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しつこいようだが、間ノ岳より左側の山々をもう一度。
農鳥岳の左には広河内岳、
塩見岳と続き、
悪沢岳に至る。
悪沢岳の左には白く大きな赤石岳。
そして、その左には意外にピラミダルな聖岳が見える。
これら屏風のような南アルプスの山々の手前には前衛の山が広がっている。
棚山、奥帯那山、水ヶ森といったところであろう。
それらの山々が左に切れ落ちたところが、石和温泉。山々の手前が塩山と思われる。 |
第一展望台で景色をじっくり眺めて 5分程時間を過ごした後、先に進む。相変わらず道に雪は全く見当たらない。
ブナ林を進む。心なしか道が荒れているように見えるのは気のせいか ?
新緑の頃に来れば、この辺は緑のシャワーで素晴らしいことであろう。
第2展望台で 2人の人に会う。展望台から見える山々の名を聞かれたので、色々解説する。小生も進歩したものだ。
丹沢山塊以外で初めて登った山がこの
大菩薩嶺。
その時は周囲の山々を同定することなど全くできなかったのに・・・。 |  |
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登山道上に雪は相変わらず少ない。上日川峠に近づくに連れ、雪はほんの少し現れたものの、おしなべて落ち葉の上を歩くことが多く、
少し拍子抜けであった。
そして、8時15分に上日川峠に到着。
峠にある長兵衛山荘が立派になっているのにはビックリであった。
イヤ、今は ロッジ長兵衛と言うようだ。
9年も時が経てば当たり前かもしれないが、小屋の前も立派になり、テーブルの置かれているところには屋根まで付けられている。
以前は、腰掛けは丸太、そしてテーブルはかつて送電線を巻いてあったと思われる木製のドラムだった記憶がある。 |
小屋の向かい側にある駐車場の方に足を伸ばす。
この駐車場からは、南アルプスを始めとする周囲の山々を見ることができるからである。こちら側は雪がかなり残っている。
南アルプスの景色は先ほど第一展望台、第二展望台から見たものと同じく素晴らしい。
加えて、ここからは奥秩父の山々も見ることができる。
写真は、今年最初に登った甲武信岳方面。
右の山が西&東破風山、
その左が、自信はないが武信白岩山、そしてその左の大きい山が木賊山。
甲武信岳はその木賊山の左に申し訳程度にくっついている。
さらに左にピークはミズシと富士見と思われる。 |  |
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さらに位置を変えれば、先ほどの甲武信岳方面のさらに左側の山々、
国師岳、北奥千丈岳、
そして金峰山が見える。
金峰山の五丈岩も見える (気がする)。
また、北奥千丈岳の手前下側に見える山は黒金山、
そして乾徳山であろう。
上日川峠では写真を撮るだけとし、休まずに先に進む。 |
大菩薩峠に向かうには、
ロッジ長兵衛の右奥にある道を進めばよい。さらにその右には車道もある。どちらを進んでも福ちゃん荘 (赤軍派 大菩薩峠事件で有名。1969年のこと) に至る。
しかし、へそ曲がりの小生としては、俗化した道は進まず、まずはロッジ長兵衛の前をそのまま進み、かつて大菩薩館のあった方へと進む。
つまり、小生が小金沢連嶺を縦走する時に使った石丸峠への道である。
上日川峠から一旦下る。この道を最初に歩いたのは 1991年、そして2回目が 2000年。
当時はかなり荒れていた記憶があるが、この道もかなり整備がなされたようである。 |  |