しかし、安心したのも束の間、その後
穂高連峰方面の雲はドンドン増えていく。 | |
少し進んで上方を見上げると、
焼岳の後ろにあった青空はいつの間にか消えており、
今は高層雲というのだろうか、筋状の雲が空を覆い始めているではないか。 |
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穂高連峰の方を振り返れば、
こちらは墨流し (墨汁を水に垂らした際に出来る模様) のような雲が上空を覆っている。 中尾峠に登り着いた時には雲一つない青空であったのに、
それから 1時間程で空の状態は劇的に変わってしまったのである。山の天候は変わりやすいとはいえ、この変化には本当に驚かされた。 | |
こちらは、
穂高連峰の上空に墨流しのような雲が出始めた頃の
槍ヶ岳方面。 |
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そして、こちらは上空がすっかり雲に覆われてしまった時点での
笠ヶ岳方面。 あまりの急激な変化に唖然とし、そして気落ちしながら先へと進む。 | |
気落ちしながら、うっすらと雪に覆われた岩場を登っていく。 下方を振り返れば、雪の斜面が続く。登りよりも、下りの方が気を遣うことになりそうである。 |
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