|
こちらの写真は、一番右が焼山。その左、写真中央の山が金山で、その左に見えるピークが天狗原山である。
また、それらの山々の手前に見えている山は、妙高山の外輪山である三田原山である。
雲が無ければ、さらに左後方に朝日岳、雪倉岳、
白馬岳、
白馬鑓ヶ岳、剱岳といった北アルプスの山々が見えるはずであるが、
残念ながらそちらは雲に覆われて全く見ることができない。 |
北側を見れば、
大きな溶岩がいくつも点在するその先に、三角点が置かれている北峰が見える。
目を凝らせば、そこに標柱らしきものも見えている。
しかし、その背景は完全に雲が湧いていて青空は見えない状態である。
15分程休んだ後、北峰へと向かう。 | |
|
南峰−北峰間はほぼ平らな道が続き、途中 大岩の間を縫うように進む。
大岩の一つには 『日本岩』 (写真 右) という名前が付けられている。
また、途中に祠跡のようなものがいくつか見受けられたのであった。
灌木帯を進み、小さな雪渓を越えていくと、すぐに北峰に立つ標柱が見えてくる。 |
北峰には 11時5分に到着。
標柱には 『妙高山山頂 2,446m』 と書かれているが、
さらに 『妙高山最高地点 (2,454m) は妙高大神です』 との注意書きも付けられている。
三角点がある場所が必ずしも頂上とは限らないのは知っての通りであり、一方、頂上というのは 『最高地点』 であるはずと思うのだが、
どうしてこちらが頂上なのであろうか。
妙高大神も祀られているので、南峰を頂上とすればスッキリする と思うのだが・・・。
三角点を踏んだ後、唯一展望が得られる火打山方面を眺めるべく、
西側の岩場へと進む。 | |
|
先に述べたように火打山には右手からガスが迫っており、
その頂上は今にもガスに飲み込まれそうである。
また、目の前の三田原山から右側の部分もガスに飲み込まれようとしており、大倉山方面は完全にガスの中である。
この後、燕新道を下ることを漠然と考えていたのだが、この状況を見て往路をそのまま戻ることに決める。
また、焼山、金山の方は、雲が下りてきてその頂上を覆い始めている状態であり、
南峰・そして北峰到着がもう少し遅かったら、ほとんど展望を得られない状況であった。 |
写真は、この北峰から南峰を撮ったもの。
ガスが北地獄谷・そして南地獄谷方面から上がり始めて来ており、
この妙高山自体もガスに飲み込まれそうになってきたので、
下山することにする。
時刻は11時14分。 | |