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往路をそのまま戻る。
写真は、途中にある日本岩。何故 日本岩 という名が付けられているのか 不思議に思ったが、岩のソバに謂われを書いたものはない。
岩には 『日本岩』 と書かれたプレートが取り付けられているものの、
そこには 『妙高大神まで 400m、妙高山山頂まで 100m』 と書かれているのみである。 |
南峰 妙高大神の前には、
11時21分に戻り着く。
妙高大神 横の岩場から火打山方面を見やれば、
周辺にガスが立ちこめていて、ぼんやりとしか見えない状況である。
少しガスが立ちこめる中、溶岩塊を下っていく。
再度 火打山方面を見れば、もう完全にガスが湧き上がっており、
辛うじて火打山、影火打はその姿を確認できるものの、
焼山、金山は完全にガスに飲み込まれてしまっている状態であった。 | |
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登山道の方も下から湧き上がってくるガスに遠くの視界は全く得られなくなってしまっている。
それでも順調に鎖場を下る。
写真は岩場を平行移動する鎖場。
足を置く場所がしっかり確保されているので、危険を感じることはない。
この後、斜めに張られた鎖を伝って下り、垂直の鎖場に至ることになる。
往路の際に見えた四阿山方面等はガスで全く見えない状況である。 |
写真は八合目の風穴。
穴に顔を近づけると、穴から吹き出す涼しい風を感じることができる。
この下りでも七合目の標識を確認できないまま、光善寺池を 12時8分に通過。
天狗堂には 12時15分に到着する。今回は休むことなく、そのまま胸突き八丁への下りに入る。
なお、途中で 7〜8人程のパーティを抜かせてもらったが、
彼らは小生が頂上手前の岩場に取り付く前に擦れ違った人たちであった。従って、その後、かなりの時間急休憩していたことになる。
下山後に何か急ぐ用事が無いのであれば、このようにノンビリ下るのもまた良いものである。 | |
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胸突き八丁を下る途中で妙高山の頂上方面を見上げると、
写真のように頂上付近は完全にガスに覆われていたのであった。
五合目は 12時31分に通過する。
そこから少し下れば、雪渓である。 |
12時42分に雪渓に入る。
雪渓もガスが立ちこめていたが、視界が利かない程ではない。
雪渓を抜け、北地獄谷の河原を 13時1分に通り終える。
山道を下り、赤倉温泉源泉管理小屋には 13時21分に到着したのだった。
小屋で休憩し、流れる水で顔を洗ってサッパリとする。
小屋には 2名の若者が入っていたが、小屋番をするのであろうか。
硫黄の臭気が周辺に漂う中、小屋に泊まって大丈夫なのかと心配になる。 | |
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小屋で 10分程休憩した後 出発する。往路では気づかなかったが、登山道の下には写真のような雪渓が残っていた。
コンクリート道を下り、林道との合流点となる登山道入口には 13時39分に戻り着く。
林道を下り、途中から林道を離れて黄金の湯へと進む。入浴しようかと思ったのだが、既に先客が 3〜4名入浴しており、
さらには下方から湯治客が登って来ているのを見て、ここでの入浴はパスすることにする。
無事に下山できたことを薬師堂に感謝した後、駐車場には 13時54分に戻り着いたのであった。
この梅雨の晴れ間、展望が得られるうちに頂上に達することができた上、
それなりの達成感も得られたので、満足の行く山行であった。 |