奥穂高岳より右には吊尾根を経て前穂高岳が続き、 稜線は前穂高岳から明神岳を経て上高地へと下っている。 それにしても、先程まで青空をバックに、白銀色の尾根を輝かせていた穂高連峰が、
今はまるで白黒写真のような、モノトーンの世界に入ってしまっているのには驚かされる。 | |
稜線は、前穂高岳 (写真 左端) から、 明神岳の 1峰 〜 5峰を経て上高地に下っているが、上高地からは再び六百山 (上高地から右へと盛り上がった斜面が、 一旦水平になっている尾根上の真ん中辺り)、 そして霞沢岳へと続く尾根が右へと盛り上がっている。 明神岳の斜面右後方には、 蝶ヶ岳、長塀山が見え、 そのさらに右後方 (六百山の斜面左後方) には 大滝山 (写真 真ん中、最後部の山) も見えている。 |
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こちらは、その六百山、 霞沢岳 (写真 真ん中の山)。 霞沢岳からさらに右へと続く稜線上にも立派な山が見えているが、 地図を見ると 2,553mの無名の峰のようである。 | |
その無名峰から右に下る斜面の後方には、
鉢盛山 (写真 左から 1/4程の所に黒く見える鈍角三角形の山) が見え、
鉢盛山の左後方には甲斐駒ヶ岳、
そしてその右にアサヨ峰と思われる山が見えている。 アサヨ峰から一旦下った稜線は、北沢峠と思われる鞍部から再び盛り上がり、 その先に北岳、 仙丈ヶ岳が続くのだが (鉢盛山から右の小鉢盛山へと続く稜線の後方)、この日は雲に紛れてしまっている。 また、小鉢盛山の右後方に 塩見岳、 悪沢岳、 赤石岳、 聖岳といった南アルプス南部の山々も見えるはずであるが、 残念ながら今は確認できない状態である。 |
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ただ、その本来 赤石岳などが見えるはずのスペースの右側には、 木曽駒ヶ岳を始めとする中央アルプスの山々を確認することができる。 写真 後方に大きく広がる山群が中央アルプスで、
真ん中の一番高い所が木曽駒ヶ岳。 また、偶然であるが、この写真を撮った時には、中央アルプス左後方に南アルプスが写っている。 | |
そして、その中央アルプスの右手前、小生のすぐ目の前には
十石山 (写真左から斜め右に延びる稜線が、
水平になった場所の少し右) へと盛り上がる尾根が見え、
十石山からさらに右に延びる稜線は金山岩、硫黄岳へと続く。 1時間前であれば、さらに素晴らしかったに違いない光景であるが、 それでも周囲の山々には雲が掛かっておらず、360度の展望を得られたので満足である。 |
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