、神の御子の位に従う聖なる神権である(教義107:2-4)。
  • 神権の権利は天の力と不可分のものとして結びついており(教義121:36)。
  • いかなる力も影響力も、神権によって維持することはできない、あるいは維持すべきではない(教義121:41)。
  • 教会のすべてのふさわしい男性会員は、神権への聖任を受けることができる(公式2)。
  • わたしたちは、神から召されなければならないと信じる(箇条1:5)。


    箴言
    参照:(なし)

    簡潔な格言または勧告の言葉。

    【箴言】

    『旧約聖書』の中の1書。多くのたとえや格言、詩を含む。その一部はソロモンが書いた。箴言は『新約聖書』にしばしば引用されている。第1-9章には、真の知恵についての説明が述べられている。第10-24章は、正しい生き方と誤った生き方についての教訓を集めたものである。第25-29章には、ユダの王ヒゼキヤに属する人々が記録したソロモンの箴言が収められている。第30-31章は、徳高い女性について述べたものである。


    神権時代
    参照:神権,神権の鍵,福音,福音の回復

    福音の神権時代とは、権能を与えられた、聖なる神権の鍵を持つ僕を少なくとも一人、主が地上に置かれる時代をいう。

    アダム、エノク、ノア、アブラハム、モーセ、イエス・キリスト、ジョセフ・スミスなどは、それぞれに新しい福音の神権時代を開いてきた。主は一つの神権時代を起こされるとき、その時代の人々が救いの計画を知るに当たって過去の神権時代に頼る必要がないように、新たに福音を啓示される。ジョセフ・スミスによって始められた神権時代は「時満ちる神権時代」と呼ばれている。

  • 天の神は一つの国を立てられます(ダニ2:44[教義65章])。
  • 終りの時には、わたしの霊をすべての人に注ごう(使徒2:17[ヨエ2:28])。
  • イエスは、万物更新の時まで、天にとどめておかれねばならなかった(使徒3:21)。
  • 時の満ちる神権時代に、神はすべてのものをキリストにあって一つに帰せしめようとされた(エペ1:10)。
  • わたしは彼らの中にわたしの教会を設けよう(3ニフ21:22)。
  • 主は、終わりの時代のために、御自分の王国の鍵と福音の神権時代とをゆだねた(教義27:13)。
  • この神権時代の鍵はあなたがたの手にゆだねられている(教義110:12-16)。
  • 過去の神権時代のすべての鍵が時満ちる神権時代に回復されてきた(教義128:18-21)。


    神権の鍵
    参照:神権,神権時代,大管長会

    鍵とは、長の職に伴う権利、すなわち、地上において神権を管理し、統制し、治めるために神から人に授けられる権威である。長の職に召された神権者は、自分を管理する権能を持つ人から鍵を受ける。神権者は、鍵を持つ人が指示する範囲内でのみ、神権を行使する。教会の大管長は神権のすべての鍵を持つ(教義107:65-67,91-92;132:7)。

  • ペテロは天国のかぎを授けられた(マタ16:19)。
  • ミカエルはイエス・キリストの指示の下に救いの鍵を受けた(教義78:16)。
  • 王国の鍵は常に大神権の大管長会に属する(教義81:2)。
  • メルキゼデク神権は神の知識の鍵を持つ(教義84:19)。
  • ジョセフ・スミスとオリバー・カウドリは、イスラエルの集合とアブラハムの福音と結び固めの権能に関する鍵を授けられた(教義110:11-16)。
  • 十二使徒は特別な鍵を授けられる(教義112:16)。
  • 大管長会と十二使徒会は、時満ちる神権時代の鍵を持つ(教義112:30-34)。
  • 神権に属する役員は鍵を持つ(教義124:123)。
  • 鍵を持つ人は知識を得ることができる(教義128:11)。
  • アロンの神権は天使の働きの鍵と、悔い改めの福音の鍵と、バプテスマの鍵を持つ(ジ-歴史1:69[教義13章])。


    神権の誓詞と聖約
    参照:神権,聖約(契約),誓い

    誓詞とは、交わした約束に誠実かつ忠実であるという誓いの言葉である。また、聖約とは、当事者の間で交わされる厳粛な約束をいう。アロン神権は聖約のみで授けられる。メルキゼデク神権者は聖約と無言のうちの誓詞によって神権を受ける。忠実であり、神が命じられるままに召しを尊ぶ神権者は、神から祝福を受ける。また最後まで忠実で、神から求められるすべてのことを行う人は、御父が持っておられるすべてを受ける(教義84:33-39)。

