焼 岳 ( 焼 岳 (南峰):2,455.5m、但し 登頂した北峰は 2,444.3m ) 2014.11.5 登山



【PHOTO & 記録 焼 岳 2】

 

広場を横切り、さらに山へと向かって進む。
少し登れば、『 白水の滝 落差 45m 』 と書かれた標識が現れ、 そこからは谷を挟んだ向こう側に立派な滝を見ることができる。
焦げ茶色の山肌に白い水の筋が流れ落ち、その水の周辺の岩はベージュ色をしていて、さらにそこに濃い緑色が混ざっている。
恐らく、今年 妙高山で見た光明滝・称明滝のように、 水に温泉の成分が含まれているため、その温泉成分が付着してベージュや濃緑色の岩肌となっているのであろう。

(なお、写真は 下山時に 写したもの。)

道の方はササに囲まれた樹林帯の中をジグザグに登っていく。
傾斜は息が上がる程 急という訳ではないものの、長く続く九十九折りの登りに少々疲れる。

周囲はオオシラビソの樹林帯に変わり、さらに高度を上げていくと、 美しいダケカンバの樹林帯も見られるようになる。
静かな山登りであるが、あまりにも静かなため、熊が現れやしないかと少しビビりながら登り続ける。 やはり、こちら側は日が当たらず、雰囲気はあまり良くない。

単調な登りが続くが、 慰めは時折樹林越しに見える笠ヶ岳の姿である。

やがて、登っている坂の先の方に 『 鍋助横手 』 と書かれた標識が現れる。時刻は 7時59分。
何の説明もないので、この地名 ? の意味は不明だが、兎に角 ここまで続いた九十九折りの道は、ここで一段落となる。

ここからは暫く平らな道が続くようになり、さらに嬉しいことに、 笠ヶ岳方面を 木々にほとんど邪魔されずに見通せるようになる。
これまでそれぞれ断片的に見えていた笠ヶ岳と抜戸岳が、その間をつなぐ稜線とともにスッキリと見通せるようになり、 その後方には青空が広がっていて、テンションがグッと上がる。

周囲にはダケカンバも多く見られるようになり、道は緩やかな登りが暫く続くようになる。
黙々と登り続けていくと、やがて足下に雪が現れるようになるが、積もっているという状況ではなく、 道を含めた周辺にパウダーシュガーが降りかけられているという感じである。
従って、周囲に苔が多く見られる場所に入っていくと、緑の苔に降りかかった雪がまるで白い花のようである。

やがて、周囲、そして足下にはゴロゴロした岩が見られるようになる。
すると暫くして、ヒカリゴケと書かれた小さな標識が登山道脇に現れた。時刻は 8時29分。
その標識の後ろには岩の重なりでできた穴があり、その中にヒカリゴケがあるようである。
しかし、穴の奥を覗き込んでみたものの、ヒカリゴケを確認することはできずじまいであった。

苔むす岩の間を登る。
岩や苔から流れ落ちる水は凍って つららとなっているものの、本日はそれ程寒くない。

やがて、2番目のヒカリゴケに到着。時刻は 8時38分。
ここでもヒカリゴケは確認できずじまいであった。



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