ミツミ電機 |
唐木田駅からも歩けますが多摩センター駅からでもそんなにかかりません。事業所は厚木(神奈川)、山形(山形)、秋田(秋田)、千歳(北海道)、水戸精密部品(茨城)、九州(福岡)にあるようです。ミツミは家電用の電子部品メーカーとして有名ですが、携帯電話やスマホ用のリチウム電池の監視用ICなどもやっており、平成26年には中国メーカへの対応として、ソフト書き換えで顧客の要求仕様に対応できるデバイス供給を可能にし納期の大幅短縮を実現したようです。 平成28年9月には、サムスン電子のギャラクシーノート7がリチウムイオン電池の発火事故で生産中止に追い込まれましたが、ミツミのリチウムイオン2次電池の監視保護ICは安全領域で異常電流を遮断できるようです。特徴は、①セルの過充電、過放電及び過電流の保護。②NTC(負温度係数)サーミスタの外付けで充放電時の異常温度検出。③3段階の放電過電流保護(過電流1、2、短絡保護)。④強制充放電禁止機能。⑤0V電池への充電禁止/許可選択機能を有するとのことで、平成28年11月から500万個/月の量産で@30.のようです。 部品メーカ各社は、ADAS(先進運転支援システム)関係の車載機器用部品の開発を急いでおり、ミツミ電機:79GHz帯高分解能レーダー、村田製作所:3軸低G加速度センサー、京セラ:車載カメラモジュール、大真空:-40℃~+125℃対応TCXO、太陽誘電:圧電圧力波センサー、TDK:パワーインダクタ、日本航空電子:車載カメラ用コネクタなどの開発、拡販に注力しているようです。 平成29年1月27日にボールベアリングで有名なミネベアの傘下となり、新たな事業展開を急いでいるようです。 |