★この事件も全共闘運動も一世代前の日本の歴史の一コマでしかなかった★
        阪 大 生 協 事 件

                          作 G・H


 このノンフィクションを執筆したのは発信者である私ではない。私の友人のG・H氏である。彼からホームページに載せる了承を得ているが、一切の責任は私にある。現在の阪大生協がこの事件をどのように見ているか、私は知らない。あるいは阪大生協史から抹殺されているかもしれない。しかし紛れもなく起こった事件なのである。執筆者の言によると、大阪大学にあった学生の一サークルから、一度冊子として出されたということである。刑事事件にもつながっている等々を考慮した彼の判断で、ここに登場する個人・組織のある部分は仮名で記されている。今も、存命中のものも多いが、この事件は30年以上も前の出来事であるし、問題もなかろうと言うことで、「八五郎屋の書庫」に収め、オープンすることとなった次第である。
                                        (発信者:三橋浩)


◆目 次◆

 はじめに
第一章 阪大生協の歴史
 第一節 生協総代会開催当日の一光景
 第二節 事件の紹介
 第三節 生協の意義
 第四節 事件前の阪大生協
第二章 阪大生協事件の経過と内容
 第一節 団地風景
 第二節 一生協従業員の解雇
 第三節 左翼組織内における政治的葛藤の意味
 第四節 事件の焦点・その一
      ─外販問題及び地域化問題に関する生協理事会の考え方─
 第五節 事件の焦点・その二
      ─外販問題及び地域化問題に関する生協労組の考え方─
 第六節 解雇問題のエスカレート
 第七節 生協総代会以後
 第八節 暴力問題・その一 ─生協理事会の立場から─
 第九節 暴力問題・その二 ─生協労組の立場から─
第三章 生協紛争から学園紛争へ
 第一節 第三者の見方
 第二節 学生間の対立 ─生協問題関係資料より─
 第三節 学園紛争へのエスカレート
第四章 事件の終末とその背景
 第一節 紛争の終結
 第二節 背景・その一 ─日本共産党の意図─
 第三節 背景・その二 ─大学当局の意図─
終章 ある専従役員の手記
附録 阪大生協事件クロニクル


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                  発信者=三橋浩(Hiroshi Mitsuhashi)