十石山 ( 十石山:2,524.8m、縦走中の最高点は 金山岩 2,532m ) 2013.11.2 登山



【PHOTO & 記録 十石山 1】

11月2日から3連休であったが、連休初日の 2日に山に登ってきた。
10月14日の朝日岳 (群馬県) 以来となるから、 結構間が空いてしまったが、言い訳をさせてもらえば、 10月20日の日曜日は白山 に登るつもりであったものの雨で中止。そして、10月最後の土日は、左膝の状態があまり芳しくなく、山に行くことを断念したためである。
なお、10月20日の白山は、19日の土曜日に石川県の小松市に行く用事があったため、 このチャンスを是非とも生かしたいと思ってずっと楽しみにしていたものの、雨の予報に諦めることにしたのだった。実際、20日は朝から雨であり、 もしかしたら、この日、白山頂上付近は雪だったのかも知れない。

さて、話がそれてしまったが、 11月2日に登った山は長野県の十石山 (2,524.8m)
先に述べたように左膝の状態があまり宜しくないため (平地を歩くには何の問題も無いが、階段の昇り下り、 斜面の登り下りには鈍痛を伴う)、ハードな山は敬遠したいところであり、また、連休による山の混雑も避けたく、 加えて 今年は初めて登る山が極端に少ないことから 今まで登ったことのない山に登りたいということで、 小生の頭にある登りたい山のリストから北アルプスの十石山を選んだ次第である。
この十石山は、小生の持っている 2011年の昭文社の地図 『乗鞍高原 北アルプス』 では、 白骨温泉から破線の登山道 (難路を意味する) が記されているものの、 ネットで見ると地元有志の方によってかなり手入れがなされているらしく、問題ないようである。
乗鞍岳穂高連峰などの好展望台でありながら、 あまり人の訪れがない山と聞き、さらには登山道が整備されているのならば それ程足に負担もかかるまいということで、 トライすることにしたのであった。

日の出の時間を 6時頃と考え、6時30分頃に登山基地となる白骨温泉に到着すべく、 夜中の 2時半過ぎに横浜の自宅を出発する。
空には雲一つ無く、オリオン座が輝いており、本日は好天の予感がするが、前回の朝日岳のようなこともあるので、 あまり浮かれないようにと自分に言い聞かせる。
国道16号線、町田街道と進み、いつものように高尾山ICから圏央道に乗って、八王子JCTから中央道に入る。 連休初日ということで 心なしか車の量が多いと感じたが、それも大月JCT辺りまで。その後は車の量も減り、快調に進む。 岡谷JCTから長野自動車道に入り、松本ICで高速を下りる。
松本IC手前から周囲に濃い霧が立ちこめてきたので心配になったが、国道158号線を進み、 道路が松本電鉄・上高地線と平行に走るようになってからは霧も晴れてくれたので一安心であった。

やがて、前川渡の交差点にて左折し、県道84号線 (乗鞍岳線) に入る。
これは後で考えると大失敗であった。そのまま国道158号線を進んで県道300号線から白骨温泉向かった方が断然早いからである。
暫く進むと乗鞍高原。冠雪した乗鞍岳が見えてテンションが上がる。
白骨温泉右折の標示を見て右折し、暫し山道 (上高地乗鞍スーパー林道) を進む。


この乗鞍スーパー林道からも、 時折 冠雪した乗鞍岳 を見ることができる。 路肩に車を駐めて乗鞍岳を眺める。
朝日を浴びてピンク色に染まる山肌が美しい。

途中、工事のため未舗装の道があったものの、問題なく進み、 やがて白骨温泉手前の丁字路に到着。
右は県道白骨温泉線 (県道300号線) で国道158号線へと通じており、白骨温泉へはここを左折する。
暫く進むと、右に入る道があるので右折し、乗鞍スーパー林道へと進む。