  • 主はアブラハムと契約を結ばれ、アブラハムは従った(創世15:18;17:1;22:16-18)。
  • エゼキエルの時代の祭司たちは群れを養わなかった(エゼ34:2-3)。
  • マラキの時代の祭司たちは契約を破った(マラ1-2章)。


    神権の聖任
    参照:聖任

    信仰
    参照:イエス・キリスト,希望,信じる,信頼

    あるものに信頼を寄せること。聖典に何度も言われているように、信仰とはイエス・キリストに対する確信と信頼であり、その確信と信頼があれば、人はイエス・キリストに従うようになる。人を救いに導く信仰は、イエス・キリストを中心としたものでなければならない。また末日聖徒は、父なる神、聖霊、神権の力、また回復された福音のその他の重要な事柄に対しても信仰を持っている。

    信仰には、まだ見ていない真実のことを待ち望むことも含まれる(ヘブ11:1;アル32:21;エテ12:6)。信仰は、神から遣わされた正当な権能を持つ者が教える福音を聞くことから始まる(ロマ10:14-17)。奇跡が信仰を生み出すのではなく、イエス・キリストの福音に従うことによって強い信仰がはぐくまれるのである。言い換えれば、信仰は義から生じるのである(アル32:40-43;エテ12:4,6,12;教義63:9-12)。

    真の信仰は奇跡や示現、夢、癒し、および神が聖徒にお授けになるあらゆる賜物をもたらす。人は信仰によって罪の赦しを得、最後には神の前で生活できるようになる。信仰の欠如は、人を罪悪の結果である絶望に至らせる(モロ10:22)。

  • 義人はその信仰によって生きる(ハバ2:4)。
  • あなたの信仰があなたを救ったのです(マタ9:22[マコ5:34;ルカ7:50])。
  • あなたがたの信仰どおり、あなたがたの身になるように(マタ9:29)。
  • からし種一粒ほどの信仰があるなら、あなたがたにできない事は、何もないであろう(マタ17:20[ルカ17:6])。
  • わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈った(ルカ22:32)。
  • イエスの名が、それを信じる信仰のゆえに、この人を強くした(使徒3:16)。
  • 信仰は神の言葉を聞くことによる(ロマ10:17)。
  • もしキリストがよみがえらなかったとしたら、あなたがたの信仰もまたむなしい(1コリ15:14)。
  • 信仰は愛によって働く(ガラ5:6)。
  • あなたがたの救われたのは、恵みにより、信仰によるのである(エペ2:8[2ニフ25:23])。
  • 信仰のたてを手に取りなさい(エペ6:16[教義27:17])。
  • わたしは走るべき行程を走りつくし、信仰を守りとおした(2テモ4:7)。
  • 信仰とは、望んでいる事がらを確信し(ヘブ11:1)。
  • 信仰がなくては、神に喜ばれることはできない(ヘブ11:6)。
  • 信仰も、行いを伴わなければ、死んだものである(新ヤコ2:17-18,22)。
  • わたしは行って、主が命じられたことを行います(1ニフ3:7)。
  • 人の子らが主を信じる信仰を働かせれば、主は彼らのために何でもおできになります(1ニフ7:12)。
  • リアホナの指針は人々の信仰に応じて働いた(1ニフ16:28)。
  • 聖者に対して完全な信仰を抱きながら、悔い改めて、神の御名によってバプテスマを受けなければならない(2ニフ9:23)。
  • イエスは、人の子らの中で、彼らの信仰に応じて大きな奇跡を行われる(2ニフ26:13[エテ12:12;モロ7:27-29,34-38])。
  • エノスはキリストを信じる信仰のゆえに罪を赦された(エノ1:3-8)。
  • 主イエス・キリストを信じるのでなければ、このような者には決して救いは与えられない(モサ3:12)。
  • キリストの御名を信じて心が改まった(モサ5:7)。
  • 神の僕たちの祈りが、彼らの信仰に応じてかなえられる(モサ27:14)。
  • わたしたちの信仰に応じて、自由になる力をわたしたちにお与えください(アル14:26)。
  • 信仰をもって神の御名を呼ぶ(アル22:16)。
  • 信仰とは物事を完全に知ることではない(アル32:21[エテ12:6])。
  • それがふくらみ始めたら、あなたがたの信仰によってそれを養い育ててほしい(アル33:23[アル32:28])。
  • 彼らが守られたのは、神の奇跡を起こす力によったものと考えざるを得ません(アル57:25-27)。
  • 信仰をもって神の御子を仰ぎ見る者は皆、生きることができる(ヒラ8:15)。
  • あなたがたの信仰がわたしから癒しを受けるのに十分であることも、わたしは知っている(3ニフ17:8)。
  • 信仰とは待ち望んでいながらまだ見ていないものである(エテ12:6)。
  • 奇跡を行った者は皆、信仰によって奇跡を行った(エテ12:12-18)。
  • もし彼らがわたしを信じるならば、そのとき、わたしは彼らの弱さを強さに変えよう(エテ12:27-28,37)。
  • モルモンは、信仰と希望と慈愛について教えた(モロ7章)。
  • あなたがたが与えられると信じて、信仰をもってわたしの名によって父に求めるものは、正当であれば、何でもあなたがたに与えられる(モロ7:26)。
  • キリストを信じる者は一切の善いものを固く守る(モロ7:28)。
  • キリストを信じながら問うならば、神はこれが真実であることを明らかにしてくださる(モロ10:4)。
  • 信仰がなければ何も行えない。それゆえ、信仰をもって求めなさい(教義8:10)。
  • 彼らが祈りで示した信仰に応じてそれがかなえられる(教義10:47,52)。
  • すべての人はキリストの名を信じて最後まで堪え忍ばなければならない(教義20:25,29)。
  • イエス・キリストの恵みによる義認は、正しく、かつ真実である(教義20:30)。
  • 御霊は信仰の祈りによってあなたがたに与えられるであろう(教義42:14)。
  • 信仰はしるしによっては生じないが、信じる者にはしるしが伴う(教義63:9-12)。
  • 両親は子供にキリストを信じる信仰を教えなければならない(教義68:25)。
  • 研究によって、また信仰によって学問を求めなさい(教義88:118)。
  • 主イエス・キリストを信じる信仰は、福音の第一の原則である(箇条1:4)。


