大真空

大真空
大真空は、東加古川駅の北口にあります。セブンイレブンもあるようですし、大真空本社第二ビルの近くには、たこ焼きのたこ八ちゃんがあります。大真空の看板はクリスタルの結晶です。近くに大真空の社宅があるほか、クリスタルハイツもあるようです。

大真空は昭和38年5月8日設立で売上は328億円、従業員748名(平成25年3月)のようです。大真空は昭和34年11月3日創業で神戸市に大和真空工業所を創業、昭和40年に水晶振動子部品の量産を開始、昭和48年に黒田庄工場でトランジスタの生産を開始、昭和49年に市川工場で人工水晶量産プラントを稼働、昭和51年に宮崎工場で音叉型水晶振動子の生産を開始、昭和55年鳥取工場で水晶フィルタの生産を開始、クロック用水晶発振器の生産を開始、昭和62年VCXO、TCXOの生産を開始、平成20年1612サイズのSPXOを開発、平成21年2016サイズのTCXOとVCXOを開発したようです。

平成28年8月に、車載用として使用温度範囲の上限を+85℃から+105℃に引き上げたTCXOの量産を開始したようです。

大真空は超小型のSPXOとTCXO(Arch.3Gシリーズ)を開発したようで、平成30年5月から鳥取事業所と徳島事業所で量産出荷とのこと。ファンダメンタルで100MHzまで対応可能で、厚み0.23mmで1008(1.0mm×0.8mm)サイズを実現したとのこと。ちなみに電源はVcc1.6〜3.6V、1.3mA(1.8V48MHz時)で±20ppm〜±100ppm(−40℃〜+85℃)の製品メニューのようです。ちなみに、Arch.3Gシリーズは水晶片に電極を形成しパッケージに封入する従来法と異なり、3枚の薄いウエハーを金属膜で貼り合わせる方法により、薄型化を達成したようです。

水晶振動子では日本電波工業(NDK)は売上500億超えで有名ですが、エプソンがNECグループの東洋通信機の水晶部門を吸収しエプソントヨコムとなって売上は1100億超えでトップのようです。キンセキ東京電波などもあるようです。