NEC本社、森永ビル 

NEC本社 

森永ビル

NEC三田ハウス

理研電具

ハンガリー大使館
田町駅直結の森永ビルにもNECが入ってます。昔はNEC本社がありました。NEC本社ビルは浜松町の東芝ビルより1cmでも高くしろと云われて建てたとか?三田ハウス(三田ハウスのNECのロゴは、平成28年でも昔の赤かった頃のロゴです。)は看板もなくなに屋さんかわかりませんが飲み屋もあるようです。とにかく田町駅周辺はNEC関連企業がいっぱいです。昔は横浜溝の口宮崎台にも工場があったようですが、今は府中我孫子川崎相模原など拠点が少なくなったようです。デジタル放送推進協会電波産業会にも参加しているようです。 無線機器組み込みシステムの会社としてサイレックスという会社があるようで、昭和48年にNECのコンピュータ部門の仕事を手始めに、システム構築や無線機器のシステム組み込みなどを専門としてしているようです。

平成28年度売上実績
メーカー 売上高 営業利益 純利益 想定レート 想定レート
日立製作所 9兆1622億円 5873億円 2312億円 108円/ドル 119円/ユー
SONY 7兆6032億円 2887億円 732億円 114円/ドル 121円/ユー
パナソニック 7兆3437億円 2767億円 1493億円 108円/ドル 119円/ユー
富士通 4兆5096億円 1288億円 884億円 108円/ドル 119円/ユー
三菱電機 4兆2386億円 2701億円 2104億円 109円/ドル 119円/ユー
NEC 2兆6650億円 418億円 273億円 115円/ドル 122円/ユー
シャープ 2兆0506億円 624億円 △248億円 113円/ドル 120円/ユー
東芝 4兆8700億円 2700億円 △9500億円 112円/ドル 120円/ユー

平成29年度売上予想
メーカー 売上高 営業利益 純利益 想定レート 想定レート
日立製作所 9兆0500億円 6300億円 3000億円 110円/ドル 115円/ユー
SONY 8兆0000億円 5000億円 2550億円 105円/ドル 110円/ユー
パナソニック 7兆8000億円 3350億円 1600億円 110円/ドル 120円/ユー
富士通 4兆1000億円 1850億円 1450億円 105円/ドル 115円/ユー
三菱電機 4兆3000億円 2800億円 2150億円 105円/ドル 110円/ユー
NEC 2兆8000億円 500億円 300億円 105円/ドル 115円/ユー
シャープ
東芝 4兆7000億円 2000億円 500億円 100円/ドル 110円/ユー

NECはKDDI等6社の事業者から受注した、北米から日本の9000kmに及ぶ海底光ケーブル「FASTER」の敷設工事を平成26年8月から平成28年6月まで実施し、6月30日から、波長多重方式で60Tbpsの運用を開始したようです。NECは同軸ケーブルの頃から海底ケーブル工事は実施しており経験が豊富とのことですが、敷設工事はKDDIの海底ケーブル敷設船(パシフィックリンク8000トン)で行ったようです。

NECは香港〜グアム間の光ケーブル敷設(3900km、159億円、平成32年1月稼働)に関して、JICT(総務省傘下の海外通信放送郵政事業支援機構)と海底ケーブル敷設の特別目的会社を設立して、一括請負を目指すようです。

NECは平成28年4月からカメラの前で止まらないウオークスルー顔認証について、本社の1000人規模で実証実験を開始するとのことです。現在の認証精度は99.7%とのことで1000人に3人は適切な認識が難しいようです。また平成28年6月からは、従業員向け売店で、顔認証により決済するシステムの実験も開始し、従来の左右30度、上下15度から、左右40度、上下20度の顔の傾きに対応させ0.3秒で160万人分の照合が可能となったようです。NISTが数年毎に実施する比較試験では過去3回連続して1位で、モルフォ(フランス)や3M(アメリカ)などの競合を抑えているようです。

NECは、平成29年にNIST(米国)が実施した動画顔認証技術のベンチマーク テスト(FIVE)で、照合精度99.2%と他社(3M:アメリカ、モルフォ:フランス)を大きく引き離す第1位の性能評価を獲得。NISTでは、これまでの静止画の顔認証テストで4回連続(2009年、2010年、2013年、2017年)の第1位のようです。動画顔認証は、カメラを意識せずに動いている被写体をリアルタイムに認証するもので、一般的なカメラ動画での顔認証は、カメラの画質、光の当たり方、被写体の大きさ、歩行速度、顔の向き、視線などの影響を受けるため高度な技術が必要となるようです。今回は空港などウォークスルーで1人ずつ認証するテストで0.8%の誤検知で2位の1/4以下、屋内監視でカメラから遠く低解像度、顔の向きの変動が大きい環境でも誤検知率14.6%で2位の1/2以下で第1位を獲得したようで、平成28年度のセキュリティ関係の売上げ420億円を、平成30年度に3倍まで拡大を目指しているようです。

NECは、今まで空港(ジョンFケネディ国際空港)、アルゼンチンでの街中監視、競技場、大手企業向けに販売していた顔認証システムを、中小企業向け拡販のためパートナー企業との連携を深め、平成29年に販売支援要員を100人程度増員するようです。一例として保育園にお父さんが迎えに行くと、お母さんにメールで知らせるシステムなどもあるようです。4Kの静止画で7000名をカウントできる多人数カウントシステムではキャノンが有名なようです。

NECは平成29年6月から、ジョージア(ロシア語:グルジア)のCapitalSystems(システム構築事業者)共同で顔認証を活用し、首都トリビシなどで400台のカメラと連携する街中監視システム稼働させたようです。今後数千台までカメラを追加導入するようです。

