大菩薩嶺( 大菩薩嶺:2,056.9m ) 2010.1.30 登山



【PHOTO & 記録 大菩薩嶺 1】

1月9日に 甲武信岳に登って以来、 尿路結石になったりして、天候が良いにも拘わらず山に行けない週末が続いていたのだが、1月の最終土曜日である 30日、 山に行ける機会が巡ってきた。
今回は行き先についてはあまり悩まず、本年の登り初めとして当初登るつもりであった 大菩薩嶺に行くことに決めたのだった。 一応、念のため前日に山レコを見てみたが、 今回は食指が動くような山の登山記録もなく、そのまま大菩薩嶺への登山を決行した次第である。

前回の甲武信岳の教訓を生かし、 横浜の家をやや遅めに出発。
順調に国道16号線、中央高速道を進み、勝沼ICで高速を降りてからは、カーナビに従ってフルーツラインに入る。 その後、一葉 (樋口一葉のこと) のみち と呼ばれる県道202号線を進み、 アッという間 (そのように感じた)大菩薩嶺の登山口である裂石の雲峰寺のそばに出たのであった。
大菩薩嶺に登るときは、いつも青梅街道を利用していたので、このような道路があったことに驚く。 新しい道かとも思ったのだが、1991年版の昭文社 『 大菩薩連嶺 』 にも記載されているので、 当時は気づかなかっただけであろう。
ただ、道は当時に比べてかなり整備されたようである。なお、この県道202号線は位置的に青梅街道と平行しているようである。
車を雲峰寺の駐車場に駐め、身支度をして出発。時刻は 6時52分。
まだ少々薄暗い中、車道を登っていく。裂石に車を駐める時は、私はいつもここを利用している。 アプローチの距離は少々長くなるが、人目に付く場所にあり、そばに売店もあるので、車上荒らしなども気にしないで済むからである。


緩やかな傾斜の車道を進む。
暖冬とは言え、やはり寒い。
少し高度を上げて振り返れば、南アルプスの山並みが見える。
正面に悪沢岳。 その左に赤石岳、 さらに左に聖岳上河内岳とお馴染みの山が続く。
これらの山は全てに登っているだけに、やはり親しみも違う。

車道の勾配がきつくなる。
まっすぐだった車道も、やがて山に入るとクネクネと大きく曲がり出す。 それに伴って、目視できる南アルプス方面の角度も変わり、 今度は農鳥岳間ノ岳が見えるようになってきた。
農鳥岳の左の山は、位置的には塩見岳であろうが、 それにしてはあまり高さがない。 ここからの塩見岳の見え方はこんなものなのかもしれない。
そして写真左端の山は荒川三山となる。

やがて、車道も冬期ゲートで通行止めとなる。ゲートの左側には駐車場もある。
現時点ではここまで車で来ることができるようで、駐車場には 3台ほど車が駐まっていた。 但し、途中の車道には凍結箇所があったので、もう少し雪が降れば、さすがにノーマルタイヤでここまで来るのは無理であろう。

道は途中で車道を離れ、栗畑を突っ切ることとなる。 再び車道と合流したら、すぐにまた車道を離れ、川を渡って仙石茶屋の方に進む。そこから少し坂を登れば登山口である。
時刻は 7時15分。

ここからの山道は 2000年の暮れに 小金沢連嶺に登って以来なので 9年ぶりということになるが、 全く記憶通りである。
逆にこういう記憶が、新鮮味を削ぎ、同じ道を通ることを躊躇させているのであるが・・・。

しかし、それにしても登山道には全くと言って良いほど雪がない。 一応雪は降っているようだが、すぐに溶けてしまい、根雪にならないようだ。

順調に足を進め、第一展望台には 7時27分に到着。
展望台の名があるだけあって、ここからの南アルプス方面の眺めは素晴らしい。
先ほどまでは見えなかった間ノ岳より右側の山々がよく見える。 写真左端の山は間ノ岳、その右に見えるのが北岳
北岳の右には鳳凰三山が黒々としており、 その右後方には真っ白な仙丈ヶ岳が見える。 そして、アサヨ峰を間に挟んで、甲斐駒ヶ岳へと続く。
実に素晴らしい眺めである。

間ノ岳の左側の山々もよく見える。
間ノ岳の左には、農鳥岳。 そしてさらに左に小さく見える白いピークが塩見岳。 さらに笹山が続いた後、悪沢岳へと続く。

また、手前下方には塩山の町並みが広がっている。



大菩薩嶺再登山データ

上記登山のデータ登山日:2010.1.30 天候:快晴単独行日帰り
登山路:裂石−冬期ゲート横駐車場−大菩薩嶺登山口−第一展望台−第二展望台−上日川峠−石丸峠新登山口−石丸峠 −熊沢山−大菩薩峠−賽ノ河原−大菩薩嶺−丸川峠−冬期ゲート横駐車場−裂石
交通往路:瀬谷−(国道16号線)−八王子IC−(中央高速道)−勝沼IC−(フルーツライン−県道202号線)−裂石 (車にて)
交通復路:裂石−(県道202号線−フルーツライン−国道20号線)−大月IC−(中央高速道)−八王子IC−(国道16号線)−瀬谷 (車にて)

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