1. 5時46分、農鳥岳頂上を出発。急げば 10時10分奈良田発の    バスに間に合うが、もっとこの景色を堪能すべく、13時25分の    バスに乗ることにする。そうなると余裕が生まれるので、途中での    広河内岳往復や奈良田での温泉というオプション選択が可能と    なる。楽しみだ。    オプションで登ることにした広河内岳の姿が目の前に美しい。 | 2. 南西に見える塩見岳は素晴らしい。先日の笊ヶ岳では、写真の    様な黒兜の姿ではなく、ピラミダルな形に見えたのだが、やはり    こちらの姿の方がしっくり来る。    いつか再びこの頂上を踏みたいものである。       |
3. 快調に下って、大門沢下降点には 6時9分に到着。    ここは左に下らず、まっすぐ進んで広河内岳を目指す。    写真左奥のピークが目指す広河内岳である。       | 4. 広河内岳までは、途中でいくつかの小さなピークを越えるアップ    ダウンの道だが、それ程厳しい訳ではない。ペンキ印もしっかり    付けられており、道は明瞭、迷うことはない。    途中のピークから、広河内岳、荒川三山、赤石岳、塩見岳を    望む。素晴らしい光景である。 |
5. 順調に足を運び、広河内岳頂上には 6時30分に到着。    当然誰も居ない。ここでも本日一番乗り、非常に嬉しい。       ここからの景色も素晴らしく、先程 農鳥岳頂上から見た塩見岳、    荒川三山、赤石岳といったスター軍団に加え、白峰南嶺と呼ば    れる峰々が遠く笊ヶ岳の双耳峰の方へと続いている。 | 6. 左側から延びた尾根が少し左に曲がるピークが白河内岳、その    左側に見えるのが黒河内岳(笹山)と思われるがどうであろうか。    昨日、農鳥小屋で一緒になったご夫婦に、この白峰南嶺縦走を    しきりに勧められたが、確かに魅力的な稜線が続く。    特に、黒河内岳は山梨百名山にもなっているようなので、その    頂上に立ってみたいものである。 |
7. 北側を振り返れば、先程までその頂上に居た農鳥岳がどっしり    と構えている。西農鳥岳から農鳥岳への縦走中は、農鳥岳は    南北に長い丘のように見えたのだが、こちらから見るそれは、    ドーム型の美しい姿をしていて、驚かされる。    農鳥岳の左には西農鳥岳。そしてその稜線の後方には間ノ岳が    少し顔を見せている。 | 8. 農鳥岳の右側には、八ヶ岳がほんの少し見え、さらに右に高嶺、    そして地蔵岳、観音岳、薬師岳の鳳凰三山が続き、一旦 落ち    込んだ稜線は再び辻山へと盛り上がっている。    辻山の右後方に見える山々は奥秩父山塊のようである。       |