HOMEWORKSFILMOGRAPHYTREATISESZAREGOTOabout myselfLINKS

奈良美智

大好きな、奈良さんのこと。奈良さんへのラブレター、くらいの勢いで。

その1.奈良さんを、好きになり始めの頃。
その2.奈良さんの犬.
その3.生ナラ
その4.「おおきなおめめのおんなのこ」
その5.奈良さんの写真
その6.ジャイアンにリボンをとられたドラミちゃん
その7.です。
その8.「Theドラえもん展」行ってきました!
その9.感傷。
その10.奈良さんの写真が好きな理由。
その11.「new drawings 2003」に行ってきました!
その12.です。
その13.「S.M.L」展行ってきました!
その14.「S.M.L.」展行ってきました!Part2
その15.奈良さんへのレター(になれなかった!)
その16.「タイム・オブ・マイ・ライフ」展に行って来ました
その17.「感傷・・・じゃないのだ」
その18.☆ちいさな星通信☆
その19.DVD「This is a story of...SML」見ました!

その20.「From the Depth of My Drawer」行ってきました!
その21.「Shallow Puddles」展行ってきました!
その22.「椅子のデザイン」展行ってきました!
その23.奈良さーん、お元気ですか?
その24.秘すれば花展、行って来ました!


■その24.秘すれば花展、行って来ました!

