焼 岳 ( 焼 岳 (南峰):2,455.5m、但し 登頂した北峰は 2,444.3m ) 2014.11.5 登山



【PHOTO & 記録 焼 岳 5】

 

さらに高度を上げて振り返ると、 中尾峠の後方にある高み (焼岳展望台) によって今まで隠されていた山々が徐々に姿を現し始める。
焼岳展望台の後方には、丸山、西穂独標、 西穂高岳 (写真 左の山) が姿を見せ、 その右後方には間ノ岳、ジャンダルム、ロバの耳、奥穂高岳が見える。
奥穂高岳から右に、見事な吊尾根が延びていて前穂高岳へと続き、明神岳を経て上高地へと落ち込んでいる。

見上げれば、 焼岳北峰の後方に青空が広がっている。 本日は、本当に良い天気である
また、北峰の左側を見ると、噴気が上がっているのが見える。やはりここは火山、油断してはならない。

周囲にはほとんど木々が見られず、 枯れてしまった木々もあり、有毒性のガスによって木々が死滅したのではないか などと想像しながら登る。
足下に雪はあるものの、この辺では歩行に全く支障はない。

さらに高度を上げていくと、 やがてこの焼岳西穂高岳の間にある割谷山の左後方に、 槍ヶ岳が姿を見せ始める。 槍ヶ岳の右側には大喰岳も見えている。
そして、その後、大喰岳の右に中岳も姿を見せてくれたのだった。

笠ヶ岳とともに、 この 9月に登ったばかりの山々であり、とても親しみが湧くが、今はほぼ真っ白になっており、気軽に登れる山ではなくなってしまっている。

右手 (西の方角) を見れば、 焼岳の右斜面後方に 白山が見えている。
先日 笠ヶ岳槍ヶ岳から見た 白山は、少しぼやけ気味であったが、今は空気が冷たく澄んでいるからであろう、 その姿はハッキリしている。

白山の右にも山々が見えるが、 先に述べたように、石川県、富山県の山々であろう、馴染みがない地域だけに、全くその名前が分からない。

道の方は、硫黄臭のする噴気が上がっている場所の近くを横切り、左へと進む。
この辺になると、草木は全く見えなくなり、岩と雪の道が続くようになる。
まさに火山を登るという感じであるが、 御嶽もこのような、 表面上落ち着いている状態の中、突然爆発したのであり、 この焼岳も危険な火山であることを意識せざるを得ない。

好天の下、高度を上げるにつれてドンドン広がる素晴らしい景色に立ち止まって写真を撮りまくり、 なかなか足が進まない。
しかし、あまりに好天なので、そんなに急ぐこともなかろう と思っていたら、油断大敵、天候に変化が現れ始める。

まず、 穂高連峰の後方に雲が現れ、 その雲が少しずつ増え始める。
しかし、山自体は良く見えているので、この時はあまり気にしていなかったのだったが・・・。



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