稜線は、抜戸岳 (写真 左のピーク) から下った後、
双六岳にて再び盛り上がる。 鷲羽岳からさらに右に続く稜線上には、 野口五郎岳の大きな山容が目立つ。無論、稜線が続いている訳ではなく、表銀座と裏銀座が重なっている訳だが、 それが 1つの尾根に見えるのも、山の面白さの 1つと言えよう。 そしてふと気が付くと、 抜戸岳と双六岳の手前に焼岳が見えるではないか。 あまりにも近すぎて最初は気づかなかった次第。 | |
そして稜線は西穂高岳に向かってグッと盛り上がる。 西穂高岳の右には間ノ岳、天狗ノ頭が続き、
さらに稜線はジャンダルムへとグッと盛り上がって、盟主 奥穂高岳へと続いている。 | |
前穂高岳、明神岳の右後方には、横通岳が見える。 下部では富士山 のように見えた 2,553m峰も、今はスッカリ形を変えて鈍角の山容をしている。 | |
小屋からはガレ場の横を登り、
ほんの少し進めば十石山頂上である。 しかし、 ここからも乗鞍岳はよく見えない。 | |
少し三角点から戻って草つきのスペースに出れば、 写真のように一応 乗鞍岳を見ることができるのだが、 乗鞍岳の下方の部分が目の前のハイマツに隠れてしまい、完全に見通せるという状況ではないのである。 暫し頂上付近をウロウロしたものの、結局 乗鞍岳を完全に見通すことができる場所がないので、 三角点手前の薄い踏み跡を右に辿り、もっとよく見える場所を求めて進むことにする。 | |
ここからはハイマツの藪漕ぎ。 |