NECは顔認証技術の海外展開を加速しており、韓国のロッテワールドタワー展望台、UAEのエミレーツ航空搭乗ゲート、英国サウスウェールズ警察などでも採用されているようです。

NECは、雑踏の中で音を聞き分ける技術を開発したとのことで、従来4m程度だったのが20m程度離れていても80%以上認識できるとのことで、2016年9月にハンガリーで行われたコンテストDCASE2016(Detection and Classification of Acoustic Scenes and Events)で、名古屋大学やドイツ、英国、韓国の大学などが開発したソフトに差をつけ1位になったようです。

NECは平成23年にパソコン事業を移管したレノボ(中国)との合弁会社(レノボNECホールディングス(LNH))の出資比率を49%から33.4%に引き下げるとのことで、平成28年度に約230億円の特別利益を得るようです。これでNECのパソコンは、ほぼレノボ製になったようです。

NECは、平成30年に売上げ3兆円、営業利益1500億円を目指すとのことで、開発生産機能の最適化のため、平成29年4月1日にハード開発生産会社を再統合し、NECプラットホームズを存続会社に、NECネットワークプロダクツ、NEC山梨、NECエンジニアリングを統合するようです。また、IoT分野ではGEの開発したOSプレディックス上で多様なサービスソフトを供給する他、プレディックスの認証技術者を100名育成するとのことで、平成28年秋にGEとの提携を発表したようです。

NECは現在FPGAとCPUが主流のAIチップに対し、平成31年までに東京大学と協力しアナログ回路でニューロンの基本回路を構成する脳型コンピュータを開発するとのことで、FPGAベースに対し消費電力は1万分の1程度を実現するようです。

NECは、平成28年1月から山口大学と臨床試験を進めており、平成28年末にサイトリミック社を設立しAI技術(機械学習と実験で免疫機能予測技術を確立)を活用した創薬事業に参入するようです。

NECと産業総合技術研究所は平成29年にオープンイノベーション拠点TIA(AISTNIMS、筑波大学、高エネルギー加速器研究機構、東京大学と経団連で運営する研究拠点)を活用し、宇宙空間での放射線耐量が従来のSRAM型FPGAに対し100倍の耐性を有するNB-FPGA(NanoBridge-FPGA)を開発したようで、NECはJAXAと協力し平成30年に打ち上げ予定の革新的衛星技術実証1号機に搭載して実証評価を行うようです。

NECとNECドイツは、チェコ気象庁向けにスカラ型スーパコンピュータLXシリーズを受注したようで、2018年1月に稼働させるようです。LXシリーズはインテルXeonE5−2600V4シリーズCPU300ノード以上で3500のコアから構成されているようです。

NECは、平成29年6月に、インドの関連会社NTI(NECテクノロジーズ・インディア)内に分散並列処理技術Hadoopを用いたビッグデータの分析を専門に手がける組織を30名で立ち上げたとのこと。インドには10万人以上の専門技術者がいるとのことで、今後新組織の拡大を計画しているようです。

NECは平成29年に次世代ベクトルコンピュータの開発を急いでおり、ベクトル型コンピュータに最適な機械学習向けデータ処理技術(疎行列に着目した演算技術と通信技術)を用い、従来比50倍以上の高速で機械学習ができるミドルウエアを開発したとのことです。これにより、低コストで高速な機械学習が実現できたようです。

NECプラットホームズは、2001年にNECが開発したパペロを引き継いで、機能を限定し座布団に座って移動しないパペロアイのレンタルを2016年から開始し、ソフトバンクが開発したペッパーの1/10のレンタル価格で普及を目指し、2017年6月には136社で200台のレンタルまでこぎ着けたようです。

NECは平成29年にリチウムイオン電池事業から撤退し、中国の投資ファンドGSRグループへ売却するようです。自動車のEV化が進展する中、巨額投資が必要で、パナソニックはテスラやトヨタを顧客として確保できたのに比べ、NECは日産自動車のリーフに限られていましたが、日産が他社からの購買に踏み切ったため、電池子会社のオートモーティブエナジーサプライAESC(座間市)と電極製造子会社のNECエナジーデバイス(相模原市)を売却し家庭用蓄電システムからも撤退するようです。

車載リチウムイオン電池シェア(2015年)
メーカ 電池容量比
パナソニック 日本 34%
NEC日産自動車 日本 12%
LG化学 韓国 10%
GSユアサ 日本 6%
サムスンSDI 韓国 5%
その他 33%

NECは平成29年にミューオン(μ粒子)を使用した道路や線路などのインフラを透視するミュオグラフィ技術を使った測定システムmMOS(1.3×1.3×3m)の実験を開始(平成29年5月に東京大学地震研究所、ハンガリー科学アカデミー・ウィグナー物理学研究センターと共同実験、9月に玉川事業場で模擬構造物を使った実験)しており、平成32年に事業展開するようです。

NECは令和02年に映像機器関連会社のNECディスプレイソリューションズ(NDS)を92億円の買収額でシャープへ譲渡するようです。また、光学部品の昭和オプトロニクスについてもNECが保有する93.53%の株式を京セラへ譲渡するようです。

理研電具製造は昭和12年に理研電具として本郷工場で創業されTTIのコネクタ輸入などやっていましたが、最近はSAWフィルタやRCS(レーダー断面積)マイクロ波部品などの輸入を拡大させています。

ハンガリー大使館や慶応大学もあります。ハンガリー大使館はNS三田ビルですが三田国際ビル313号室はパプアニューギニア大使館です。ビルの1フロアや一室という大使館もあるようです。
ラーメン二郎は以前は交差点の所にありました。引っ越して田町駅から遠くなりましたがいつも行列が出来ています。