宇宙航空研究開発機構
 
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「つくばセンター」があるようです。

JAXAはイプシロンロケットで小型衛星打ち上げ市場に参入しようとしているようです。イプシロンロケットはJAXAとIHI(石川島播磨重工)の共同開発だそうです。H2Aは三菱重工との共同開発のようです。H2Aの射場は種子島宇宙センターの2つの射場の内一方をH2B専用としたためH2Aは1つの射場しかなく、この数年は年2回のペースでしたが平成26年には4回(だいち2号、ひまわり8号、はやぶさ2、情報収集衛星)の打ち上げが予定されているようです。射場の補修とロケットの整備に60日かかっていたのを、並行して進め45日に短縮するようです。しかしながらH2B(こうのとり5号機)は米国の都合で来年に延期されるなど、他国が絡むと難しいようです。
国など 日本 米国 欧州 ロシア インド
ロケット名 イプシロン トーラスXL ベガ ドニエプル PSLV
打ち上げ回数 17 25
成功率(%) 100 66 100 94 92
打ち上げ能力(トン) 1.2 1.4 2.3 2.7 1.6
平成25年8月1日現在(イプシロンは平成25年9月14日)

JAXAは、超小型衛星を打ち上げるために、観測用に使っていたロケットを改良した小型ロケットを開発し、平成29年1月11日に初めて打ち上げるとのことでしたが強風の影響で延期し1月15日に打ち上げ20秒後に通信が途絶え2段の点火を見送ったようです。なお、電子回路などに民生品を活用し、打ち上げ費用は数億円で超小型衛星市場に参入するとしていましたが原因究明が大変そうです。なお、小型ロケットは神奈川大学も平成28年12月3日に、材料費80万円のロケット打ち上げに成功し、高度2kmに到達したようです。

JAXAは、ミニロケットの打ち上げ失敗の理由が、追加した3段目への配線を2段目の外側に配線したため、機体内部への引き込み部分で配線被覆が損傷し短絡したのが原因と発表した4日後に、再打上を行うと発表したようです。

H3ロケットは平成32年度の実用化目標
衛星重量 高さ 打上費用
H3 三菱重工 数トンクラス 63m 約50億円
H2B 三菱重工 数トンクラス 56.6m 約150億円
H2A 三菱重工 数トンクラス 53m 約100億円
イプシロン IHI 数百キロクラス 24m 約50億円
SS-520 IHI 数キロクラス 9.5m 数億円
ロシア:30機/年、アメリカ:20機/年、中国:十数機/年、日本:数機/年

小型ロケットでは、北海道のインターステラテクノロジズ(北海道大樹町)が、5億円程度で高度500kmの軌道に100Kgの衛星を投入できる全長20mのロケットを平成32年に商用打ち上げを目指しているようで、平成29年春に数十億円の増資を計画しているようです。ちなみに、平成29年7月30日に初号機(MOMO1号機)を打ち上げたようですが、高度10km程度で通信が途絶したようです。

当初、平成30年4月28日打ち上げ予定でしたがエンジンに燃料を供給するバルブの不具合や天候不良などで延期し、平成30年6月30日5:30に2号機(MOMO2号機)を大樹町からの打ち上げましたが失敗したとのこと。ロケットは一旦打ち上がったが、数秒後にエンジンが停止し落下し炎上したようです。2号機は、エタノールを燃料にした全長10mの小型ロケットで高知工科大学の観測装置を載せていたようです。小型ロケットはスペースワンという会社も力をいれているようです。

JAXAはESA(欧州宇宙機関)が2018年10月にアリアン5で打ち上げる探査機のうち、水星の磁場や太陽風などを観測する探査機MMOを担当するようです。水星表面は400℃に達するため探査機も高熱に耐えられるような設計で、MMOは280Kgで楕円軌道(近地点590km、遠地点11600km)で9.3時間周期の軌道投入を目指すようです。ちなみにESAは水星表面探査機MPOを担当するようです。

