妙高山 ( 妙高山:2,454m、三角点の標高は 2,445.9m ) 2014.6.26 登山



【PHOTO & 記録 妙高山 1】

梅雨のため、登山に適した日が少なくなっている状況であるが、 平日登山が可能となった身なので、土日しか山に行けなかったサラリーマン時代よりも選択の幅が広がっているのがありがたい。
天候の状態を調べ、6月26日の木曜日が比較的天候が良さそうだったことから、この日に山に行くことにする。

行き先を色々検討した結果、 最終的に決定したのが新潟県の妙高山である。
天気予報では各地とも午後には曇る状況になっていたため、登りたいと思っていた山の中から、午前中に何とか頂上に達することができる山という条件で選んだところ、 この妙高山が浮かび上がったという次第である。
登りたい山の候補に妙高山を入れていたのは、 昨年の 6月にお隣の火打山に登ったことが大きく影響している。 火打山の登山起点となる笹ヶ峰へと向かう途中、 上信越道 薬師岳トンネルを抜けた途端に目の前に見えた妙高山の素晴らしい姿が強く印象に残っており (無論、 火打山から眺めた妙高山も素晴らしい)、 そして何よりも、火打山・妙高山はペアで考えるべきで、 火打山に登ったら妙高山にも登らなければ片手落ちと思ったからである。

横浜の自宅を 3時に出発する。
先の越後駒ヶ岳同様、横浜ICから東名高速道に入り、東京ICで高速を下りた後は環八 (環状八号線)・笹目通りと進む。 谷原の交差点を左折して目白通り入り、そのまま練馬ICへと進んで関越自動車道に入る。 ありがたいことに環八、関越道とも車の流れはスムーズである。 そして、藤岡JCTからは上信越道に入り、更埴JCT、そして妙高高原ICへと進む。

天気予報通り、天候は快晴に近く、藤岡JCTから上信越道に入ると、 バックミラーあるいはサイドミラーに、昇る朝日が写って気分が高揚する。
途中、軽井沢付近を通過する際にガスに囲まれたものの、妙高高原ICで高速を下りた時には青空に妙高山が浮かび上がる状況で、 予報通りの天候になったのであった。

妙高高原ICからは国道18号線を北上し、豊橋の交差点にて左折、 県道39号線に入る。
赤倉温泉まで進んだ後は、県道396号線へと入り、狭い山道を抜けていく。関温泉手前で再び県道39号線に合流し、 関温泉を抜けて暫く進むと、やがて燕温泉の入口に設置された駐車場に到着したのであった。登山者はここで車を駐める必要がある。
時刻は 6時31分。


駐車場備え付けのトイレにて用を足し、身支度をして出発する。
時刻は 6時42分。
駐車場には長岡ナンバーを中心に 10台弱の車が駐まっていたが、全部が登山者のものではないと思われる。

まずは舗装道を進み燕温泉の中を登って行く。
小さな温泉街を抜けると、妙高山 燕温泉登山口』 と書かれた立派な標柱が立っており、 その少し先にて道は分岐する。
まっすぐ進んでも麻平経由にて妙高山に登れるようだが、 ここは左折して黄金の湯経由の道へと進む。

階段を昇って薬師堂 (写真) にお参りした後、 コンクリートの道を登る。
この道は意外と勾配があるので汗が噴き出してくるとともに、本日は自分の身体が結構重いと感じる。 会社勤めをしていた時は毎日 3〜5kmは歩いていたのに、この頃 それ程歩かなくなってしまったためかもしれない。 散歩を日課に取り入れる必要性を痛切に感じる。

左手を見れば妙高山が青空に浮かんでおり、 テンションがグッと上がる。
但し、スラリとした円錐形の山容が前面に出て魅力的ではあるものの、恐らくあれは頂上ではなかろう。 頂上はその円錐の左後方に見える高みと思われる (南峰。 そしてよく見ると、その右に北峰らしき高みも見える)

右手に 黄金の湯を見ると、すぐに 『左 妙高山 の案内が現れる。
まっすぐ進む道は惣滝の展望が得られる場所へと続いているらしい。

正面に妙高山を見ながら細いコンクリート道を進んで行くと、 道はすぐに舗装された林道に合流する。燕温泉に入ってすぐの所に左に分ける道があったが、この道はそこと繋がっているようである。

かなり勾配のある林道を登っていくと、 やがては妙高山登山道への分岐が現れる。 分岐 横の草むらには 妙高山登山道 入口』 と書かれた木が置かれているが、 これは標識が壊れてしまったものと思われる。草むらに隠れているため、見落としてしまう可能性もある。時刻は 7時4分。

登山道は、先程 黄金の湯の周辺を歩いた時と同じようにコンクリート道となっており、 これが結構長く続く。
また、道は右下の北地獄谷へと下る (というよりは落ち込んでいる) 斜面を横切って作られており、傾斜も緩やかなので、 かなり快調に登って行くことができる。
むしろ、燕温泉から登山口入口までの道程の方がきつかった感じである。

やがて、林道に入ってからはその姿が見えなくなっていた妙高山が前方に見えるようになる。
良く見ると、その妙高山の中腹に滝が見えている (山腹 中央やや下)
恐らくこれからそのソバを通ることになる称明滝であろう。

なお、写真を拡大してみると、 称明滝の右方にも滝らしきものが写っている。どちらも標高が同じくらいなので、有名な惣滝ではあるまい (称明滝は標高 1,500m地点にあり、 惣滝は標高 1,300m地点にある)

ほぼ平坦、あるいは緩やかな傾斜の道が続く。
番号が書かれた木の箱のようなものが、道の傍らに間隔を空けて置かれている。
後述するように、このコンクリート道の終点部に赤倉温泉源泉管理小屋があったことから、この道の脇には赤倉温泉への引湯管が通っており、 木の箱はその管を整備するために設けられたものなのかもしれない。

やがて、左の斜面に残った雪が登山道を覆っている場所を越えて行くと (歩き易いように残雪を削ってくれている)、 前方に建物が見えてきた。赤倉温泉源泉管理小屋である。
小屋には 7時25分に到着。周囲には硫黄の臭いが漂っている。



妙高山登山データ

上記登山のデータ登山日:2014.6.26 天候:快晴後時々曇り&ガス単独行日帰り
登山路:燕温泉手前駐車場−薬師堂−妙高山登山道入口−赤倉温泉源泉管理小屋− 光明滝・称明滝−北地獄谷の河原−胸突き八丁(五合目)−天狗堂(六合目)−光善寺池−風穴(八合目)−鎖場(九合目)−十合目− 南峰−北峰−(往路を戻る)
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−東京IC−(環状八号線・笹目通り)− 谷原−(目白通り)−練馬IC−(関越道)−藤岡JCT−(上信越道)−妙高高原IC−(国道18号線)−豊橋−(県道39号線)− 赤倉温泉−(県道396号線)−関温泉−(県道39号線)−燕温泉手前駐車場 (車にて)
交通復路:燕温泉駐車場−(県道39号線)−関温泉−(県道396号線)−赤倉温泉− (県道39号線)−豊橋−(国道18号線)−妙高高原IC−(上信越道)−藤岡JCT−(関越道)−練馬IC−(目白通り)−谷原− (笹目通り・環状八号線)−東京IC−(東名高速道)−横浜IC−瀬谷 (車にて)

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