南駒ヶ岳 仙涯嶺 越百山 登山 ( 縦走中の最高峰は 南駒ヶ岳:2,841m ) 2010.10.11 登山



【PHOTO & 記録 南駒ヶ岳 仙涯嶺 越百山 登山 1】

10月9日からの3連休、 最初の 2日間は天候が芳しくなく、 またもや連休の最終日に山に行く羽目になってしまった。 このように 連休の最終日や日曜日に山に行くのは、 翌日から 1週間の仕事が待っていることを考えると 極力避けたいところであり、 よしんば、 山に行くにしてもハードなコースは避け、 翌日以降に疲れを残さないようにしたいものである。 ただ、天候ばかりはコントロールが利かないので、 9月の 3連休に引き続き (最終日に鶏冠尾根を登った) 今回 連休最終日の山行も致し方ない。
さて、 それではこの 11日にどこに行こうか ということになるのだが、 行き先はすぐに決まった。
10月2日に登った空木岳の山頂から見た 南駒ヶ岳の印象が強かったため、 この山に早速トライすることにしたのである。 翌日から仕事がある場合には ハードな山行は避けたい と言っておきながら、 ハードな山行となること間違いなしの この南駒ヶ岳に登ることを選ぶのだから、 自分でも呆れてしまう。
しかし、 やはり山は登りたいと思った時が登り時 ?? であるし、 また、日に日に日が短くなっていく中、 あまり登山日を先延ばしもできないことから、 ハードであることを覚悟で行くことにしたのであった。
どれほどハードかと言えば、 まず登山基地である伊奈川ダムの場所が遠い。 何しろ、中央アルプスの向こう側 (西側) 木曽川沿いの中山道側から入るのだから、 小生の自宅がある横浜から かなりの時間を要することになる。
そして、 登山コースもハードである。 当初、南駒ヶ岳のピストン登山も考えたものの、 折角だからと、 駐車場からまずは南駒ヶ岳を目指し、 そこから仙涯嶺を経て 越百山に至る稜線歩きを行った後、 越百山から駐車場に戻ってくるコースを選ぶことにしたのである。 このコースは、 先般の 三股から常念岳・蝶ヶ岳を登って戻ってくるコースと同様に 三角形となっているので、 それを利用しない手はない ということである。
但し、 手元の昭文社 山と高原地図 「2010年版 木曽駒ヶ岳 空木岳」 では、 このコースを辿ると合計 15.5時間にもなっており、 日帰りはありえないことになる。 尤も、 この地図に記載のコースタイムは 割り引いて考えねばならないことは、 先日の空木岳登山で実証済みであり、 ネット上でも 何人もの人たちが日帰り登山の報告をしているので、 日帰りは可能なはずである。 それでも、 さらに復路の運転も加えると、 かなりハードであることは間違いない。