 と、いうわけで、初めての六本木ヒルズ。いつも一人で行くことが多いのですが、今回は珍しくお友達(めっちゃ別嬪さん!)と行ってきました。何はともあれ、奈良さんの作品〜。タイトルは「CRATED ROOM」(で、よかったでしょうか???)持ち運び可能な部屋、みたいな意味ですよね。(辞書を引いてみた)白い、百葉箱みたいな(もっと大きいかも。というか百葉箱の大きさが正確に思い出せないのに例えで出してしまった!小学生以来見てないからねぇ)白いお家があって、段を登って、家の中をのぞき窓からのぞくと、奈良さんのアトリエ、MY ROOMが再現されているんです!皿絵ちゃんがいて、ドローイングが壁に貼ってあって、タバコの吸殻が落ちていたり(ちゃんと火がついていた痕跡がある上に、足で踏み消したような感じにペシャンコ!)ゴミ箱の中にもリアルなゴミがちゃんと入っていて(ほうきとチリトリで掃いたような感じの塵とかも入ってた!)本当リアルにできていて、二つ、小屋があるんですけど、左側にあった方は、奥に階段があって、二階がある態になっていたりとか、小さい、けど、世界がバーンと広がってる感がすごかった。本当、のぞき窓の方に仕掛けがあって、本当は普通の人間サイズのお家が小さく見えているんじゃないかと思うくらい!それで、面白かったーとか思って段降りようと振り返ると、「CRATED ROOM」の背後の壁の、かなり高い位置に、皿絵ちゃんが飾られているんですよ。それで、多分身長2メートルくらいある人でも、見上げないと見えないくらいの高い位置にあって、なんか、「CRATED ROOM」見てて、小っちゃー!とか思って、でもものすごく精密にできているので、普通に生活してる感覚がちゃんとあって、自分のサイズが大きくなっちゃったような不思議な違和感があったりするんですけど、振り返えると、見上げないと見れない皿絵ちゃんがあるので、今度は自分が普通の当たり前のサイズより小さくなっちゃったような感じがして、自分の、サイズの感覚が面白かったです。S.M.Lの部屋にも通じるような、感覚の不思議さがよみがえりました。あの限られたスペースで再現できるなんてすごい!と思った。別に全然、違う意図があるのかもしれないですが!とにかく本当、面白かったー!奈良さん、さすがです!えへへ。あと、奈良さんの作品以外だと、奈良さんの作品のお隣りにあったハム・ジンさんの作品が面白かった。作品自体が面白かったのはもちろんなんですが、虫眼鏡で見てる人を見てるのも面白かった。寄り目になってる人とか、片目つぶってる人とか。虫眼鏡で何かを見てるのって、傍から見てるとちょっと間抜けで楽しいですよね。みんな、なんちゃって探偵みたいな。あと、ユ・スンホさんの作品もすごかった。一見、普通の山水画なので、普通に、ふぅ〜んとか思って、油断して近づいていったら、思わず「ひょ〜」とつぶやいてしまいました。たとえば、「多多(DADA)」というタイトルの作品は、「多多」という字を点描のような感じに使って、絵を描いているんですよ。もう本当、「ひょ〜」がしばらく止まらなかった。お友達と一緒でよかったです。一人でひょ〜とか言ってたらだいぶ危険人物ですものね。というか一人の時はさすがに言わないですけど。本当すごかった。細胞が騒いで崩れてくような感じがした。あとは、「秘すれば花」展ではないんですが、同時開催されていた「ストーリーテラーズ」の方で、鴻池朋子さんの作品がすごかった。どういう作品か説明するのが難しいというか、いろんな要素がある作品で大変なので、説明はしません!!横暴ですが(笑)。見てない方はなんのこっちゃわからないと思いますが、許してくださいー。部屋の隅に小さい池があって、その池の水面がスクリーンになっていて、鉛筆画のようなアニメーションが流れるんですけど、そのアニメーションも面白かったし、薄暗い部屋の中で、隅にある池の周りに人が集まって、立ったり座ったりしながらぼんやり池の中を見てるのも面白かった。鴻池さんの作品見てると、なんか鼻血が出る一歩前みたいな感じで鼻の奥が痛くなるんですよねぇ。作品集一冊購入したんですが、買ってきたその日の夜に部屋で一人で普通に袋から出して見ようとしたんですけど、表紙の絵見たら「うっ!」と思って中を開けなかったくらい、夜眠る間にも同じ部屋にあると思うだけでもちょっと怖いと思うくらい、手で触るのも怖くなっちゃったくらい(心底バカだー)迫力がある作品でした。奈良さんの作品と、ある意味正反対かもしれないー。奈良さんの作品は、こっちが引き寄せられてくけど、鴻池さんの作品は「うっ!」ってちょっと引いてしまう感じ。作品にもめちゃめちゃよりますが。あ、奈良さんの作品は食べ物で、鴻池さんは鉄、みたいな感じかも。よくわかんないけど。あ、すごい長くなってしまうけど思い出したので書かせてください!、私、小さい頃から、すんごいでっかくて薄っぺらで焼き立てでサクサクでミルク感たっぷりのクッキーを食べてる感覚に、本当ふっとした瞬間に落ちることが、たまーにあって、その感覚が本当何がきっかけかわからないくらいふとした瞬間に落ちてくるんですけど、その感覚があってから、あぁ気持ちいいなぁって、ぽやぁって思うんですよ。安心感というか。もしかしたら多分、クッキーの尋常じゃないデカさから想像して(今の私サイズを基準とすると多分直径3メートルくらい!)、赤ちゃんの頃とかに、食べさせてもらった時の、おいしいなぁ、生まれてきてよかったなぁって思った記憶がよみがえってるのかもしれないと思うんですけど。本当たま〜に強烈に襲ってくるのでどういう状況の時によみがえったかを覚えてたりする場合もあるくらい。で!奈良さんの絵を見てる時に、そのクッキー食べてる感覚が落ちてきたことあるんですよ。いつもってわけじゃないんですけど。全部合計で5,6回もないくらいなんで。って、なんの話してるんでしょうねぇ(笑)。今頃「CRATED ROOM」はどこにあるんだろうー。やっぱどこかのおうちにあったりするのかなぁ。奈良さんのアトリエが自宅にあるってすごい!いいなぁ。一回でいいから、時間を気にせず、人の目も気配もない、一人っきりで、好きなだけ、奈良さんの作品を見てみたいー。本当にぽけーっと。あぁ、想像したらよだれ出そうになった!(悪いけどマジです・笑)あぁ、うらやましいぜー!!

HOMEWORKSFILMOGRAPHYTREATISESZAREGOTOabout myselfLINKS