焼 岳 ( 焼 岳 (南峰):2,455.5m、但し 登頂した北峰は 2,444.3m ) 2014.11.5 登山



【PHOTO & 記録 焼 岳 6】

 

しかし、安心したのも束の間、その後 穂高連峰方面の雲はドンドン増えていく。
ただ、一旦 奥穂高岳が雲に隠れてしまったものの、再び雲がとれてその姿が見通せるようになったことから、 対岸の火事的な雰囲気でこの状況を捉えていたところ、天候変化はこちらにも出始めてきたのであった。

少し進んで上方を見上げると、 焼岳の後ろにあった青空はいつの間にか消えており、 今は高層雲というのだろうか、筋状の雲が空を覆い始めているではないか。
この急激な変化にはビックリ、慌てて周囲を見渡す。

穂高連峰の方を振り返れば、 こちらは墨流し (墨汁を水に垂らした際に出来る模様) のような雲が上空を覆っている。
そして、筋状の雲が焼岳の後方に見えてから 20分程の間に、 空全体が雲に覆われてしまい、太陽は隠れてしまったのであった。

中尾峠に登り着いた時には雲一つない青空であったのに、 それから 1時間程で空の状態は劇的に変わってしまったのである。山の天候は変わりやすいとはいえ、この変化には本当に驚かされた。
幸い、周囲の山々はハッキリと見えているので、この後、雲が下がってこないことを祈るばかりである。

こちらは、 穂高連峰の上空に墨流しのような雲が出始めた頃の 槍ヶ岳方面。
写真では青空が残っているが、こちらもすぐに青空は消え、槍ヶ岳の背景は灰色の雲に覆われてしまったのだった。

そして、こちらは上空がすっかり雲に覆われてしまった時点での 笠ヶ岳方面。
写真のように、先程までの青空はほとんどなくなり、代わりに灰色の雲が上空を覆っている。

あまりの急激な変化に唖然とし、そして気落ちしながら先へと進む。
こんなことになると分かっていたのなら、もっと急いで登るべきであった と反省しながら登る。

気落ちしながら、うっすらと雪に覆われた岩場を登っていく。
岩には黄色いペンキ印がしっかりと付けられており、ガスにでも巻かれない限り、道を見失うことはない。
ただ、登るにつれて雪は 2〜3センチ程となり、一部凍っている所もあって、足を置く場所に気を遣うようになる。

下方を振り返れば、雪の斜面が続く。登りよりも、下りの方が気を遣うことになりそうである。



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