    信仰箇条
    参照:高価な真珠,スミス、ジョセフ、ジュニア

    末日聖徒イエス・キリスト教会の会員がよりどころとする13の基本的信条。

    ジョセフ・スミスは、末日聖徒の信条を質問してきた『シカゴ・デモクラット』紙の編集者ジョン・ウェントワースに答える書簡の中で最初にこれを記した。この書簡は後に、ウェントワース書簡として知られるようになり、1842年3月に『タイムズ・アンド・シーズンズ』紙上で初めて公にされた。1880年10月10日に、「信仰箇条」は教会員の支持の挙手により正式に聖文として受け入れられ、『高価な真珠』の一部としてその中に収められた。


    信じる
    参照:イエス・キリスト,信仰,信頼,不信仰

    何かを真実であるとして受け入れること。神の王国に救われるには、悔い改めて、イエス・キリストを信じなければならない(教義20:29)。

  • あなたがたの神、主を信じなさい。主の預言者を信じなさい(歴下20:20)。
  • ダニエルは神を信じていたので、ししの穴の中で何の害も受けなかった(ダニ6:23)。
  • あなたの信じたとおりになるように(マタ8:13)。
  • 祈のとき、信じて求めるものは、みな与えられるであろう(マタ21:22)。
  • 恐れることはない。ただ信じなさい(マコ5:36)。
  • 信ずる者には、どんな事でもできる(マコ9:23-24)。
  • 信じてバプテスマを受ける者は救われる(マコ16:16[2ニフ2:9;3ニフ11:33-35])。
  • それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである(ヨハ3:16,18,36[ヨハ5:24;教義10:50])。
  • わたしたちは、あなたが神の聖者であることを信じ、また知っています(ヨハ6:69)。
  • わたしを信じる者は、たとい死んでも生きる(ヨハ11:25-26)。
  • わたしたち信じている者は、安息にはいることができる(ヘブ4:3)。
  • イエス・キリストの御名を信じ、互に愛し合うべきことである(1ヨハ3:23)。
  • メシヤは、御自分を信じる者を一人も滅ぼされない(2ニフ6:14)。
  • ユダヤ人はキリストを信じるようになるまで迫害される(2ニフ25:16)。
  • これらのことをすべて信じるならば、必ずそれを実行しなさい(モサ4:10)。
  • 神の御子は御自分の御名を信じる人々の背きを負われる(アル11:40)。
  • 進んで神の御言葉を信じる人は幸いである(アル32:16)。
  • 信じようとする望みを持つだけでもよい。その望みを育ててゆけ(アル32:27)。
  • あなたがたは、イエス・キリストの御名を信じるならば、罪をすべて悔い改めるであろう(ヒラ14:13)。
  • わたしを信じる者は父をも信じるのである(3ニフ11:35)。
  • ヤレドの兄弟ほど深く主を信じた者はいなかった(エテ3:15)。
  • キリストを信じるように勧めるものはすべて、キリストの力によって送り出されている(モロ7:16-17)。
  • 主の言葉を信じる者は御霊の現れを与えられる(教義5:16)。
  • 主の名を信じる者は神の子となる(教義11:30[ヨハ1:12])。
  • ある人には、ほかの人の言葉を信じることが許される(教義46:14)。
  • 信じる者には数々のしるしが伴う(教義58:64[教義63:7-12])。
  • 信じ、悔い改め、バプテスマを受けるならば、聖霊の賜物を受ける(モセ6:52)。