前日は、夜の 9時過ぎに寝て、夜中の 1時に起床。 1時半過ぎに横浜の自宅を出発する。
空を見上げれば、 オリオン座が空に輝いている。 今日は好天が期待できそうでワクワクする。
またまた 中央高速道を使い (5回連続) 八王子ICから伊那ICまで進む。 高速道を下りてからは、 ナビに従って右折して県道476号線に入る。 大萱で左折し、 さらに中の原で右折して 国道361号線 (権兵衛峠道路) に入って西へと進む。 全長 4kmを越す権兵衛トンネルを通って 中央アルプスの西側に抜け、 神谷入口にて中山道 (国道19号線) に入る。
中山道に入ってからは、 木曽川に沿って南下 (尤も、暗くて川など見えないが) やがて、木曽福島を過ぎ、 伊奈川ダムのある大桑村に入る。
ここまでは大変順調で、 ナビも当初示していた到着時間を かなり前倒ししてきており、 伊奈川ダムには 5時過ぎに到着予定となっている。
中央本線の須原駅が近づいた所で、 ナビに従って左に入る。 真っ暗な中、 道路状態がナビに登録されている時から 少々変わっているらしいこともあって、 さらに左折すべき場所が全く分からず、 そのまま旧の須原宿場内を進んでしまったのだった。 しかし、そこは良くしたもので、 すぐにナビが修正ルートを探してくれる。 その指示に従って、 少し先で道を左折。
そこまでは良かったのだが、 道はすぐに車が 1台通れるだけの 狭い道となり、 しかも右側は石積みの石垣 、 左側は崖となっていて 下に田畑が広がっている (暗かったので定かではないが) という所へと入り込んだのであった。 それでもまだ 5時前であり、 対向車も来ないと思われるので、 躊躇無く進んでいくと、 突然、目の前に通行止めの立て札が現れ、 唖然としてしまったのだった。
何と、 道は道路工事によって完全に通行止めになっており、 しかも 狭いために Uターンもできない状態なのである。 どうやら、 この道に入る前に注意書きがあったのを見落としたらしい。
暫し呆然。 兎にも角にも戻るしかなく、 深呼吸して気を取り直し、 狭い上に 上述の通り石垣と崖によって圧迫感のある道を、 30m近くバックしたのだった。 崖上に張り出した駐車場に空きスペースがあったので、 ようやく車の向きを変えて来た道を戻る。 真っ暗で周りが見えない中、 本当に冷や汗ものであった。
体制を立て直して、 旧の宿場内に再び合流し、 須原駅の方へと戻ってみる。すると、 ナビは最初に指示した道に入るように指示するのかと思ったら、 ナビの方も こいつには無理だと思ったのであろう、 中山道まで戻らされ、 中山道をさらに南下して 大桑中学校の方からグルッと回り込み、 最終的に伊奈川林道に入ることができたのだった。 林道に入った時には 本当にホッとしたのだったが、 20分近く時間をロスしてしまったことになる。
ようやく入ることができた伊奈川林道は、 舗装されてはいるものの、 狭く、所々に落石や穴があり 慎重に進む必要がある。 今の時間、 対向車が来ることは九分九厘無いので安心だったが、 果たして帰りはどうであろうか と少々心配しながら進む。
結局、 駐車場に着いたのは 5時20分過ぎ。 周囲はまだ暗い。 暗い中、 初めての道を歩き出すのは何となくイヤだったので、 腹ごしらえをして時間をつぶし、 少し周囲が明るくなるのを待つことにする。
結局、 こうしてみると 到着が遅れたのは却って良かったのかもしれない。
なお駐車場は 2つあって、 小生が車を駐めた奥の駐車場の方は、 小生の車の後 もう 1台が入ってきて ほぼ満車の状態となったのだった。 手前はまだ空きがあったようである。
周囲が少し明るくなってきたので 駐車場を出発する。 時刻は 5時39分。

林道を少し進むと、 ゲートがあり、 一般車両が入れないようになっている。 ゲートは道全体を塞いでおり、 一見 人も通れない状況に見える。
実際は ゲートの右側に 人が通るための通路があるのだが、 まだ薄暗いため その通路に気づかず、 ゲートのポールに捉まりながら 谷へと落ち込んだ斜面に 身体を振り出して 向こう側に回り込む。
今朝沢橋を渡ると すぐに T字路。 左はうさぎ平、木曽殿越経由で 空木岳に至る道。 ここは右の林道を進み、 南駒ヶ岳、越百山を目指す。 T字路にある標柱には 二合目の文字が見える。
林道は緩やかに登っていく。 足下はやや黄色がかった砂地の道。 花崗岩が風化してできた砂なのだろうか。

30分以上林道歩きが続いた後、 ようやく南駒ヶ岳と越百山の分岐に到着。 傍らの標柱には福栃橋と書かれている。 また、標柱には 標高 1,310mの記述とともに、 三合目とも書かれていた。 時刻は 6時14分。
さて 道の方だが、 右に進めば越百山で、 すぐに林道を離れて 山に入るようである。 しかし、 目指す南駒ヶ岳へは 左に続く林道をさらに進むことになる。 この林道歩きもかなり長い。
徐々に周囲は明るくなり、 空の状況から 本日は快晴であることを予感させてくれる。
長い林道歩きに そろそろ嫌気が差してきた頃、 左下にダム関連施設 ? らしきものが見えてきた。 林道に車の轍があったため、 林道周辺整備の車両かと思っていたのだが、 どうやらこの施設へ来るための車らしい。

