同意の律法
参照:イエス・キリストの教会,支持(教会指導者の)
教会員はこの原則によって、教会の奉仕の職に召された人への支持、また会員の支持が必要な教会の決定事項への支持を行う。通常、右手を挙げてその意を示す。
イエス・キリストは御自身の教会の頭である。イエス・キリストは聖霊による霊感を通して、重要な決定や決裁について教会の指導者を導かれる。しかし教会員はすべて、指導者の決定や決裁に対して支持・不支持の意を示す権利と特権を持っている。
民はみな同音に答えて言った(出エ24:3[民数27:18-19])。
使徒と長老たちは衆議一決した(使徒15:25)。
その教会の賛意の表明がなければ、だれも聖任されることはない(教義20:65-66)。
すべてのことは、教会員の同意を得て行わなければならない(教義26:2[教義28:13])。
すべてのことを会員の一致に従って行いなさい(教義104:21)。
同性愛
参照:姦淫,肉欲
同性間の性的関係。主はこの種の性的関係を禁じておられる。
それをここに出しなさい。われわれは彼らを知るであろう(創世19:1-11[モセ5:51-53])。
あなたは女と寝るように男と寝てはならない。これは憎むべきことである(レビ18:22[レビ20:13])。
イスラエルの男子は神殿男娼となってはならない(申命23:17)。ソドムのようにその罪をあらわして隠さない(イザ3:9[2ニフ13:9])。
男も互にその情欲の炎を燃やし(ロマ1:27)。
男色をする者は、神の国をつぐことはない(1コリ6:9-10)。
律法は正しい人のために定められたのではなく、男色をする者のために定められている(1テモ1:9-10)。
不自然な肉欲に走った人々は、永遠の火の刑罰を受け、人々の見せしめにされている(ユダ1:7)。
道徳
参照:姦淫,純潔,性的不道徳,不貞
尊ぶ
参照:敬う,敬虔
特に福音的な観点から、人や物事を価値ある有益な存在として大切に思うこと。
彼は侮られた。われわれも彼を尊ばなかった(イザ53:3-4)。
人々の間で尊ばれるものは、神のみまえでは忌みきらわれる(ルカ16:15)。人を自分よりすぐれた者としなさい(ピリ2:3)。
神はすべての人を公平に重んじられ(1ニフ17:35)。
すべての者は隣人を自分自身のように尊ばなければならない(モサ27:4[教義38:24-25])。
平穏な日には、彼らはわたしの勧告を軽んじた(教義101:8)。
時のしるし
参照:イエス・キリストの再臨,終わりの時;末日,しるし
神の業の中で何か重要なことがすでに起きていること、あるいは間もなく起こることを示すために、神が人々に与えられる出来事や経験。末日には、救い主の再臨を告げる多くのしるしが預言されている。それらのしるしは忠実な人々に神の計画を意識させ、警告を与え、備えをさせる。
主の家の山は、もろもろの山のかしらとして堅く立ち(イザ2:2-3)。
主は旗をあげて、イスラエルを集められる(イザ5:26[2ニフ15:26-30])。
太陽は出ても暗く、月はその光を輝かさない(イザ13:10[ヨエ3:15;教義29:14])。
民が律法にそむき、とこしえの契約を破る(イザ24:5)。
ニーファイ人はちりの中からの声のように語る(イザ29:4[2ニフ27章])。
イスラエルは力をもって集められる(イザ49:22-23[1ニフ21:22-23;3ニフ20-21章])。
天の神は一つの国を立てられます。これはいつまでも滅びることがなく(ダニ2:44[教義65:2])。
戦争や夢、示現が再臨に先立つ(ヨエ2章)。
万国の民を集めて、エルサレムを攻め撃たせる(ゼカ14:2[エゼ38-39章])。
炉のように燃える日が来る(マラ4:1[3ニフ25:1;教義133:64;ジ-歴史1:37])。
その時には、大きな患難が起る(マタ24章[ジ-マタ1章])。
パウロは終りの時の背教と苦難の時代について説明した(2テモ3-4章)。
エルサレムでふたりの預言者が殺され、復活する(黙示11章[教義77:15])。
終わりの日に、天使の働きにより福音が回復される(黙示14:6-7[教義13;27章;110:11-16;128:8-24])。
バビロンが打ち立てられるが、やがて倒れる(黙示17-18章)。
イスラエルは力をもって集められる(1ニフ21:13-26[イザ49:13-26;3ニフ20-21章])。
あなたがたが知ることのできるように、一つのしるしをあなたがたに示そう(3ニフ21:1)。
モルモン書は将来神の力によって出る(モル8章)。
レーマン人はバラのように花咲く(教義49:24-25)。
悪人は悪人を殺し、恐怖がすべての人に及ぶ(教義63:32-35[黙示9章])。
戦争がすべての国々のうえに押し寄せる(教義87:2)。
