富士通  
   
武蔵中原の駅から富士通の正面玄関まで歩道橋でつながっています。駅の反対側には富士通中原ビルもあるようです。本社は東京千葉横須賀にも開発拠点があるようです。東芝が携帯電話から撤退し、富士通東芝モバイルコミュニケーションズとなっていましたが、平成24年4月1日から東芝の名称がなくなり、富士通モバイルコミュニケーションズとなりました。主にKDDI、ソフトバンクモバイル向けの携帯電話を担当するようです。ドコモ向けは従来どおり富士通が担当しているようです。南武線沿線には情報通信関係の会社が多いようで、川崎(東芝)、矢向(NEC)、鹿島田(日立)、向河原(NEC)、武蔵小杉(NEC)、武蔵中原(富士通)、武蔵溝の口(富士通ゼネラル)、武蔵溝ノ口(NEC)、南多摩(富士通)、分倍河原(NEC)などがあるようです。

パソコン事業は厳しいようです。東芝は不正会計が発覚し、平成27年度に大幅赤字になったことをきっかけに、パソコン事業の統合が発表され、東芝1100万台、富士通420万台、VAIO(SONYから分離)30万台の規模が期待されましたが、レノボ(中国)、HP(米国(日本HP(昭島市)))、DELL(米国)で50%のシェアを有するのに比べ、東芝など3社合計でも3%に達しません。また東芝(中国の杭州工場)、富士通(島根工場(出雲市):ノートPC、アイソテック(伊達市):デスクトップPC)、VAIO(安曇野市)の集約が合意できず白紙に戻ったようです。平成19年に日立が撤退、平成21年にシャープが撤退、平成23年にNECがレノボへ事業譲渡、SONYは平成26年にVAIOへ事業売却をし、パナソニック(神戸市)も特殊用途に限定していましたが、平成28年には富士通もレノボへの事業売却をしたようです。レノボはNEC(米沢市)と富士通のブランドを購入し日本でのシェアは45%を確保したようです。

平成27年国内パソコンシェア
NECレノボ 27.1%
富士通 17.2%
東芝 13.1%
日本HP 11.0%
DELL 10.6%
アップル 7.2%
ASUS 3.3%
パナソニック 2.7%
その他 7.8%


情報通信/情報処理各社のAI投資(平成28年)
富士通 平成30年までに1000億円を投資、関連サービスの開発。
NEC 平成32年までに200億円を追加投資、担当者を70%増員し1000名とする。
東芝 平成30年までに300億円を投資、デンソーと自動運転の技術開発を行う。
SONY AIベンチャーへの100億円の投資。
パナソニック 平成30年までにAI専門職を300名体制にする。
日立製作所 平成30年までに1000億円を投資、関連サービスの開発。
三菱電機 平成31年までに100億円を投資、産業用ロボットなどに活用。
SHARP AIやIoTなど活用したロボットなどに100億円投資。