    神性
    参照:永遠の命,昇栄,人-天の御父のようになる可能性を持った人間

    神聖な
    参照:聖い

    真鍮版
    参照:

    世の初めから紀元前600年までのユダヤ人の記録で、預言者の数多くの書が含まれている(1ニフ5:10-16)。この記録はエルサレムにいたユダヤ人の長老の一人、ラバンによって保管されていた。リーハイは家族とともに荒れ野にいたとき、この記録を手に入れるために息子たちをエルサレムに送り返した(1ニフ3-4章)。(詳細については『モルモン書』の「『モルモン書』についての概説」を参照。)


    神殿;主の宮
    参照:エンダウメント,儀式,至聖所,幕屋

    神殿は文字どおり主の宮である。主はいつも御自分の民に、神殿を建てることを命じてこられた。神殿は聖なる建物であり、ふさわしい聖徒たちがその中で、自分自身と死者のために神聖な福音の儀式を執行する。主は神殿を訪れられる。したがって神殿は、礼拝する場所としては最も神聖な所である。

    モーセとイスラエルの子らが建てた幕屋は可動式の神殿であった。イスラエル人はエジプトから出て旅をしている間、幕屋を使っていた。

    『聖書』の中で最もよく知られている神殿は、ソロモンがエルサレムに建てたものである(歴下2-5章)。この神殿は紀元前600年にバビロニア人によって破壊され、およそ100年後にゼルバベルによって再建された(エズ1-6章)。この神殿は紀元前37年に一部が焼失したが、後にヘロデ大王によって再建された。しかし、紀元70年にローマ人によって破壊された。

    『モルモン書』でも、神に従う義にかなった人々は導きを受けて神殿を建て、そこで神を礼拝した(2ニフ5:16;モサ1:18;3ニフ11:1)。神殿を建設し正しく使用することは、現在の回復された教会も含めて、どの神権時代においても、まことの教会のしるしとなっている。この神権時代に建設されて主に奉献された最初の神殿は、カートランド神殿である。それ以来、全世界の多くの国々で神殿が奉献されている。

  • その聖所に立つべき者はだれか(詩篇24:3-5)。
  • ヤコブの神の家へ行こう(イザ2:2-3[ミカ4:1-2;2ニフ12:2-3])。
  • 主は、たちまちその宮に来る(マラ3:1[3ニフ24:1;教義36:8;42:36])。
  • イエスは宮清めをされた(マタ21:12-16[マコ11:15-18;ルカ19:45-48])。
  • 聖徒たちはミズーリ州に神殿を建てるように命じられた(教義57:3[教義84:3-5])。
  • 神の家を建てなさい(教義88:119[教義109:8])。
  • 主は神殿を建てるのを怠ったために聖徒たちを懲らしめられた(教義95:1-12)。
  • わたしは清くない神殿には来ない(教義97:15-17)。
  • わたしはこの家を受け入れた。わたしの名はここにあるであろう(教義110:7-8)。
  • 主の民は、主の聖なる名のために神殿を建てるようにと常に命じられる(教義124:39)。
  • 神殿で行われる大いなる業の中には、親子の結び固めも含まれる(教義138:47-48)。
  • 神殿の建設は大いなる末日の業に含まれる(教義138:53-54)。


