焼 岳 ( 焼 岳 (南峰):2,455.5m、但し 登頂した北峰は 2,444.3m ) 2014.11.5 登山



【PHOTO & 記録 焼 岳 8】

 

頂上には誰もいない。
無論、今程 北峰の肩のところで擦れ違った下山者の他、小生が登っている途中、鍋助横手の上方において 下山中の 2人組の若者と擦れ違ったので、 本日の 1番乗りではない。しかし、やはり誰も居ない頂上に登り着くのは気持ちが良い。

なお、焼岳の最高点 (= 山頂) は立ち入り禁止となっている南峰であり、 その標高は 2,455.5mである。一方、この北峰の標高は 2,444.3mなので、南峰より 11m程低い。
少し残念であるが、ここは我慢である (実は、前回、禁を犯して南峰を踏んでいる。 今は御嶽のこともあって、 当然自粛。)

曇ってしまったとは言え、ここからの展望は抜群である。

目の前、南南西の方角には南峰が見え (写真 左から 1/4程の所に見える黒い岩の付近が南峰頂上と思われる。 肉眼でも黒い岩の右に標柱らしきものが確認できる。)、この北峰とを結ぶ火口壁の右下が噴火口となっている。
噴火口の底には火口湖である正賀池が見えているが、青空の下ではないためか、前回よりもエメラルドグリーンの湖面が、 心なしか黒ずんでいるような気がする。

その正賀池を囲む火口壁の後方 (西の方角) には、 別山ならびに 白山が白くなった頂を見せている。
面白いことに、この白山付近だけは青空が残っている。さすがの急激な天候変化も、遠い白山までは及ばなかったようだ。

白山から右に目を向ければ、 同じような高さの山々が続いているのが見えるが、何遍も言うように、全く馴染みのない山域であり、その名前すら分からない。

さらに右、北北西の方向には 笠ヶ岳
面白いもので、今朝方 林道終点付近で見た笠ヶ岳は、 そのピラミッド型が非常に強調されていて印象的であったのに対し、今ここから見る笠ヶ岳は、 同じピラミッド型をしてはいるものの、本日 最初に見た強烈さが薄まってしまっている。
やはり、山は下から見上げた方が 威厳を感じさせてくれるものらしい。

なお、写真には写っていないが、笠ヶ岳の左方にある錫杖岳は、 笠ヶ岳後方の尾根よりも低いために、案の定、折角の岩峰が周囲に埋没してしまっている。

笠ヶ岳から右に延びる尾根は、 抜戸岳 (写真 左端) を経て下り斜面に入っているものの、 実際の尾根の方は抜戸岳の後方 (北側) に延びており、大ノマ岳、弓折岳へと続いている。
その大ノマ岳、弓折岳が抜戸岳の右後方に並んでいるのが見える。

また、大ノマ岳、弓折岳の後方には、双六岳南峰、そして双六岳が見え、 大きな双六岳の右には樅沢岳、そして左俣岳、西鎌尾根が続いている。
そして、双六岳と樅沢岳の後方には、 水晶岳 (黒岳)鷲羽岳 (写真 真ん中 右手) が見えている。

西鎌尾根はやがて槍ヶ岳へと至り、 槍ヶ岳の右には大喰岳、中岳、南岳が続いている。
南岳の手前下方には蒲田富士も見え、南岳の右には西穂高岳、 赤石岳、間ノ岳、天狗ノ頭が続き、さらにジャンダルム、ロバの耳、 奥穂高岳が続いている。
また、西穂高岳の右後方、間ノ岳と天狗ノ頭の後方には涸沢岳も顔を出している。



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