1. 西側を見やれば、雲の上に一群の山々が浮かんでいる。    中央アルプスである。写真中央、一群の山々の後方に少し灰色    がかった山が見えるが、御嶽と思われる。    御嶽の右は宝剣岳、木曽駒ヶ岳。御嶽のずっと左に見える高い    山は空木岳であろう。    また、手前に見える尾根は 間ノ岳と塩見岳を結んでいる尾根で、    安倍荒倉岳が見える。 | 2. 先程から塩見岳にばかり目が行っていたが、そのさらに南に    見える荒川三山、赤石岳も素晴らしい。一番高く見えるのが、    荒川東岳(悪沢岳)、その右後方に少し見えているのが赤石岳。    赤石岳の右は荒川中岳、前岳ということになろう。    荒川東岳そして中岳の間の下方、塩見岳から延びた尾根上の    ピークは蝙蝠岳。    荒川東岳の左後方に見えているのは大無間山であろう。 |
3. 12分間 広河内岳頂上の展望を楽しみ、6時42分に下山開始。    大門沢下降点へと戻る。ペンキ印を忠実に辿り、快調に足を    進め、大門沢下降点に戻り着いたのは 6時59分。    ここから右へと下り、奈良田を目指す。    農鳥岳はこれで見納めとなるはず。本日、素晴らしい景色を見せ    てくれたことに礼を言う。 | 4. そして、広河内岳もこれで見納めのはず。    こちらも素晴らしい景色を堪能させてくれた。    広河内岳にもお礼を述べる。       もうここまで来れば、昨年のリベンジは成し遂げたと言って良か    ろう。足取りも軽く、急坂を下る。 |
5. 後は 兎に角 下り続けるのみ。昨年 下った道なので、大凡の    ペース配分も分かっている。順調に下る。    途中、富士山が見えたものの、ほとんど展望無し。    7時50分、河原が見えてきた。流れの上流を見上げれば、上の    方にはもう既にガスが掛かり始めている。    小沢を横切る際、水を飲む。旨い。 | 6. 大門沢小屋には 8時30分に到着。誘惑に負けて、水で冷やさ    れたビールに手が伸びる。持参したカレーパンを食べながら    ビールを飲む。最高に美味い。    8時40分に出発。 朝からのビールで、少々足下が覚束ない。    慎重に沢筋を下る。酔いも有り、またリベンジを果たしたことで    気分は最高。 |
7. 途中、ほとんど休まずに下り続け、発電所取水口の吊り橋を    9時55分に通過。    さらに、もう 1つ吊り橋を渡った後、この 『もりやまばし』 を 10時    7分に通過。林道には 10時10分に飛び出した。    林道を歩き、第一発電所には 10時31分に到着。ここで道を右    に折れて、奈良田に向かう。それにしても、下界は暑い。    暑い中、車道を歩き、奈良田には 10時49分に到着。       汗を流すべく、再び急坂を登って 『南アルプス邑奈良田の里』    へと向かう。    | 8. この温泉には初めて入ったのだが、なかなか良かった。    贅沢にも桧で縁取られた浴槽が2つあり、一方はやや温め、    一方は少々熱い感じ。温泉は掛け流しであり、熱い方の湯船    には温泉が飲めるようにコップも置かれている。    汗を流し、湯船に浸かってユッタリとくつろぐ。温泉の成分により    肌はツルツルする感じ。この温泉は風情があって、素晴らしい。    そして、バスの時間が 13時25分であり、その後 広河原で乗り    換え、芦安に着くのは 15時半を過ぎると思われたので、湯上が    りにビールを戴く。これも最高であった。    昨年のリベンジを果たせたし、天候にも恵まれ、最高の 山行で    あった (写真は 温泉からバス停への道で見えた奈良田湖)。 |