数々のしるしや自然界の大変動、天使の現れが主の来臨の道を備える(教義88:86-94)。
暗闇が地を覆い(教義112:23-24)。
主は聖徒たちに再臨に備えるように命じられた(教義133章)。
徳
参照:高潔,純潔,力
高潔さ、道徳的な美点。道徳的な清さ(モロ9:9)。
あなたがりっぱな女であることを知っている(ルツ3:11)。
主の聖所に立つべき者はだれか。手が清く、心のいさぎよい者こそ、その人である(詩篇24:3-4)。
賢い妻はその夫の冠である(箴言12:4)。賢い妻は宝石よりもすぐれて尊い(箴言31:10-31)。
あなたがたの信仰に徳を加え(2ペテ1:5[教義4:6])。
絶えず徳であなたの思いを飾るようにしなさい(教義121:45)。
わたしたちは徳高くあるべきことを信じる(箇条1:13[ピリ4:8])。
独身主義
参照:結婚
毒麦
参照:(なし)
小麦によく似た草で毒を持つもの。生長して大きくなるまでは、小麦と見分けがつかない(マタ13:24-30;教義86:1-7)。
トマス(人名)
参照:(なし)
『新約聖書』の中の人物。救い主が地上で務めを果たしておられたときに最初に選ばれた十二使徒の一人。ギリシャ語では、デドモと呼ばれていた(マタ10:2-3;ヨハ14:5;20:24-29;21:2)。トマスは自分の目で救い主を見るまで、イエスの復活を疑っていた。しかし、彼は強い意志の持ち主で、進んで迫害に立ち向かい、主とともに死のうとした(ヨハ11:16;20:19-25)。
富
参照:金銭,高慢
金品などの財産。主は聖徒たちに、善を行うためでなければ、この世の富を求めてはならないと勧告された。聖徒は神の王国を求める前にこの世の富を追い求めてはならない。神の王国には永遠の富が用意されているのである(ヤコ2:18-19)。
富の増し加わるとき、これに心をかけてはならない(詩篇62:10)。
宝は怒りの日に益なく(箴言11:4)。
自分の富を頼む者は衰える(箴言11:28)。
令名は大いなる富にまさり(箴言22:1)。
財産のある者が神の国にはいるのは、なんとむずかしいことであろう(マコ10:23[ルカ18:24-25])。
金銭を愛することは、すべての悪の根である(1テモ6:10)。
彼らの心は彼らの富にあるので、富が彼らの神となっている(2ニフ9:30)。
義人は、富に執着することなく、すべての人に分かち与えた(アル1:30)。
人々は富のゆえに高慢になり始めた(アル4:6-8)。
民は、彼らの富の多少に応じて階級に区別され始めた(3ニフ6:12)。
富を求めずに、知恵を求めなさい(教義6:7[アル39:14;教義11:7])。
地の富はわたしのものであり、わたしがそれを与えるのである。高慢に気をつけなさい(教義38:39)。
【永遠の富】
天に、宝をたくわえなさい(マタ6:19-21)。
永遠の命の富の声により、わたしはあなたがたを幾度呼んできたことであろう(教義43:25)。
永遠の富はわたしのものであり、わたしが与えるものである(教義67:2[教義78:18])。
とりこ
参照:自由
肉体的あるいは霊的に束縛された状態にあること。
イスラエルの家が、その悪によって捕え移された(エゼ39:23)。
とりこになるべき者は、とりこになっていく(黙示13:10)。
邪悪な人々は悪魔に束縛されるようになる(1ニフ14:4,7)。
人は、自由と永遠の命を選ぶことも、束縛と死を選ぶことも自由である(2ニフ2:27)。
肉の思いは、悪魔の霊に力を与え、あなたがたを捕らえて(2ニフ2:29)。
あなたがたは、先祖が囚われの状態にあったことをよく覚えているか(アル5:5-6)。
心をかたくなにする者は悪魔に捕らえられる(アル12:11)。
あなたがたは悪魔に誘惑されないように、また悪魔に捕らえられないように、常に目を覚ましていて祈らなくてはならない(3ニフ18:15)。
貪欲;むさぼり
参照:ねたみ
聖典でいう貪欲とは、人をうらやんだり、何かを過度に欲しがったりすることである。
あなたはむさぼってはならない(出エ20:17[申命5:21;モサ13:24;教義19:25])。
不正の利を憎む者は長命を得る(箴言28:16)。
彼らは田畑をむさぼってこれを奪い(ミカ2:2)。
貪欲に対してよくよく警戒しなさい(ルカ12:15)。
律法は「むさぼるな」と言っている(ロマ7:7)。
終りの時には、人々は金を愛する者となる(2テモ3:1-2)。
ラバンはわたしたちの持っているものを目にし、欲しくてたまらなくなった(1ニフ3:25)。
あなたは自分の財産をむさぼることなく(教義19:26)。
むさぼるのをやめなさい(教義88:123)。
兄弟のものをむさぼってはならない(教義136:20)。