編笠山_西岳( 編笠山:2,523.7m ) 2010.4.24 登山



【PHOTO & 記録 編笠山_西岳 7】

そして、赤岳阿弥陀岳。 前回はこの 2つの山をうまく写真に納めようと、山頂の岩の上を歩き回ったが、今回はこの後の下山のことを考え、 軽アイゼンをはずさなかったため、歩き回れなかった。まあ、雲がかなり多くなってきているし、 編笠山や源治新道にて写真に納めたので良しとしよう。
西岳頂上で 20分程休憩したのだが、誰もやってこない。あまり人気が無いのだろうか。 先ほどは編笠山より格下などと失礼なことを言ったが、なかなか良い山だと思うのだが・・・。
編笠山との組み合わせで登られることが多いため、今のこの時期は、2つの山の間の残雪の多さ故に敬遠されるのかもしれない。

11時54分、下山開始。
下山してすぐの岩場から南アルプス方面を眺める。相変わらず雲に隠れていてほとんど山が見えない。先ほどと同じように 雨乞岳が大きく、 その上方に鋸岳近くにあるもう一つの編笠山が見える。
先ほど述べたように、写真の左から 1/3 の所に見える白い部分は、 日向山の 雁ヶ原 (ガンガワラ) であろう。 となると、その右上が甲斐駒ヶ岳のはずだが、 善く善く見れば、もう少しで頂上が見えそうである。
南アルプスの山々は、皆 頂上付近が雲に覆われているが、まさか、 南アルプスは雪ということではあるまい・・・。

頂上から 2つのガラ場を越えた後は、樹林帯の中のほぼ一直線の下りが待っている。
樹林帯に入ると、斜面は完全にアイスバーン状態の残雪で覆われている。軽アイゼンが大変役に立つ。
と思っていたら、下からアイゼンを付けていない人が登ってきた。登り優先の原則ではあるが、 軽アイゼン無しの人がこのアイスバーンの斜面を登るのを優先したら、かなり時間が掛かる。その方も心得ているのだろう、私の方を優先してくれた。
アイスバーン状態は暫く続いたが、後は写真のような道に変わり、時々残雪が出てくるだけとなった。 軽アイゼンを外し、一気に駆け下る。

とは言え、この下りは結構長い。
2つ目の林道を横切った頃には、結構 くたびれてきた。急ぐ必要は何もないので、ゆっくり下ることにする。
12時56分に 3つ目の林道を横切る。そして、そこからすぐに 不動清水であった。時刻は 13時1分。
不動清水で乾いたノドを潤すとともに、手に持っていた泥だらけの軽アイゼンを洗う。5分程休んで、出発。
林道を進み、今朝ほどのいくつもの道が分かれる場所に到着 編笠山への山道と 不動清水への林道との分かれ道)。 時刻は 13時11分。指導標に従い、丸太橋・ゴルフ場へと進む。

最早 歩き慣れたと言っても良い道を順調に進んで、ゴルフ練習場には 13時22分に戻り着く。
ゴルフ練習場前の駐車場にはまだ空きスペースが沢山あった。ここに車を駐めても迷惑にはならなかったようだ。

見上げれば、南アルプス方面が見える。 もう少しで甲斐駒ヶ岳がその姿を現しそうである。 ということは、その右に見える高みは烏帽子岳かもしれない。 そうなると、その烏帽子岳の手前に見える黒い高みは、以前登った 鞍掛山のさらに先にある、 大岩山かもしれない。

帰路、富士見高原リゾートの中を車で進みながら、 編笠山西岳のツーショットが撮影可能な場所を探す。
そして見つけたのがこの写真。撮影した場所は八ヶ岳陸上競技場の入口である。
前回 西岳から帰る際には、西岳しか写せなかったので、まあ これで良しとしたい。 しかし、小淵沢ICから高速道に乗って暫く進むと、編笠山の右にもっと高い山々が見え、失礼ながら編笠山が子供のように見えた。 編笠山でも十分満足であったが、もっと高みを目指したいところである。今度 機会があれば、 権現岳を再訪したいと強く思ったのであった。



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