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■奈良美智■ |
大好きな、奈良さんのこと。奈良さんへのラブレター、くらいの勢いで。
■その21.「Shallow Puddles」展行ってきました!■ |
というわけで、二度目のグラフメディア・ジーエム。もう道覚えちゃいました。なんとなく、小山登美夫ギャラリーもある茅場町に似てる気がするー。今回の作品は、八角堂と呼ばれる白い小屋がでーんとありまして、中に入ると、人一人通れるくらいの、細くて、船の甲板みたいにギシギシいう(って私の印象なんですが、たまたま私が乗った船がそうだっただけなのかも??)回廊があって、そこをくるりと回っていくと、皿絵ちゃんたちがいる部屋にたどり着く仕掛けになっていました。室内なのにすごい!それで、皿絵ちゃん(って、関係ないですけど、サラエちゃんって名前、かわいいなぁとひそかに思い中・・・クロエの日本版、みたいな。沙良絵、とか。女の子が生まれたばかりで名づけに困ってる方、是非!!って本当に関係ない!)たちが、本当、すごかった。お皿だから、凹面なのに、こっち側に浮き上がってくる感じがして不思議だった。それで、なんか、ウェルカムな感じがした。すごく、切なそうに見えたりもしたんだけど、受け入れてるというか。何かを訴えかけてるっていうよりは、許してるっていうか。なんかすごく、女の子だなぁって。本当、体温が上がって、ぽーっとして、本当くらくらした。ライトのせいとか、空気が抜けない(ように思えたのですが、本当のところはよくわからないです。かなり夢うつつ状態でぼーっとしてたので)せいもあるのかなぁと思うのだけど、本当、体が熱くなってくらくらっときた。なんかそういえばすごい、塔の上な感じがしたんだ。くるくる回って昇ってく感じがして。なんか、灯台とか。それで、皿絵ちゃんたちが、クリーム色の、あったかーい光の中に浮かんでるのだけど、それが灯台の丸い窓みたいで、内側なんだけど、なんか外側、みたいな。あ!異次元な感じかも。外は海な気がした。うまく書けないけど。感覚が不思議だった。それで、平日だったので、ラッキーでダブルピースなことに結構空いていて、しばらくベンチ(?)に腰掛けてぽーっと皿絵ちゃんたちを眺めてたんですけど、廊下から、ギシギシ、音がすると、あー、人が来るなぁとか思って、なんか、お友達と行ってたりしたらまた違うのかもだけど、一人だったので、で、その日は一人で来られてる方が多くて、話し声とかもしなくて、無言で、ギシギシって、で、あー、来るなぁとかぼんやり思って、ちょっと緊張して、一人来て、でもなんか大丈夫ー、みたいな。よくわかんないけど。なんか、私が行く時も、皿絵ちゃんの部屋にいた人は、あー、誰か来るなぁとか思ってたんだろうなぁとかぼんやり思って、なんかすごい、飛躍するけど、なんか森の中で、真ん中に、憩いの場みたいな、湖があって水が飲めて、それこそ童話の世界だけど切り株に腰掛けて、みたいな、なんかそんな憩いの場に、行くのに、草がガサガサっていうみたいな、感じと似てる気がした。森の憩いの場に来て、先客がいたとしても、話をするわけじゃないし、かといって敵意があるわけでもなくて、みたいな。ぽやーっと憩う、みたいな。なんか、動物の、一人ぼっちな感じっていうか。。やっぱ私が一人で行ったからこんな風に思うのかもなぁ。というか私持ち前のの暗さでしょうかねぇ。ハハハって明るく笑っておこう。切り替え!!小屋の外側に、チラシにもなっている女の子の絵があったんですが、本当すごい好きだった。オッドアイの女の子。顔相学で、顔の右半分が世間に見せている顔で、左半分が本当の自分の顔って、聞いたことがあって、右目の、暗く沈んで悲しそうな感じと、左目の透き通ってキラキラしてる感じが、なんかでもその顔相学的にどうとか抜きでも、なんか本当せつなかったー。少し困ったような眉毛と、少しだけ微笑んでるような口元と。女の子だー。奈良さん、本当すごいー。こんな風に描ける人は本当いないと思う。言葉が足りなくてうそ臭いかもしれないけど、本当に思う。実際に見た時は、なぜか気がつけなかったのだけど、目に涙が浮かんでるのですね。せつなくて、どこか不安で、とてもきれいな絵。奈良さん、埼玉県立美術館でのトークの時、わざわざこのために大阪まで行ってつまらなかったら嫌だから、用事がある人はついでに寄ってって、仰ってたんですけど、私、このためだけに行ってしまいましたが、本当、掛け値なしに、行って良かったーと思ってます。皿絵ちゃんたちにもまた会いたいー。本当、すごい面白かった! |