平成26年12月に打ち上げられた「はやぶさ2」は平成30年6月27日に小惑星りゅうぐう上空へ到着しました。姿勢制御や推進力として、太陽光圧を用いることによって、エンジンやリアクションモータの使用を最小限にすることが可能とのこと。この方法は14m四方の帆を広げた「イカロス」や先の「はやぶさ」での運用データを元にしているようです。
平成30年6月27日に小惑星「りゅうぐう」上空20kmに到着した「はやぶさ2」には、多くの企業が関わっており、主要メーカのNECがイオンエンジンを担当したほか、明星電気が分離カメラ、近赤外線分光計、IHIエアロスペースが帰還再突入カプセル、三菱重工がスラスター、日本飛行機が衝突装置分離機構、古河電池がリチウム電池、富士通が軌道計算システムなどを担当したようです。

平成29年にJAXAはNASAの協力を得て、JAXA(臼田局)とNASA(ゴールドストーン局)をスムーズに切り替えることにより、深宇宙探査機はやぶさ2と24時間の連続通信実験に成功したようです。

JAXAはタイガー魔法瓶に大気圏再突入容器を開発させたようで、こうのとり7号機で宇宙ステーションへ運搬するようです。タイガー魔法瓶が開発したのは直径29cm×34cm、質量10kgの真空断熱容器で、パラシュートを装備した小型回収カプセルに内蔵するとのことで、従来電源で冷却していたのを保冷剤のみで4℃以下を維持することが可能なようです。

平成22年(2010年)5月21日に打ち上げられ、当初の軌道投入に失敗した『あかつき』が平成27年(2015年)12月7日に金星周回軌道に投入され、観測を継続してきましたが令和02年(2020年)4月24日にスーパーローテーションが、熱潮汐波によって作り出されていることがわかったとして論文が発表されたようです。

こうのとり7号機の搭載カプセルは外形が直径80cm×70cm、試料が20kg、30L搭載可能とのことで、当初平成30年9月11日の打ち上げを目指していましたが、台風22号の接近に伴い打ち上げを延期し平成30年9月23日2時57分に打ち上げられました。回収カプセルは平成30年11月11日に逆推進エンジンとパラシュートで減速し南鳥島近海に着水に成功し無事回収され、南鳥島からは空輸するようです。

JAXAはアスナロ2(ASNARO-2)をイプシロンロケット3号機で平成29年11月12日に打ち上げるようです。アスナロ2は、高度505kmの太陽同期準回帰軌道に投入され、合成開口レーダーSARの地表分解能1mとのことで、経済産業省の支援を受けてNECが共通プラットホーム衛星として開発したようです。

JAXAは平成29年に、国際宇宙ステーション内で、無人で撮影できるドローンカメラ(イントボール)を開発したようで、地球から制御できるようになり、音声認識機能により宇宙飛行士が音声で制御をできるようにもするようです。イントボールは球形で、目のように配置された2個のLEDの間の鼻のような部分にカメラを実装しているようです。

国際宇宙ステーションは15カ国の協力で運用されており、きぼう(日本)、デスティニー(米国)、コロンバス(欧州)、ズベズダ(ロシア)の4つの実験棟と生活空間で構成され、太陽電池パネルを含めるとサッカー場ほどの大きさになるそうです。有人ロケットは米国のスペースシャトルの運用が終了し、ロシアのソユーズのみですが、生活物資や実験設備などは、日本の無人物資補給機「こうのとり」をH2Aロケットで運用しています。
1984年 レーガン大統領が宇宙ステーション計画を提唱
1988年 日本、米国、カナダ、欧州が宇宙ステーション協力協定に署名
1993年 ロシアを計画に招請
1994年 国際宇宙ステーション計画がまとまる
1998年 宇宙での建設が開始
2000年 宇宙飛行士が常時滞在
2008年 実験棟きぼうの船内実験室打ち上げ
2009年 船外実験プラットホーム打ち上げ
2011年 国際宇宙ステーション組み立て完了