料金所跡の横を通り、 舗装された林道を進んでいくと、やがて中部電力白骨無線中継所脇の駐車スペースが現れるが、 残念ながらそこは満車状態 (4台程しか駐められない)。道路脇も小生の前を走っていた 2台に先に駐められてしまう。
仕方が無いので、さらに先へと進み、Uターンして戻ってくると、車をかなり詰めて駐車し直して戴けており、 道路際に駐めることができたのだった。感謝である (写真の車は小生のものではない。川崎ナンバーであった)

車を駐めていたのは 10人程の年配の男女パーティー、ならびに比較的若い 3人組。 2グループのうち 何人かは知り合いのようだ。
2グループともなかなか出発しようとしないので、 先に出発することにする。時刻は 6時43分。

山の斜面を横切るように登っていくと、道はほぼ平らな状態になる。
ササ原の樹林帯であるが、ササはきれいに刈り払われ、しっかり道ができている。数年前の登山記録を読むと、 ササがかなり煩かったようだが、現在は地元有志の方々によってしっかりと手入れされているようだ。

やがて、周囲はカラマツ林へと変わり、足下のササの量は少なくなって、 雑草が目立つようになる。
平らな道を 5分程進んでいくと、『 左:十石山、手前:白骨温泉、直進:乗鞍スーパー林道 』 と書かれたを標柱が現れる。
指示に従って左折し、斜面に取り付く。時刻は 6時52分。

カラマツ林の中を登る。 足下には再びササが目立つようになる。
暫く登ると、周囲は自然林へと変わる。紅葉した葉が朝日を浴びて色鮮やかに輝き、とても美しい。
道の方は斜面をジグザグに登って高度を稼いでいく。

ある程度高度を稼ぐと、道は斜面を横切るように進むようになり、傾斜の緩やかな歩き易い道が続くようになる。
ササの斜面なのであるが、ササはキレイに刈り払われ、歩きを邪魔することはない。

本日は快晴。朝日が樹林越しに差し込み。周囲を明るくする。
そのため気分も高揚するが、先日の朝日岳のようなこともあるので、 頂上を踏むまでは安心できない。

緩やかな登りが続いていたが、 少し登りがキツくなってきたかと思うと、やがて道は台地状の場所に登り着く。
周囲にはダケカンバなどの木々が見られるようになり、そこを過ぎると、道はシラビソの樹林帯へと入っていくことになる。
台地状の状態がずっと続いており、樹林の中に休憩に適した小広場もあって、そこには丸太の腰掛けも設置されている。
この辺が地図にある 湯沢ノ平 であろうか。



十石山登山データ

上記登山のデータ登山日:2013.11.2 天候:快晴後曇り単独行日帰り
登山路:中部電力白骨無線中継所脇駐車スペース−十石山分岐−湯ノ沢平−森林限界− 十石峠避難小屋−十石山−金山岩−乗鞍権現社小祠−水場分岐−白猿ヶ池−スキー場トップ−林道分岐−国道158号線−安房平−平湯温泉
交通往路:瀬谷−国道16号線−八王子バイパス 相原IC−(町田街道)−医療センター入口 − (八王子南バイパス)− 高尾山IC −(圏央道)−八王子JCT−(中央高速道)−岡谷JCT−(長野自動車道)−松本IC−(国道158号線)− 前川渡−(県道84号線)−乗鞍高原−(上高地乗鞍スーパー林道)−白骨温泉−(乗鞍スーパー林道)−中部電力白骨無線中継所脇駐車スペース (車にて)
交通復路:中部電力白骨無線中継所脇駐車スペース−(上高地乗鞍スーパー林道)− 白骨温泉−(乗鞍スーパー林道)−乗鞍高原−(県道84号線)−前川渡−(国道158号線)−松本IC−(長野自動車道)−岡谷JCT− (中央自動車道)−相模湖IC−(国道20号線)−相模湖駅前−(国道412号線)−三ケ木−(国道413号線)−谷ヶ原−(県道508号線)− 田尻−(県道46号線)−麻溝小学校入口−(県道52号線)−相模原公園入口−(県道507号線)−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口 −(かまくらみち)− 上瀬谷小学校入口−上瀬谷小東側−瀬谷 (車にて)

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