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そして、左側の空木岳も高さが同じくらいになってきており、
頂上も近いと感じさせてくれる。木曽駒ヶ岳から
空木岳までの稜線もしっかりと見渡せるようになり、最高に気分が良い。
こう見渡すと、空木岳の格好良さがかなり目立つ。アプローチの関係から、
この中央アルプスでは木曽駒ヶ岳に人気が集中しているようだが、
空木岳はもっと人気が出ても良いと思う。
どうも遠い山と敬遠されている節もあるようである。
1990年代までならば、山の情報は本や雑誌に頼ることしかなく、
その結果、地図記載の時間を基準として山行計画を組まざるをえないところがあった。(次に続く) |
(上からの続き)
しかし、ネットがこれだけ発達すると、登山記録がドンドン入手できるようになり、地図に記載の時間を信じていたらとっても行けそうにもない場所も日帰り可能であることが
分かったりする。お陰で、小生の登山範囲は大きく広がった訳で、
この空木岳もその一つである。
今後、この山にももっと多くの人達が訪れるようになるよう、小生もネットを使ってお手伝いできたらと思う次第である。
閑話休題。
前を向けば、ハイマツの中に大きな岩が積み重なっているのが見える。この辺は意外と道が分かりにくい。
少々時間を食う。 | |
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ここはもう既に頂上の一角。
今まで登ってきた尾根とは反対側(東側)にある南アルプスの山々が目に飛び込んできた。
やはり一番先に目に付くのが甲斐駒ヶ岳。
そのピラミダルな姿とともに、頂上付近が冠雪しているように白く見えるのが非常に印象的である。
甲斐駒ヶ岳の左には鋸岳が見え、
甲斐駒ヶ岳の右には仙丈ヶ岳、
大仙丈ヶ岳、そして北岳、
中白根山と続く山並みが見える。 |
さらに、
北岳、
中白根山の右には間ノ岳、
農鳥岳、広河内岳と、
この夏に登ったばかりの山々が続く。
まだ頂上ではないのだが、その素晴らしさについ足を止め、写真を撮りまくってしまう。
先にも述べた様に、この大岩が続く頂上手前は意外と道が分かりにくい。
ペンキ印やハイマツに付けられたテープもあるにはあるのだが、ペンキは薄れ気味、テープもかなり間隔が飛んでいて、
時折 登り着いた岩の先が大きく落ち込んでいたりしていて、戻らざるを得なくなったりする。まあ、
晴天であれば問題にする程のことではないのであるが・・・。 | |
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南アルプスの左方には、八ヶ岳連峰もよく見える。
編笠山は雲の中、
権現岳も雲に隠れ気味ではあるが、
主峰 赤岳を初めとして、その左の横岳、硫黄岳、
天狗岳と続く山並みは大変良く見える。
そして、写真には写っていないが、さらに左には縞枯山、北横岳、
蓼科山もその姿をしっかり見せてくれている。
素晴らしい眺めに見とれ、少々時間を費やしてしまった。
慌てて岩の上を伝い、さらに先へと進む。 |
そして、
10時43分、南駒ヶ岳の頂上に到着。
この頂上に到着する直前、もっとずっと先の方に砂地の頂上らしき高みが見えたので少々慌てたのだったが、
何のことはない、大きな岩を回り込んだらそこが頂上であった。
頂上と勘違いした高みは、南に延びた頂上の一角に過ぎず、そこから仙涯嶺へと向かう尾根の下りが始まっている。
しかし、後ほど仙涯嶺に進むべく、その場所を通ったところ、三角点のような石柱があったで、
何らかの曰くのある場所なのかもしれない。 | |
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頂上には小さな祠が置かれているが、三角点はない。
ここからの展望は抜群で、ここまで登ってくる時に見えた山々を総決算したような感じである。
恵那山、
南木曾岳、白山、
御嶽、
乗鞍岳、
そして笠ヶ岳を初めとする北アルプス、
三ノ沢岳、木曽駒ヶ岳、
宝剣岳。宝剣岳から空木岳へと続く稜線、
赤梛岳、八ヶ岳、
南アルプス、そしてこれから向かう仙涯嶺、越百山等々。
この時点ではガスも湧き上がってきておらず、素晴らしい景色が堪能でき、至福の時を過ごしたのであった。
しかも、暫くの間は小生一人。山の上でこれ以上の幸せはない。 |