そして、 ようやく南駒ヶ岳の登山口に到着。 時刻は 6時35分。
結局 1時間弱ほど 林道歩きをしたことになる。
山に取り付くためには、 写真のような金属製の階段を登ることになる。 階段の手摺りには、 手書きの文字で 標高 1,460mの記述とともに 四合目と書かれた標示板が付けられていた。
駐車場からすぐの 今朝沢橋の標高が 1,100mだったので、 林道歩きとは言え、 360mも高度を上げたことになる。 しかし、標柱に 『 南駒ヶ岳頂上へ 5.5時間 』 と書かれているのが気になる。

最初は 陽が当たらないためやや暗い中、 斜面を横切るように進む。 あまり傾斜もないが、 足下の岩が濡れていて 滑りやすい。
やがて杉林とササ原の中の急登が始まる。

登山道は良く踏まれており、 また 足下のササも綺麗に刈り取られているので、 全く問題なく登っていける。
しかし、 身体の方は何となくだるさを感じており、 全体的に身体が重い。 生あくびを繰り返しながら登っていくが、 一汗かいても どうも身体がシャキッとしない。
仕方がないので、 道の傍らに落ちていた木を 杖にして 喘ぎながら ジグザグの急坂を登っていく。

こちら側は陽がまだ当たらず、 やや暗い。 樹林越しに時々見える山々には 日が当たり始めており、 早く 稜線に出たいと思うが、 登りは結構長く続く。

かなり登ってきたと思ったら、 目の前に 建物が現れたので 一寸 ビックリ。
建物は金網に囲まれており、 また金網の上には 鉄条網も張られている。 傍らにあった標柱をみると、 これは どうやら ロボット雨量計が設置してある建物らしい。
時刻を確認すると 7時2分。 駐車場から 1時間半も歩いてきており、 さらに登山口から 30分も登って来ている中で、 人工物が現れたので、 何となく お釈迦様の手の中で 遊ばされた孫悟空を思い出してしまった。 ちょっとガックリ。

キツイ登りはまだまだ続く。
周囲の木々は コメツガなどが目立ち始める。
7時半を過ぎると、 樹林の間から周囲の山々が 良く見えるようになってきた。 最初は 何の変哲もない山が見えていたのだが、 そのうち 一際 目を引く山が 樹林越しに見え出した。 御嶽である。
まだ、 木々に阻まれて その全体を見ることはできないのだが、 草木よりも 岩と土の露出が多い その山肌は かなり目立つ。
不思議なもので、 今まで展望の無い 急斜面の登りに加え、 寝不足などで重かった身体が、 この御嶽を見た後 俄然元気になってきたのである。
杖代わりの枯れ枝も ここで放棄。 少々ペースが上がる。



南駒ヶ岳 仙涯嶺 越百山 登山データ

上記登山のデータ登山日:2010.10.11 天候:快晴 (のち山ではガス)単独行日帰り
登山路:伊奈川ダム先の駐車場−福栃平(三合目)−南駒ヶ岳登山口(四合目)−1,850m 見晴台− 2,100m(六合目)−北沢尾根三角点−2,591m地点−南駒ヶ岳−仙涯嶺−越百山−越百小屋−展望台−上のコル−下のコル−福栃平−駐車場
交通往路:瀬谷−(国道16号線)−八王子IC−(中央高速道)−岡谷JCT−伊那IC−(県道476号線)−大萱− −中の原−(国道361号線)−神谷入口−(中山道 国道19号線)−須原−(中山道)−大桑中学入口−(伊奈川林道)−伊奈川ダム−駐車場 (車にて)
交通復路:駐車場−(伊奈川林道)−須原−(中山道)−神谷入口−(国道361号線)−中の原− 伊那IC−(中央高速道)− 大月JCT−都留IC−(富士みち)−(県道24号線)−(道志みち)−青山−(国道412号線)−半原日向−(県道54号線)− 中津−上依知−(県道52号線)−相模原公園入口−(県道507号線)−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)−上瀬谷小学校入口−上瀬谷小東側−瀬谷 (車にて)

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