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奈良美智

大好きな、奈良さんのこと。奈良さんへのラブレター、くらいの勢いで。

その1.奈良さんを、好きになり始めの頃。
その2.奈良さんの犬.
その3.生ナラ
その4.「おおきなおめめのおんなのこ」
その5.奈良さんの写真
その6.ジャイアンにリボンをとられたドラミちゃん
その7.です。
その8.「Theドラえもん展」行ってきました!
その9.感傷。
その10.奈良さんの写真が好きな理由。
その11.「new drawings 2003」に行ってきました!
その12.です。
その13.「S.M.L」展行ってきました!
その14.「S.M.L.」展行ってきました!Part2
その15.奈良さんへのレター(になれなかった!)
その16.「タイム・オブ・マイ・ライフ」展に行って来ました
その17.「感傷・・・じゃないのだ」
その18.☆ちいさな星通信☆
その19.DVD「This is a story of...SML」見ました!
その20.「From the Depth of My Drawer」行ってきました!
その21.「Shallow Puddles」展行ってきました!
その22.「椅子のデザイン」展行ってきました!
その23.奈良さーん、お元気ですか?
その24.秘すれば花展、行って来ました!


■その9.感傷。

 感傷。なんてタイトル付けてみたりして。えへ。感傷・・・。小さい頃、というか幼稚園に通っていた頃、いつもあんまり眠れなくて、夜中の2時とか3時とかに目が覚めるのだけど、眠れなくて、オレンジ色の豆電球をじっと見てると、オレンジの光の筋が、延びたり縮んだりして、それを楽しんでいて、しばらくそうしてると、鼻の奥がツーンと痛くなって、涙がボロボロ出てきて、私はずっと、オレンジ色の豆電球の光を見ると鼻が痛くなって涙が出る病気だと思っていた。悲しいとか寂しいとか、感情が高ぶって泣くわけじゃなくて、ただ涙がボロボロ出て止らなくなる感じだったんで、痛いから泣いているんだと思っていた。それで毎日、そんな感じだったんで、いつも泣きはらした目をしていて、母は、私が夜中に泣いてることを知らなかったから、もともとそういう目だと、思っていたらしく、よく「鮫のような目」って言われていた。それで、小さい頃の私は、奈良さんの描く、半月型の目をした子に似てたって、言う。嬉しいような悲しいような、というか、そういうことじゃないけど!小さい頃が、良かったとか悪かったとかじゃなくて、小さい頃の自分を、大丈夫って、思いたくて、でもなんかどうしてもおかしくて、大丈夫じゃないのかもって不安になって、泣いたりする。それで、奈良さんの絵を見て、時々大丈夫だと思えたりする。けど逆の事もまだ同じくらいあったりする。すごい、ここまで生きて来れた時点で、やっぱりすごい大丈夫だったんだわって、大人な私は(わっはっは)思い込めるのだけど、何かのきっかけで、また不安になって、その繰り返しで。こんなのは感傷だ!って、感傷だからくだらねぇ!って言ってしまえば、すごい、楽になれる。だから、そういう意味で、感傷。でもこういう、小さい頃を思い出して、いろいろ考えたり泣いたりするのを、感傷って、言うなら、感傷は、もうずっと抱えていくと思うけど、でもすごい、感傷に浸りたくない。好きで泣いてるわけじゃ本当にない。それで小さい頃の自分を肯定してあげたいって、思うのもおかしな話っていうか、多分どうでもいい人にはどうでもいいことで、というか、本当にどうでもいいことで、感傷に過ぎないって、言えてしまうけど、やっぱ肯定してあげたいと、思うんだ。今はいろいろ、否定的な意味ってだけじゃなくて、誤魔化したりバカにしたりせせら笑ったりできるけど、小さい頃は真っ向勝負だからねぇ。小さい頃の私は偉かった。頑張った。だから、今の私も頑張らなくちゃと思うんだ。前に、奈良さんが、小さい頃の自分に恥ずかしくないように生きてるって、仰っていたのを読んだ事があって、私の落とし前のつけ方(?)はちょっと違うけど、私も、小さい頃の自分が悲しくなるようには生きたくないと思う。正直、今ちょっとギリだけど!でもこうやって、小さい頃眠れなくて夜中に泣いてた、とか書いてしまうと、なんか変に、同情して欲しい、みたい風に、思わせてしまうかもしれない、と思うと、気持ち良くない、ですよね。(って誰に向けて書いてるんだろうー?ここまで読んでくれてありがとうー!)私は可哀相だったとか、思ってるわけじゃ本当ないんで。とりあえず今は、だいたい普通に眠れる。大人だー。わーい。と書いてる今は午前3時だったりする。今日は、眠れないからこんなこと、書いていたりするんだわ。眠れない夜に、眠れないまま堂々と起きていられるのも大人だからこそだ。あの頃は、両親と同じ部屋に寝ていたので、寝たふりをするのが、すごく大変だった。どんどん、大人になりたい。しょっちゅう躓くけど。後込みするけど。本当に、私はおかしくて浮いていて、本当、自意識過剰も甚だしい、感じだけど、でも本当、浮きっぱなしなんだけど、でもちゃんと生きていきたいのだ。too late to dieだ。もうすごい、大丈夫だ。眠れそうだ。おやすみなさい。本当は、こんなこと書くつもりじゃなかった!

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