編笠山_西岳( 編笠山:2,523.7m ) 2010.4.24 登山



【PHOTO & 記録 編笠山_西岳 1】

4月3日の寸又三山、 前黒法師岳に続き、この 4月24日、 山に登ってきた。
登った山は八ヶ岳連峰編笠山。 先日 登った西岳と組み合わせての登山である。
3月の終わりに西岳に登った時は血圧が高く体調不良だったため、富士見高原ゴルフコースから西岳へのピストン登山に止めたのであった。 その時の登山は、西岳山頂から見た赤岳を始めとする八ヶ岳の峰々の眺めに満足はしたものの、 やはり登り応えという点で物足りなさは否めず、しかも、同じコースを登ってきたご夫婦がそのまま青年小屋の方に向かうのを見て、 羨望を覚えたのであった。
そこで、今回は体調も戻ってきたことから、前回果たせなかった 編笠山−西岳の周回ルートを目指すことにした次第である。
と言っても、最初から編笠山に登ると決めていた訳ではない。実は 19日の月曜日から注視していた週末の天気予報では、 24日土曜日の天候はあまり芳しくなく、25日の日曜日のほうが快晴が期待できる状況だったのである。 しかしながら、25日の日曜日は用事があって山は無理。週末の山行はあきらめていたのであった。
ところが、天候の回復は思ったよりも早く、土曜日もかなりの地域で快晴が期待できるようになったのである。 となると、急遽 山に行きたくなる訳で、色々地域の天気予報を調べたところ、北杜市、富士見町、原村、茅野市、南牧村、川上村、小海町周辺の天候が一番良さそうだという情報を得て、 まずは南アルプスの一角に登ることを考えたのであった。
頭に浮かんだ山は 2つ。1つは甲斐駒ヶ岳の途中にある黒戸山。 もう 1つは、頂上からの甲斐駒ヶ岳の眺めが素晴らしい雨乞岳である。
前者は、最近の山レコに黒戸尾根を八合目まで登ったという記録が掲載され、 それによれば、五合目までは難なく行けるようだったからである。
しかし、よく考えたら、通常の登山道は黒戸山を巻いている訳で、黒戸山への道を見つけることができるのかという不安があり、 また 見つかったとしても人が踏み込むことが滅多にないはずなので、残雪の状況が心配である。そして山自体も中途半端かなと思い、 この案はボツにしたのであった。また、4月にしては異常に低い気温が、前日までに降った雨を山では雪に変えている可能性があることもボツとした理由であった。
そうなると、雨乞岳をいつも通り石尊神社から登り、雨乞岳頂上からはヴィレッヂ白州側に下って、車道を歩いて石尊神社まで戻ってくるというコースが最有力になってきた訳で、 事実、九分九厘 雨乞岳に登る気持ちで準備をしていたのであった。
ところがである、またまた山レコを見ていたところ、4月18日に八ヶ岳連峰にある編笠山に登ったという記録を見つけ、 俄然 編笠山−西岳のコースがクローズアップしてきた次第である。
つまり、雨乞岳は過去 2回登っており、今回 コースに変化を持たせたとしても、やはり少々新鮮味に欠ける。 一方、編笠山は、以前 観音平から権現岳に登った後、 編笠山経由で観音平に戻ったことがあるものの、主役として登るのは初めてであること。 しかも、西岳と組み合わせれば、その大半が初めてのコースとなって、十分に新鮮味を感じさせてくれるという期待があること。 そして何よりも雨乞岳より 500mも高いということが魅力である。

ということで、土壇場で心変わりをし、西岳と編笠山を組み合わせたコースを登ることに決めたのであった。
心配と言えば、上記 黒戸山の検討で述べたように、4月としては 異常とも思える寒い日が続いた上に、 22日、23日に雨が降ったことである。恐らく、山では新たに雪が積もっている可能性が高いからである。
しかし、考えてみると、今年初めに登った甲武信岳を除けば、 大菩薩嶺、 西岳、前黒法師岳ともほとんど雪はなく、残雪期の山を楽しむことが少なかった訳で、 逆に少しくらいの新雪は却って楽しみと思い、件のコースで行くことにしたのであった。
なお、今回も前回と同じく西岳を登るコースを辿るのでは芸がないということで、同じく富士見高原ゴルフコースを起点とはするものの、 編笠山を先に登ることにした。

横浜の自宅を 4時26分に出発。
例のごとく、中央高速道八王子ICまでの国道16号線ではイライラさせられたものの、 中央高速道では順調に車を飛ばすことができ、富士見高原ゴルフコースには 6時45分に到着したのであった。
途中、笹子トンネルを抜けてさらに次のトンネルを出てみると、普段なら目の前に広がるはずの南アルプスの山々は雲の中。 これはまずいと思っていたら、何と 八ヶ岳が見えてくると、 そこだけは綺麗に晴れ上がっており、主峰 赤岳が青い空に映えていたのであった。 どうやら、南アルプス周辺の山を選ばず、八ヶ岳に変更したのは正解だったようだ。

