南駒ヶ岳 仙涯嶺 越百山 登山 ( 縦走中の最高峰は 南駒ヶ岳:2,841m ) 2010.10.11 登山



【PHOTO & 記録 南駒ヶ岳 仙涯嶺 越百山 登山 2】

7時37分に五合目に到着。南駒ヶ岳まで 4時間の表示。登山口 (四合目) では南駒ヶ岳まで 5.5時間との表示があったので、 1.5時間を 1時間で登ってきたことになる。
このペースで行けば、かなり早い時間に南駒ヶ岳に着きそうだが、さすがにそう うまくは行かないであろう。
この五合目から 8分程登ると、稜線の一角に飛び出した。 御嶽もかなり良く見え始め、 テンションがさらに上がる。
やがて、1,850m 見晴台 と書かれた標柱が現れるが、それほど見晴らしが良い所ではない。かつてより、 周囲の木々が伸びてしまったということかもしれない。
少々登山道から外れて、御嶽を写真に収める。登山道に戻ってさらに進めば、 周囲には紅葉した木々が目立ち始める。

暫くは尾根上の樹林帯を進む。 展望は利かない。
しかし、その樹林帯を抜け出すと、西側の展望が一気に開けることになった。 特に御嶽は素晴らしい。 山腹のスキー場らしきものが少々興趣を削ぐが、その大きくどっしりとした姿には感銘を受けざるを得ない。
御嶽の左後方には双耳峰のような山が見える。 どうやら白山らしいが、 意外な方向に見えたので、少々驚きである。
また、小生の立っている場所のすぐ目の前には、なかなか立派な山が見える。帰宅後調べたら、糸瀬山という 1,867mの山らしい。 何でも山頂付近にはノロシ岩という大岩があり、そこからの展望は抜群とか。但し、色々な登山記録を見ると、 なかなかノロシ岩に登るのも大変なようで、梯子を途中まで登って断念した人も多いようである。

やがて六合目に到着。標柱には 2,100mとの記述もある。時刻は 8時15分。
この辺になると、南側の尾根も見えるようになってきたが、どうやら越百山から派生する遠見尾根のようである。 その尾根に見えたピークは、越百山のすぐ西にある福栃山であったが、無論 その時には分かろうはずがない。

道は再び樹林帯の中に入るようになる。周囲の木々はシラビソとなり、 木々の間から日の光も射してなかなか良い雰囲気である。
時々樹林が切れて、遠見尾根が見えるが、総じて 展望の無い道が続く。この辺は黙々と登っていくしかない。

途中で、道は大きく右に曲がり、 南東方面に向かって登るようになる。従って、見上げれば樹林の先に太陽がチラチラ見えるようになってきた。
そして、左側には樹林越しではあるが、アルペンムードたっぷりの山が見えるようになってきた。 この時は山の名が分からなかったのだが、その後、稜線に立ってみて全体が見渡せるようになった時、 見えた山が空木岳 であることに気がついたのだった。
こういう山が見えると、さらに元気が出てくるもので、シラビソの樹林の中、足が自然と速くなる。

そして、8時56分、三角点のある 2,411mのピークに到着。
ピークと言っても周囲は樹林に囲まれていて展望は利かない。
標識には北沢尾根三角点と書かれており、南駒ヶ岳まで 2時間となっている。これなら 11時少し前に頂上に着けそうである。
歩き始めてから 3時間以上経過しているので、展望が利かない場所ではあるものの、三角点の前で 5分程休憩する。
休憩しながら地図を見ると、昭文社の地図では ここから南駒ヶ岳まで 2時間30分となっている。 地図では四合目の登山口からここまで 4時間ということであるから、そこを 2時間20分程で登ってきたことを踏まえると、 計算上は あと 1時間半ほどで頂上に着けることになる。疲れもあることからその通りにはならないであろうが、 10時半着を一応の目標とする。9時1分に出発。

2,411mピークから暫くは緩やかな勾配の道が続く。
そして、樹林はやがて徐々に切れ始め、次々と素晴らしい景色が飛び込んで来るようになる。
こうなると先程までだるさを感じていた身体はどこへやら。身体にアドレナリンが回り始め、興奮状態となって足が速まる。
しかし、一方で立ち止まって写真を撮ることが多くなり、結局ペースとしてはあまり変わらない といったところである。

まずは、先程から時折見えていた御嶽は無論のこと、 その右には左側に裾野を大きく伸ばした乗鞍岳が見える。



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