白根三山 再登山( 縦走中の最高峰は 北岳:3,193m ) 2010.8.05 - 06 登山


【PHOTO 白根三山 再登山 1】

昨年と全く同じルートであり、また 写真の枚数が多いので、文の方は簡略化しました。

昨年8月に行った 白根三山縦走は、1日目がほぼガスの中。 大樺沢雪渓を登る時もガスの中であったし、当然、北岳頂上でも展望は得られず、 さらに北岳山荘以降は雨交じりの天候となり、加えて、 間ノ岳から農鳥小屋に向かう頃には、 雨は本格的になってしまったのだった。
そして、2日目はさらに最悪で、朝から雨が降り、強い風とガスで視界が全く得られず状態。 幸い、農鳥岳頂上では雨が止んでくれたので、頂上の標柱、三角点を写真に収めることはできたものの、 展望は全く得られず、折角休暇を取って実行した白根三山縦走は、全くつまらない、 欲求不満だけが残るものになってしまったのだった。

ということで、今年 そのリベンジの機会を狙っていたのだが、 ついにこの 8月の 5、6日、休みを取って登ってくることができたのであった。
7月19日に登った笊ヶ岳の頂上から見た光景に触発され、 南アルプスの山々に登りたい という思いが強くなってきていた中、毎日 天気予報を調べてチャンスを窺っていたのだが、 この 5、6日は好天が期待できそうであったため、急遽休みを取って出かけた次第である。
笊ヶ岳からは、南アルプス南部の山々 聖岳赤石岳荒川三山 など) が良く見えたので、 それらの山々を狙うことも考えたのだが、このリベンジ登山を終わらせてしまわないとどうもスッキリしないことから、 交通の便がかなり悪くなっている状況ではあるものの、白根三山縦走に再チャレンジしたものである。

交通の便がかなり悪くなっているというのは、昨年 奈良田まで行くのに使った県道南アルプス公園線が、 途中の蓬莱橋と新青崖トンネルの間で崩落があって現在通行止めになっており、 奈良田に直接入れないからである (なお、8月13日より片側通行規制により通行可能となっている)。 この 8月上旬の時点では、代わりの道路として富士川町平林と奈良田を結ぶ丸山林道の通行が許可されているようだが、 この林道の通行時間は朝 6時から夜の 7時半 (土日は 朝 7時 〜 夕方 5時半) と決められているため、 あまり山行使用には適さない状況である (しかも、かなり狭いらしい)
そういう不便さはあるが、やはり白根三山を登ってしまいたいということで (さらに 逆に混まないかもしれないという思惑もあって)、 芦安まで車で行き、芦安から広河原までバス (あるいは乗り合いタクシー) を使い、 昨年と同様に広河原から登り始めて奈良田に下山。奈良田からはバスで広河原に戻り、そこからさらに芦安までバス or 乗り合いタクシーにて戻る という計画で臨んだのだった。

そして、8月5日、平日とは言え、芦安の駐車場の混み具合が懸念されたことから、 夜中の 2時に横浜の自宅を出発。空には星が瞬き、快晴の予感。
国道16号線をイヤイヤ通り (案の定 遅い車にイライラさせられた)、八王子ICから中央高速道に入る。 ナビに従って甲府昭和ICで高速道を下り、国道20号線を韮崎方面に少し進んだ後、竜王立体の所で左折して県道20号線に入り、芦安を目指す。
快調に進み、芦安に到着したのが 4時25分。お陰で第二駐車場に駐めることができたのだった。 それでも第二駐車場はほぼ満車状態。第三駐車場も 九割方埋まっていたのであった。
乗り合いタクシーにて 5時前に芦安を出発。夜叉神峠にて、ゲートが開かれる 5時半まで待たされた後、 広河原には 6時前に到着。身支度をして5時55分に出発する。

1. 【1日目】ゲート脇を通り、吊り橋へと進む。
   見上げれば、青い空に北岳が浮かんでいる。心が弾む。
   吊り橋を渡り、広河原山荘の脇を通って、暫くは樹林帯の中を
   登る。
2. この道は 4回目となるのでペースは掴みやすい。
   吊り橋から 30分程で、一旦 樹林帯を抜け出す。
   前方には北岳が尾根の向こうにその頭を見せている。
   振り返れば、高嶺の姿が大きい。
3. 7時9分、再び 北岳を見ることができるようになった。
   雪渓もハッキリ見え、ガスで何も見えなかった昨年とは全く違う。
4. 7時23分、雪渓の縁に到着。そして、7時27分に二俣に到着。
   皆、右俣を登って行く。小生はいつも通り 大樺沢左俣を進む。
5. 右前方にはバットレス。左には雪渓。振り返れば鳳凰三山
   周囲の景色を楽しみながら進む。
6. 大分 高度を上げてきて振り返れば、高嶺鳳凰三山の他、
   早川尾根の向こうに八ヶ岳の姿も見える。
7. 見上げればバットレスが大きい。写真 真ん中やや左の尾根が
   第4尾根であろう。ここを登るなんて・・・。
8. 途中の沢で休憩。ペットボトルを1本空けたので、沢水を補給。
   やがてお馴染みの木の階段。八本歯ノコルも近い。


白根三山 再登山データ

上記登山のデータ登山日:2010.8.05 - 06 天候:1日目 晴後曇り、2日目 快晴。単独行日帰り
登山路
 1日目 : 広河原 (5日 5:55) − 二俣 (7:27) − 八本歯ノコル (9:16) − 北岳山荘分岐 (9:46) − 吊尾根分岐 (10:01) − 北岳 (10:19 - 10:47 ) − 中白根山 (12:10 - 12:25) − 間ノ岳 (13:16 - 13:28) − 農鳥小屋 (泊)(14:25)
 2日目 : 農鳥小屋 (4:18) − 西農鳥岳 (4:57) − 農鳥岳 (5:28 - 5:46) − 大門沢下降点 (6:09) − 広河内岳 (6:30 - 6:42) − 大門沢下降点 (6:59) − 大門沢小屋 (8:30 - 8:40) − もりやまばし (10:07) − 奈良田第一発電所 (10:31) − 奈良田 (10:49)
交通往路:瀬谷−(国道16号線)−八王子IC−(中央高速道路)−甲府昭和IC−(国道20号線)−竜王立体 −(県道20号線)− 芦安第二駐車場 (車にて)−芦安−(乗り合いタクシー)−広河原
交通復路:奈良田−(バス)−広河原−(乗り合いタクシー)−芦安−芦安第二駐車場−(県道20号線)−竜王立体−(国道20号線)−甲府昭和IC−(中央高速道路)− 大月JCT−都留IC−道志村−半原−瀬谷 (車にて)
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