 
 

ゴルフ練習場の駐車場に車を駐め、身支度をしていると、何とスパッツの片方の留めバンドが無くなっていることに気がついた。 これから残雪が多いと思われる山に登るのに、スパッツが留められないのでは話にならない。 仕方がないので、たまたまザックに入っていた太い紐をバンド代わりにして足に括り付ける。何とか体裁は整ったが、これでは前途多難である。
思わぬ出来事で時間が掛かってしまい、出発は 7時丁度。
既にゴルフ場はオープンしており、練習場でラウンド前のウォーミングアップをしている人達が何人かいる。 今回も練習場前の駐車場に車を留めたが、練習を主目的にやって来る人は少ないと思われるので、大丈夫であろう。

ゴルフ練習場の階段を登り、 前回と同じ道を進む。前回は標識に忠実に従って、最初はゴルフ練習場と平行に進み、 途中で左に折れたが、今回は左斜めに進んでショートカットする。前回の小生と同じように、遠回りをしていたご夫婦をこのショートカットで追い抜く。 ご夫婦は律儀にゴルフ練習場より手前の駐車場に車を駐められたようだ。
やがて、『 林道 → 』 と書かれた古い標識に到着。今回は道を間違えずに左に曲がって丸太橋の方へと進む。
7時14分に丸太橋を通過。やがて、いくつもの道が分かれる林道に到着。 時刻は 7時16分。

目の前の林道をまっすぐ進めば、不動清水。右に延びる林道は、 前回 西岳に登る際に道を間違え、 道無き斜面を経てようやくこの林道に辿り着き、ここまで歩いてきた道である。
編笠山へは不動清水経由でも行けるが、不動清水への林道と、前回 道迷いから救われた林道との間にある山道が近道のようだ。 『 盃流し・編笠山方面 』 と書かれた標識に従って、山道を進む。
林の中を進む途中、50m程先を 2頭の鹿が横切っていった。
やがて林道を横切る。そこから暫く進むと、水量のほとんど無い谷川を横切ることになる。盃流しという場所はこの辺のようだが、 探す気にもなれず黙々と山道を進む。

再び林道を横切る。 ここも西岳と同様に林道が斜面をいくつも横切っているようだ。
暫くは緩やかな登りが続く。前回の 西岳と同じような光景が周囲に広がり、しかも道の方も同じくほぼ一直線。 緩やかなので問題ないが、一直線というのは好みでは無い。
道も良く踏まれており、さらには白いプラスチック製の道標が、等間隔 (出だしは頻繁。途中から 100m置き)に設置されていて、 現在の位置を知らせてくれるのがありがたい。
例えば、林道脇にあった道標には 『 ここは標高 1,590m 編笠山頂まで 2時間10分 』 といった具合である。

但し、 道標に書かれている編笠山までの時間は、 全体的に ややシビアであり、一つの 目安ぐらいに考えておいた方が良かろうと思う。 事実、シビアと考える人がいたのだろう、マジックインキで所要時間を消し、多めの時間に書き直した標識がいくつかあった。

やがて、左方向を指し示している 『 展望台公園 』 と書かれた標識に遭遇。 そちらに行けば、編笠山や西岳が見えるかもしれないと思ったものの、 寄り道をするのが面倒臭く思われ、無視してそのまま進む。

暫く進むと、 上の写真のように登山道 前方に大岩が現れたが、この後、結構大きな岩が続くことになる。

その中の 1つに、右の写真のような岩がある。 岩の上の部分が庇のように張り出し、下の方の土は掘られたようになっているので、数人が入れそうな石小屋となっているのである。
そばに立てかけてあった標柱には、消えかかった文字で 『 臼久保岩小屋 』 とある。 標柱に 『 古墳 』 らしき文字も見えたので、 大昔、人が住んでいたのかもしれない。



編笠山_西岳登山データ

上記登山のデータ登山日:2010.4.24 天候:快晴 のちやや曇り単独行日帰り
登山路:富士見高原ゴルフコース−盃流し−岩屋−編笠山−青年小屋−乙女の水−西岳−不動清水−富士見高原ゴルフコース
交通往路:瀬谷−(国道16号線)−八王子IC−(中央高速道)−小淵沢IC−−(県道11号線)−富士見高原ゴルフコース駐車場 (車にて)
交通復路:富士見高原ゴルフコース駐車場−(県道11号線)−小淵沢IC−(中央自動車道)−八王子IC−(国道16号線)−瀬谷 (車にて)

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