4/ 7(月) マドリード→セゴビア→マドリード

橋フェチ炸裂。

地下鉄でプリンチペ・ピオ駅まで行きました。
ここからバスターミナルまで数分。中距離バスでセゴビアに向かいます。

窓口でマドリード〜セゴビアの往復チケットを購入。
価格は往復で大体2000円くらい。
いつの間にか、頭で変換しなくても自然とスペイン語で買い物が出来るようになってます。
ちょっと得意気になっちゃいますな(笑)

乗車時間は1時間半くらいだったでしょうか。アンダルシアで散々バスに乗ってた事もあって
バスで2〜3時間って聞いても「なんだ近いじゃん」くらいの感覚になってきました。

バスターミナルを出て、ローマ水道橋の方へ歩いていきます。
途中、小さな教会がありました。
中を覗いてみると数人のお年寄りがお祈りに来ていました。すごく静かな場所です。んー神秘的。
ステンドグラスも非常にきれいです。正面にはキリストの像。
この教会はサン・ミリャン教会というみたいです。

サン・ミリャン教会サン・ミリャン教会
(サン・ミリャン教会)

教会を出ると、あっという間に水道橋に到着。
タラゴナの水道橋と違って、こちらは下から見上げるしか出来ません。
とりあえず橋げたの石を触ったり、あちこちから撮影したり。

ローマ水道橋ローマ水道橋 ローマ水道橋ローマ水道橋
(ローマ水道橋)

どうやって積んで、どうやってくっつけてるんだろう。
よく崩れないですよね。
自画撮りまで終えたら、旧市街へ向かいます。

ここの旧市街の街並み、結構好きです。
石造りの住居に囲まれた細い路地。ところどころにあるアーチ。
マドリードは人が多く、もちろん賑やかな街でしたが、セゴビアはマドリードからそんなに離れてないにも関わらず、
車もそんなに走ってなく、非常に静かで心地良いです。日本人にも全然会いませんでした。
唯一残念だったのは天気です。ちょっと曇りがち…。

セゴビア旧市街の街並みセゴビア旧市街の街並み
(セゴビア旧市街の街並み)

サンマルティン広場を通り抜け、マヨール広場へ。目の前はカテドラルです。
マヨール広場には学生の団体が。皆で一斉にこっちを見るな。
セゴビアのカテドラルの印象はなんか不思議。
今まで見てきたカテドラルに比べて、柔らかいというか丸いというか、そんな印象です。

カテドラル
(カテドラル)

でもカテドラル内は特に感想はありません(笑)
外観のインパクトが中のインパクトに勝ったんだと思います。

次に向かったのはアルカサル。
バルセロナで出会った佐竹さんオススメの場所です。
ディズニー映画「白雪姫」の城のモデルになったところだとか。
確かに要塞にしては外観がかわいすぎます。
どこのアルカサルも飾り気なんてなかったのに。
そして、ここにも学生の集団が居ました。
非常に賑やかなので、距離を置いて中に入ります。

アルカサル正面アルカサル入口の銅像
(左:アルカサル正面 右:アルカサル入口の銅像)

外観はかわいらしかったものの、中に入ると至る所に甲冑が並べられています。
やはり要塞なんですね。子供用の甲冑とか初めて見ました。

アルカサル内部
(アルカサル内部)
甲冑甲冑
(甲冑)

広間はすごい豪華でした。全面赤と金。天井の装飾まですごい!
歴代の王様?の像がびっしり並べられています。

広間広間
(広間)

建物の一番奥にある塔にも登ります。風が気持ちいい〜♪
下を見下ろせば、これまたきれいに刈られた垣根が。このセンス日本に持ち帰りたいくらい
そして、塔から見える風景もすごくのどかです。

塔の展望台
(塔の展望台)
アルカサルから見た外の景色垣根
(左:アルカサルから見た外の景色 右:垣根)

アルカサルの外壁をよく見ると、面白い模様をしてます。
遠目に見たら気がつきませんでしたが、なんか凹んだような感じの模様が。

不思議な模様
(不思議な模様)

再び建物内に戻ります。
金色に輝く天井、鮮やかなステンドグラス、どの部屋も非常に豪華。
なんかやっぱり要塞っぽくないなぁと再び感じてきました。

金色に輝く天井祭壇?
(左:金色に輝く天井 右:祭壇?)
ステンドグラスステンドグラス
(ステンドグラス)

