京セラ
京セラの本社ビルの壁面には太陽電池パネルがあるようです。竹田駅北西口より市バスで「パルスプラザ前」下車です。京都駅八条口から京都らくなんエキスプレスで油小路城南宮経由で約15分の京都パルスプラザ京セラ前で下車し徒歩1分程度です。らくなんエキスプレスは平日は6:35〜21:40まで朝夕は15分間隔、昼間は20分間隔。土日は9:05〜17:45まで20分間隔のようです。隣には稲森ライブラリーがあります。京セラ美術館(1F)や京セラファインセラミック館(2F)もあるようです。京セラは伏見事業所があるようです。伏見事業所の近くには、日本電産本社ビルもあるようで、京セラビルより1cmでも高くしろということで建設されたようです。同じような話は、NEC本社ビル建設の際にもあり、東芝本社ビルより1cmでも高くしろとのことだったとか。

電子部品メーカの売上と利益は平成25年度に大幅に改善したようです。
メーカ 売上 前期比 利益 前期比
京セラ 14476億円 +13% 887億円 +34%
村田製作所 8467億円 +24% 931億円 +220%
日本電産 8751億円 +23% 564億円 +710%
日東精工 7498億円 +12% 510億円 +17%
ローム 3310億円 +13% 320億円 赤→黒
TDK 9845億円 +17% 162億円 +136%
アルプス電気 6843億円 +25% 143億円 赤→黒

平成28年度実績
メーカ 売上 前期比 純利益 前期比
京セラ 14228億円 −3.8% 1038億円 −4.8%
村田製作所 11355億円 −6.2% 1561億円 −23.4%
日本電産 11993億円 +1.8% 1117億円 +24.2%
日東精工 7677億円 −3.2% 635億円 −22.3%
TDK 11783億円 +2.3% 1451億円 +123.8%
アルプス電気 7533億円 −2.7% 349億円 −10.5%
ミネベアミツミ 6389億円 +4.8% 411億円 +13.1%

平成29年度予想
メーカ 売上 前期比 純利益 前期比
京セラ 15000億円 +5.4% 1050億円 +1.1%
村田製作所 12250億円 +7.9% 1740億円 +11.5%
日本電産 13500億円 +12.6% 1250億円 +11.9%
日東精工 8000億円 +4.2% 700億円 +10.3%
TDK 11100億円 −5.8% 550億円 −62.1%
アルプス電気 7870億円 +4.5% 360億円 +3.1%
ミネベアミツミ 7500億円 +17.4% 415億円 +0.9%

電子部品メーカーの設備投資
平成27年度
実績
平成28年度
実績
平成29年度
計画
村田製作所 1725億円 1586億円 1700億円
TDK 1607億円 1676億円 1600億円
日本電産 818億円 687億円 1000億円
京セラ 689億円 677億円 800億円
ローム 566億円 421億円 570億円
アルプス電気 411億円 476億円 563億円
日東電工 604億円 366億円 550億円
ミネベアミツミ 439億円 318億円 440億円
オムロン 369億円 257億円 385億円
10 太陽誘電 413億円 332億円 270億円
11 日本航空電子 224億円 217億円 200億円
12 ヒロセ電機 118億円 132億円 160億円
13 日本ケミコン 44億円 46億円 80億円
14 イリソ電子工業 55億円 54億円 75億円
15 日本電波工業 18億円 67億円 70億円
16 日本シイエムケイ 31億円 46億円 60億円
17 ニチコン 26億円 75億円 50億円
18 ホシデン 27億円 43億円 50億円
19 大真空 33億円 36億円 50億円
20 SMK 55億円 46億円 48億円
21 指月電機製作所 5億円 15億円 24億円
22 田淵電機 32億円 17億円 15億円


京セラは、平成29年に920MHz帯のアンテナ内蔵RFIDをセラミックパッケージで封入したものを開発したようです。一般的なセラミックスの焼成温度より低い1000℃以下の低温で焼成できるLTCC(LowTemperatureCo-FiredCeramics)を用いることにより、銅のアンテナを内蔵させることが可能となり通信距離を大幅に伸ばし、2m程度の通信距離が確保できたようです。

京セラは平成29年4月1日に、水晶部品メーカーの京セラクリスタルデバイス(山形県東根市:売上253億円)とコネクター開発製造の京セラコネクタプロダクツ(横浜市:売上308億円)を吸収合併したようです。

京セラは、平成29年秋にLPWA(LowPowerWideArea)の通信規格で3GPPの携帯電話で採用されているLTE方式のLPWA規格である、LTE CatM1、NB1に対応したユニットを開発し、国内および海外の通信事業者などに拡販するとのこと。寸法70×37×11mm、搭載センサー(温度、湿度、気圧、照度、加速度、角速度(ジャイロ)、地磁気、位置情報(GPS、GLOMASS))質量41g、内蔵型バッテリー(USB充電)、温度範囲−10℃〜+60℃、nanoSIMの仕様で、電池寿命が5年〜10年のようです。携帯電話ではサムスンやアップルの寡占が進んでおり、復活をかけているようです。

京セラは、平成29年度にスマホ向けのコネクタを強化するようで、急速充電用に耐電流10Aのコネクタや、狭小ピッチで堅牢性と、なめらかな嵌合誘い込みを実現し一層の拡販対応を行うようです。

京セラは令和02年に光学部品部品メーカの昭和オプトロニクスの株式93.53%をNECから約100億円で買収するとのことで、令和02年6月1日〜京セラ昭和オプトロニクスとするようです。昭和オプトロニクスは昭和29年(1954年)設立で超高精度レンズ、半導体製造装置用の高耐力低損失の成膜技術や高精度レーザー技術などのメーカです。