    神殿結婚
    参照:結婚

    申命記
    参照:五書

    「律法の写し」の意味がある。『旧約聖書』の5番目の書。

    申命記には、モーセが身を変えられる直前にモアブの地で話した最後の3つの説教が載っている。最初の説教(第1-4章)は導入である。第2の説教(第5-26章)は次の二つの部分から成っている。(1)第5-11章:十戒とその実践的説明。(2)第12-26章:申命記全体の核となる律法の規定。第3の説教(第27-30章)には、イスラエルと神の間の聖約(契約)の厳粛な更新、また従順に伴う祝福と不従順の招くのろいに関する記述がある。第31-34章には、律法がレビ人に渡されたこと、またモーセの歌と最後の祝福、モーセの最期が記されている。


    新約聖書
    参照:聖書,聖文

    イエス・キリストや使徒、イエス・キリストに従ったその他の人々の生涯と働きについて、霊感によって書かれた記録を集めたもの(ギリシャ語で書かれた)。『新約聖書』は通常、福音書、使徒行伝、パウロの手紙、その他の手紙、黙示録に分類される。

    マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四福音書は、キリストの生涯についての記録である。使徒行伝は教会の歴史と使徒たちの働きについて、特にキリストが亡くなられた後のパウロの伝道の旅について記録している。パウロの手紙は、教会の指導者や会員に教えを授けるためのものである。その他の手紙は他の使徒たちによって書かれ、初期の聖徒たちに新たな勧告を与えている。使徒ヨハネによって書かれた黙示録は、おもに終わりの時に関する預言を記録している。


    信頼
    参照:確信;信頼,信仰

    人あるいは何かの物事を信じて頼りとすること。霊的な意味では、神とその御霊に頼ることが含まれる。

  • たとえ神がわたしを殺しても、わたしは神を信頼する(KJヨブ13:15)。
  • 心をつくして主に信頼せよ(箴言3:5)。
  • 神は自分に寄り頼むしもべらを救った(ダニ3:19-28)。
  • あなたを頼ってまいります(2ニフ4:34)。
  • 喜び、神に頼りなさい(モサ7:19)。
  • 主に頼る者はだれであろうと、終わりの日に高く上げられる(モサ23:22)。
  • 神に頼る者はだれであろうと、試練や災難や苦難の中にあって支えられ(アル36:3,27)。
  • 肉の腕に頼ることのないように(教義1:19)。
  • 善を行うように導く御霊を信頼しなさい(教義11:12)。
  • 監督はわたしを頼りなさい。そうすれば、打ち破られることはない(教義84:116)。


    真理
    参照:英知,知識,光;キリストの光

    現在あるとおりの、過去にあったとおりの、また未来にあるとおりの、物事についての知識(教義93:24)。真理はまた、天からの光と啓示を指す言葉としても用いられる。

  • まことは地からはえ(詩篇85:11[モセ7:62])。
  • また真理を知るであろう。そして真理は、あなたがたに自由を得させるであろう(ヨハ8:32)。
  • わたしは道であり、真理であり、命である(ヨハ14:6)。
  • もし、罪がないと言うなら、真理はわたしたちのうちにない(1ヨハ1:8)。
  • 罪のある者は、真理を厳しいものと思う(1ニフ16:2)。
  • 義人は真理を愛しており(2ニフ9:40)。
  • 御霊は真実を語り、偽りを言われることがない(ヤコ4:13)。
  • あなたは真理の神であり、偽りを言われることはありません(エテ3:12)。
  • 聖霊の力によって、あなたがたはすべてのことの真理を知るであろう(モロ10:5)。
  • 真理はとこしえにいつまでも変わらない(教義1:39)。
  • あなたが真理の御霊に照らされた(教義6:15)。
  • 真理と神の言葉が載っている『モルモン書』(教義19:26)。
  • 真理を教えるために遣わされた慰め主(教義50:14)。
  • 真理の御霊によって御言葉を受ける者は、真理の御霊によって宣べられるままにそれを受ける(教義50:17-22)。
  • わたしがあなたがたに与えた啓示に従って真理を宣言しなさい(教義75:3-4)。
  • 真理であるものはすべて光であり(教義84:45)。
  • キリストの光は真理の光である(教義88:6-7,40)。
  • わたしの御霊は真理である(教義88:66)。
  • 英知すなわち真理の光は、創造されることもなく(教義93:29)。
  • 神の栄光は英知である。言い換えれば、光と真理である(教義93:36)。
  • わたしはあなたがたに、あなたがたの子供たちを光と真理の中で育てるようにと命じた(教義93:40)。
  • わたしの独り子は、恵みと真理に満ちている(モセ1:6)。