建物を一周したら、今度は正面の四角いところに上ります。

先程の塔よりもこちらの方が高いため、建物を真上から見下ろすことが出来ます。
そして、正面を見ればカテドラルが。

塔を見下ろした感じアルカサルから見たカテドラル
(左:塔を見下ろした感じ 右:アルカサルから見たカテドラル)

アルカサルの土産屋には甲冑の置物が売ってました。
そこそこ高いけど、かなり精巧に出来てます。
「よし、買っちゃおう!」と、手に取ったところ…

「お、重い…」

20cmくらいの置物が2〜3kgは軽くします。
これをスーツケースに入れて帰国となると…重量オーバー確定だ…
仕方なく購入を見送りました。

アルカサルを出たら、来た道と違う道を歩いて水道橋の方に戻ります。
サン・エステバン教会の前を通り、細い路地を抜けて水道橋の逆側に抜け出ました。

サン・エステバン教会水道橋の裏側
(左:サン・エステバン教会 右:水道橋の裏側)

坂道を降り、水道橋のふもとで昼食にします。
食べる物はセゴビア名物、コチニージョ・アサード!
なんと!生まれたばかりの仔豚の丸焼き!
ガイドブックに一匹丸々焼かれた豚の写真が載ってるので、 そのお店に入りました。

コチニージョ・アサードとソパ・デ・カスティージャ(スープ)を注文。
ガイドブックのように姿焼きで出てくるのを想像していたのですが、
出てきたのは足一本でした。まるまるは焼かないのね。

コチニージョ・アサード
(コチニージョ・アサード)

それでもこれがすごく美味しかった!
“生まれたての”と付くだけでなんだか非常に可哀想な事をしている気になるのですが、
それはそれ。皮はパリパリ、肉はやわらか、飽きの来ない味付けです。
スープも絶品で、文句の無い食事となりました。
また食べたいなぁ〜♪

お会計時に何故か、小さな陶器の壷を頂きました。
サービスなのかな?店を出る最後の一時まで嬉しい気持ちにさせてくれます。

店を出たら、橋フェチの血が騒ぎました。
このスペイン最大の水道橋を端から端まで歩いてみたくなったのです。
とりあえず、旧市街に隣接している端からスタート。
水道橋に沿って歩いて歩いて…だんだん橋げたが低くなってきました。
さらに低くなり、水路に上れる高さになり、パドレ・クラレ大通りの交差点のところで終了。

今度は水路に上って、来た道を引き返します。
手が届く高さだからでしょうか、水路にポイ捨てされたゴミが…。
セゴビア人、橋をもっと大事にしようよ〜。

100mちょっと歩いたところで、水路が管理室か何かの中を通るため、
歩けなくなってしまいました。ここで降りて、来た道を戻ります。
ちょっと涼しくなってきました。

スタート地点に戻ったところで、バロールの看板を見つけました。
ここでひと休みしよう。
暖かい、オレンジ入りココアを注文。うん、濃厚♪

オレンジ入りココア
(オレンジ入りココア)

バスまでちょっと時間があるので、観光案内所で土産を買います。
土産物はキーホルダーやストラップ、キャップなどかわいい仔豚グッズが満載です。
そっか、仔豚はセゴビアのマスコットキャラクターなんだな。丸焼きにして食べてるけど。
それでもこのキャラクターがあんまりかわいいので、娘に携帯ストラップを購入しました。

16時発のバスでマドリードに戻ります。ターミナルには17時半到着。
スペイン広場を散策します。

スペイン広場スペイン広場
(スペイン広場)

そのままグランビアへ出て、三越マドリード店へ。
店員が日本人だ!
たまに日本語が使えるというのはいいですね。
店内を一通り見渡し、いくつかお土産を購入しました。

続いて、その後ZARAでジーンズを購入。
今はいてる物の穴が目立ってきちゃったので、ついに買い替えることにしました。
グレーのジーンズ、気に入ってたんですがここでお別れです。
今までありがとう。

穴開きジーンズ
(穴開きジーンズ)

店を出てグランビアを歩いていると、雨が降ってきました。
スペインに来て初めての雨です。
傘を持ってないし、明日こそ朝早いので、仕方なく帰ります。
帰る途中の中国人経営の商店でサンドイッチを購入。

ホテルについてからは普通に風呂に入ってテレビを見ます。
ってか、雨降ってるのに部屋の窓が全開だった…。
どうなんだ、これは。
テレビでは何故かやってた筋肉番付を見ました。
スペインでも人気なのかな?

明日こそビルバオに行きます。