 |
身支度をして 駐車場を出発。 駐車場の北側を見れば、 大きな山容の木賊山、
そしてその左には 険しいピークが続く 鶏冠(とさか)尾根が見える。
駐車場の時計は 7時46分を指しており、 かなり遅い出発である。
それでも、 この駐車場には 私の他に まだ 2名の登山者が残っていて 身支度をしている。 そのうちの 1人は
かれこれ 30分近く 身支度に時間を掛けており、 一向に急ぐ気がない。 もし
私と同じく 甲武信岳に登るのであれば、 恐らく 小屋泊まりの予定なのであろう。 |
歩道の雪を踏みしめながら 西沢渓谷入口へと向かう。
すぐに 雁坂みちを横断し、 西沢渓谷への道に入る。 この先に 市営の駐車場があるのだが、
この辺になると 道路もほとんど 雪に覆われており、 しかも凍結しているので、
ノーマルタイヤを履く 私の車では こちらの駐車場に 駐めるのは無理である。
暫くは 林道を黙々と進む。 車止めのゲートを過ぎると、 道は完全に雪の下である。
雪の上に いくつか足跡が付いているが、 新しい足跡は 1つ。 先行者がいるようだ。
その他は 昨日のもの。 観光客の足跡が多い。 1つだけ明瞭な登山者の足跡があるので、
この山を選ぶきっかけとなった 昨日 登った方の足跡かもしれない。 |  |
 |
やがて、 近丸新道の入口が現れる。 初めて甲武信岳に登った際は、
この近丸新道を利用したのだったが、 今回は その後に作られた 徳ちゃん新道
(平成4〜5年に完成とか) を目指す。 初めての道なので 楽しみである。
近丸新道は、 途中に 硅石採掘現場の洞窟などが見え、 また 登山道上に
その硅石を運ぶのに使った 軌道の跡も残っているなど、 なかなか趣のある道であるが、 本日は 安全を考え、
昨日の登山者が登った道を選んだ次第。
8時8分、 その徳ちゃん新道の入口となる 西沢山荘前に到着。 山荘手前の標識に従って、
右の山に入っていく。 |
最初は カラマツやコナラの林の中、 緩やかな登りが続く。
足下に雪はあるものの、 数センチ程度。 凍ってもおらず 歩くのに何の支障もない。
道は やがて枝尾根を登っていく形となり、 傾斜がきつくなってくると
斜面をジグザグに 登っていくようになる。 斜面を登り切ると、 再び尾根上の道が待っている。
さほど急ではない道に 快調に足が進む。
高度が上がるに連れ、 周囲に日が当たり始め、 結構汗ばむ。
ラガーシャツ 1枚で十分である。 |  |
 |
カラマツの斜面を登っていく。 足下にはスズタケ。 日当たりが良いのか、
雪道は所々に 土が露出している。
左手を見れば、 樹林越しに鶏冠尾根が見える。 尖った岩峰が
2,115mの鶏冠山であろうか ?
ここから見ると、 とても人が登れないように見えるが、
登るに連れ、 岩峰も かなり奥行きがあることが分かったので、 何とかなるのかもしれない。
また、 この鶏冠尾根には、 さらに高い 2,177m峰があるらしい。
いつかはトライしてみたいものである。 |
カラマツの斜面を登り切ると、 やや荒れた場所を通過することになり、 その後
道は細い尾根道に変わる。
周囲にはシャクナゲの群落が 現れ、 場所によっては
シャクナゲのトンネルの中を 進むようになる。 足下の雪も多くなってくるが、
これはシャクナゲの林の中だけ。 日当たりの良い尾根道に 雪は少ない。
振り返れば、 樹林越しに富士山が見える。 |  |